うしろシティ第4回単独ライブ「うれしい人間」東京公演@座・高円寺2

名古屋から東京角座を経ての座・高円寺2で。チケット比較的取りやすいところでやってくれてありがとうございました。今日のカーテンコールでの阿諏訪氏の紹介を聞いたところ、「うれしい人間」は形容詞の嬉しい+人ではなくて、バルタン星人的な固有名詞っぽいんだねーと思いました。


初回公演のものと比べてほぼすべてのコントに変化入れててびっくり。セリフまわし程度ならともかく、オチどころかキャラクターや筋まで変えちゃうなんてすごいなあ…。もう彼らにとってそれは改良や変化ではなくただの幅の広がりにすぎないのでしょうね。うしろシティの自由度の高さはもはや次元が違うよ…。

どうしても初回公演と比べてしまっての感想になってしまうけど、野球部員とバンドやろうぜ!のコントは、ふたりのお人柄も前者のほうが好みでした…。はっきりした悪意が見える金子シティと、それに心が折れちゃう阿諏訪シティなんてなー(笑)。そんな中、ケンカの順序のコントは大好きだったなあ。あのすっきりさも秀逸。
とにかく今回、金子氏のキャラが全体的にエッジの効いた人が多かった印象。相手にしているほう(阿諏訪氏)も相当だけれど切り込んでいく金子氏もあんた相当めんどくさいよね?と思いました(笑)。おっちゃんのキャラクターをするときはサングラスをかけないとできないよと言う金子氏、良いわあ。やっぱりあの人の七変化っぷりが好きですよ。

いろんなネタがあって、このコントに笑っているお客さんたちは、それぞれいったい何を可笑しいと思ってるんだろう?とふと思う瞬間がたくさんありました。圧倒的なかわいらしさのおかげでそれを感じさせないけれど、彼らのコントは一筋縄じゃなさすぎる。

迷ったけど、今回名古屋と東京の別ものを観に行って良かったです。今日のカーテンコールでは気楽そうに(まるでお客さんなぞ居ないかのように)、最後のコント暗転ですごい音しなかった?とうだうだしゃべり始めたふたりに、トークライブでも感じた不思議な存在感を味わったけれど、それでも名古屋のときはソワソワと緊張気味でご挨拶モードだったのだし。楽しかった。