磁石第7回単独ライブ「ラッキーセブン」@銀座博品館劇場


2公演とも行ってきました。博品館、初回のカーテンコールで「やりやすかったですね」とふたりも行ってたけど、なんだかすごく似合ってたわー。ここ最近よく足を運んでた会場だったけど、磁石の単独をここで観られるなんて嬉しい。「カクヘン」から数えて7回目の単独ライブなので「ラッキーセブン」と。なんだか意味深なタイトルにも思えるから何か背負うものがあるのだろうかと思ってたのにそんなこともなく(笑)、ただひたすら最初から最後までずっと楽しくて、2時間*1なんて感じさせないほどあっという間でした。「プレミア」以降、私も気楽に見れている自覚があるからというのもあるんだろうけど、いい感じに緊張感が抜けていて、でもちゃんと面白くて、そういう巧さを感じさせないところもすごいと思う。


単独の回を重ねるごとに、良い意味で中身がないものになってるのがいいなと思います。たくさんたくさん笑って、終わったらあーもう!楽しかったー!ってなるのに、思い返すと何がだっけ?みたいな。面白くて時間を忘れて、気持ちが良いほどよく出来てて、それって至極のエンタメなんじゃないかしら。
磁石はそのレベルがもともとすごく高いんだなあって改めて思ったし、ふたりが磁石としてやっているのは「面白いことを一緒にやる」というとても単純で大きな前提を疑わないからなんだろうと思わされました。フタリシャベリで相談していた幕間映像、ちょびっと話に出ていたサイコロの目を連続で出せるかってやつ、ふたりできゃっきゃしながらズルしているのが微笑ましすぎた(笑)。

漫才がどれも、主に永沢氏が「あれの練習がしたい」「やってみたい」「やってみたらいいんじゃない?」って始まるいわゆるテンプレなコント漫才なんだけど、やっぱりそんななかでも佐々木氏の態度は優しいと思う。永沢氏がおかしいのはもちろんですが、佐々木氏はそんな人にも付き合うと言ったからには、という感じで。それが面白くて優れた漫才なのかは分からないけど、私はやっぱり磁石のそういうところが好きだなあと思います。お見合いパーティでうまくできない永沢氏に、「ついて行ってやるよ」っていう佐々木氏、優しさもこれ極まれりだわ(笑)。


ファン一同名義の贈花がすっごく素敵でした!

これはイワイガワからw

*1:「ちょっと長めでしたね」とのこと。