囲碁将棋単独ライブ「55」@ルミネTHEよしもと

神奈川県ツアーは結局たくさんは行けなかったし、単独ライブとしては本当にひさしぶり、しかもルミネ。いやー素晴らしかったです。「囲碁」と「将棋」と書かれた屏風の間に居たのは映像も含めてずーっとふたりっきり(最後にハナちゃん=ルンバ)で、なんというかとても肉厚な内容でした。すごい、ちゃんとドサ回りしてでっかくなってる囲碁将棋、かっこいい!
文田氏の相変わらずの世間へのいちゃもんっぷりも、ただ言いたいだけのターンも、ふたりだけのルールも、とにかくいろいろありつつすごい楽しかったです。オープニングVかっこいいってアンケートに書かれる芸人になりたくないって前フリしておく文様のあの感じとか(笑)。囲碁将棋の魅力はいつも、子憎たらしいほどの「してやったり感」だと思ってるんだけど、今回ほどそれにずっと振り回されたいって思う単独のパッケージ出してきた漫才師は初めてですよ。


文田氏の世の中への事象に対するいちゃもんを聞いていると、「好きの反対は嫌いではなく無関心」という言葉を思い出す。世のあらゆるものに目を向けて、あそこまでの悪意にまぶしてアウトプットしてる姿は見れば見るほどもはやいとおしく思えてきちゃうのだ(笑)。

根建氏の「ついてねえ」には本当に聞こえるたびにしびれてしまって、目の前のありさま(相方)を否定するでもなく訂正するでもなくただ今は不運なんだと嘆くその姿勢たるや…。「今日文田たまにあるあの日だよこれついてねえー!!」wなんて優しいの、そしてこれこそ相方だから重みができるフレーズだよね。