「K-PROプレミアムyard2」@しもきた空間リバティ - スバラ式ダイアリ（はてなブログver.）

K-PROプレミアムライブの弟分的なライブ。初回は6月だったかな？ぜひスタートに立ち会いたかったのですが、何かとかぶってて行けなくてとても残念でした。FKD本公演の翌日に行われるというのも、K-PROさん的にもいろいろ思い入れがあったようで、力入れてらっしゃるのが分かります。昨日の満腹感がまだ尾を引くなか、こちらも2時間超の濃厚なライブでした。次回は11月ごろとのこと。

細かく書いてみました。

前説はHARAくん。芸歴はともかく、「年齢が“まだ”22歳」って自分でいうところが、個人的にちょっとアレなわけだよ。

オープニングMCはうしろシティ×ラブレターズ。「キングオブコント、セミ！ファイナリストのうしろシティと！」と言って振る阿諏訪氏（笑）。「ファイナリストのラブレターズでーす」とさらりとした塚本氏に、泣く阿諏訪氏、頭を抱える金子氏、それを観て「ああ〜〜」と悲しそうな声が上がる一部の客席ｗ「『あ〜〜』はおかしいから！」
ラブレターズは発表後初ライブで、とにかくこの数日ふわふわしている。溜「食事も摂れなくて…」金「さっき納豆食ってたじゃん」阿「納豆巻き、納豆だら〜っこぼしながら食ってたじゃん」（笑）。芸人さんに会うのもこわい、ツイートもできないという状態だそう。「がんじがらめ」「早く1ヶ月後解放されたい」だそうな。しかし、ネルシャツの下にKOCファイナリストのTシャツを着ていることを阿諏訪氏にバラされる溜口氏。相方と金子氏には引かれ、阿諏訪にはアゴを掴まれて袖に追いやられる。溜「これがヤなんだよォー！！」ｗまあとにかく、主に溜口氏を中心にいじられまくっておりましたラブレターズ。しかし溜口氏の開き直りが早すぎるのがすごい！ノンプレッシャーだそうなので。「だって俺ネタ書いてねーもん！」とのことなので。

オープニングだけでも、金子氏が普段よく観るような先輩芸人のなかに混じっているときとは明らかに違っているのが興味深かったです。荒波とかとも違う感じだったのよねえ。本日は常に鋭い目をしてた気がするよ。

前半ブロック

ジグザグジギー…かるた教室道場破り。今まで観たものよりは楽しめたけど、たぶん、宮澤氏の明らかな悪意による行為（ボケ）が結局明らかにされないところが苦手なのかも。なんで師匠は痛めつけられちゃってるのって気になってしまう。
シーランド…カドヤくんのラーメン。あ、こういうタイプの漫才は好き。関谷氏話聞いてないのに数えてる（笑）。
あわよくば…身長を250センチに。話があまりに突飛なのだけど、フレーズがふたりともいちいち面白くてお上手だなあと。セサミストリートのビッグバードをさらりと「怪鳥」と言うツッコミの彼につかまれてしまいました。
ねじ…悪魔と契約。「キモチじゃなくてイノチだよこれ」ｗ終始ほほえましいネタでした。
巨匠…オープニングVで、フォントの都合上文字がつぶれていたのがちょっとかわいそう！と思ってしまった。新しい先生。これがもー、頭おかしくて最高でした。手作り包丁が照明に反射してキラッキラするたびに笑ってしまうほど。間違いないね、鬼イズムは確実に伝承されちゃってるね。
イシクラノオノ…巨匠からの流れ！（笑）。漫才だったのがちょっと残念。漫才では、なかったような気がするけれどもｗ「でっかい声でスベんじゃねえよ！」が一番ウケてた気が。
恋愛小説家…美術館で課外授業。序盤の本ネタではない「ヤンキーやないか」の部分がもう、いいなあって思いました。面白かったです。ふたりのパワーバランスもちょうど良くて、丁寧なネタでした。あと今日の発見、西野氏は足が小さい（笑）。

企画：即興コント

よく行われてる数秒ごとに順番に出てきてオトす企画。MCはツインテル。さらさらとした倉沢氏の回しにちょっと惚れ惚れ。瀬登氏もよくしゃべってくれるのですが、見事スルーされちゃってて、立ってるだけ感が否めないのはなぜにｗ佇まいがかわいかったな。

チーム漫才：シーランド、パルパティーン、ぽ〜くちょっぷ。認定漫才師ということでいじられるぽ〜く。しかしハマらない（笑）。1番を引いたのはパルパ鈴木氏。倉「一番安心感がありますね鈴木さん」（笑）。テーマは「決闘」でしたが、決闘ならず…最後の番号が相方だったので、パルパ対決を期待したのにっ。関谷氏が良かれと思って余計なことをした結果に。真面目だから…でも楽しかったです。倉沢判定は、2点（笑）。

チームコント：ラブレ、イシクラノオノ、巨匠。みなさんコントやってますもんね？ファイナリストもいるし、とハードル上げられまくり。1番は巨匠の本田氏。倉「本田くんはあれだね、僕のお兄ちゃんに似てるね」（笑）。テーマは「引退試合」でしたが、試合行われず。溜口氏がまた例のTシャツで出てきて、瀬登氏に「設定がボケるんだよ！」と怒られておりました。まったくだ。倉沢氏が「こんなやつらに負けたんだー！くそー！」と本音がｗでも判定は4点。

チーム大阪（松竹）：うしろ恋愛さらばで。自分の番号を覚えたら紙を箱に戻してくださーいと言われた金子氏、「覚えられない場合は？」→瀬「覚えられない場合は持ってていいです」→ポッケに（笑）。1番は阿諏訪氏、テーマが「スパイ」で、チーム大阪なのでみんな関西弁（笑）。わちゃわちゃの末、「においが、スッパイ！」でオトそうとした金子氏→不発を感じ取り「ちがう！」と取り消すｗ終了後に指摘されたときも、金「あれはちがうよ、俺ちがうって言ったでしょ」としれっとしてました。西野氏は即興でもやっぱり名言が冴えてたなー！スマートだわ。倉沢判定で優勝でございました。

ボーナストラック

シークレット的な先輩ゲスト枠。前回はトップリードだったそうです。今回は三拍子。わーい。シークレットな感じだから、あんまり楽屋から出ないでって言われるんですよ！というお話をしつつ、しかし事前にブログでこのライブのことを告知しちゃった高倉氏（笑）。本ネタは時事漫才で、野田総理→紳助さん→海老蔵→黄門様で、後半2つは最近よく観るやつ。高倉氏が増して大はしゃぎで、久保氏が途中で「やだよーもうこの人ー！」って言ったｗぐだっとするところもあるんだけど、もう貫禄でちゃんと面白い。

ネタ後、若手3組と三拍子でトークするコーナーに。まあ贅沢！最初のねじに、高「大丈夫？トークするには一番めんどくさい相手だと思うけど」（笑）。高倉氏が北海道の営業に遅刻した話、面白かったなー。ねじの佐々木氏は仕切るのとかしっかり者な感じで、久保氏にも「お前出来る子！まじめ！」と褒められていました（でも入り時間に大遅刻）。瀬下氏は、ネタ中から思っていたけれどもちゅうえい氏を男前にした顔だなあと。ていうか、調べてて気付いたけど、ねじって元三日月シュガーなのか！ああーどこで観たんだろう三日月シュガー。絶対観てるよー。
2組目のあわよくばは、トークではなくミニコントになってしまいました。久保氏のアメリカへの憧れ、詳細に知りたかったのに…。しかしすごいなあ久保氏！さすがだなー！
3組目はクロヤギで、何にも考えてこなかったというふたりが訊いたのが「仲良いんですか？」だったのがすごく女子っぽい。高倉氏は久保氏が困っているのを見るのが好きなうえに、本当に久保氏につっこんでもらうのが好きなのねえ。絶対つっこんでくれるから、最近はボケが雑なんだそう（笑）。でも、高「絶対につっこんでくれる」→久「そりゃそうだよ、高倉さんをすべらしちゃいけない！」（名言）→高倉氏耳打ち→久「ホントにセンキューって、小声で言うな！」汗だくでぷりぷりしている久保氏、昨日のFKDから良い仕事しすぎで疲労が心配。そして能崎嬢の「3次元彼氏」の話、「なんでお前が最先端なんだ！」という久保氏のツッコミに、「いいねそれ！俺もされたい！」とか言い出す高倉氏。時にボケの人（特に漫才師）って、周りの大爆笑よりも相方の一撃だけが欲しくてボケを吐いてるんじゃないかと思うことがある。
最後に、と言われて「付き合うならどっちー？」といきなりクロヤギに訊く高倉氏（笑）。結果はふたりとも久保氏ｗこういう質問、結構勝てるんだそうで、納得ですよ。高「なんでだよー！先輩だろー！俺と付き合えよー！」久「いきなりパワハラかよ」という感じで終了。楽しかった。久保氏はすごいなあ（何度も言う）。

後半ブロック

パルパティーン…企画で「このあとコントやります」って言っちゃってて、漫才じゃなくて残念ー。久しぶりだったのに。でも面白かったな。鈴木氏の寝言。
クロヤギ…夏休みの宿題inさっちんち。最後壮大な展開へ。しかしジャスコのくだりで一番笑ってしまいました。
ぽ〜くちょっぷ…まったくどこまで本気なんだか。数回しか見たことないのだけど、関氏がへらへらし始めるところでいつも感心しちゃう。
さらば青春の光…「コント：正門」大好きこのネタ！タイトルだけでニヤニヤしちゃう。とてもウケていました。良かったねえ。東口氏の「腐っとんな、この国が腐っとんのかい」にグっときた。
ラブレターズ…校歌。単独後の評判もよく、私も月あたまにコントメンで観れていて、そしてKOCで勝ち残ったネタです。多分これをするだろうなと思ったし、お客さんもキタ！って感じだったし、彼らもこの日このライブでこれをやらなければならなかったネタですね。
ツインテル…「コント：ポーカーフェイスじゃいられない」。「心理学のレポートやばくない？」で大学生の設定であることに、その前のラブレとの差に笑ってしまった。ふたりとも芸達者だなあ。ババ抜きを2回とも、最初から丁寧にやっていたのが良かった。
うしろシティ…「コント！○○」のやつ。これ大好きなので久々で嬉しかったですが、途中、上半身全部脱いじゃった金子氏に、うろたえまくりの阿諏訪氏（笑）。わはは、楽しかったなあ。最後、半裸の金子氏が阿諏訪氏の顎掴んだのは一体なんだったのよ。

エンディング

あらためて出てくるとたくさん居るなー！って思った。ラブレが仕切っていましたが、まだまだ慣れていない感じだったし、隙あらばいじられる溜口氏（笑）。西野氏の「お客さんのフリしてどこかに書きますよ」がリアルにやな感じ！ｗここでも三拍子が活躍してくれて良かったです。スーツを脱いでベストのみの久保氏はベテラン刑事みたいだったぜ！高「せっかく大阪さんから…」久「どこ敬ってんだ」。あと、楽屋に居づらいという高倉氏が「普段は俺らと、磁石とか、流れ星とか…」と言ったとき、横で溜口氏が小さい声で「ああ、FKDの…」と言ってた（笑）
前日のFKDとはファイナリストの扱いが全然違っていて、そういうところに積み重ねが出るのねと思いました。「まだまだこれからのライブ」とのことで、こうして若手とライブを相互作用で、しかもイチから育てようとするK-PROさんの意気込み、本当にすごいなあ。どうなっていくんでしょう。