囲碁将棋単独ライブ「2・五・歩」@ヤクルトホール

発表時から思ってたけどとっても良いタイトル。


いつも通りの出っぱなしおしゃべり漫才ライブでしたが…マイクの前でふたりがしゃべっていたのは実質60分足らずで大変あっさり。「もう終わるの?!」って思っちゃった。オープニングに、映像→いつもの茶番→それに加えてのOP映像があって、漫才が始まったころにはもう30分近く経ってたもんなあ。エンディングも、OPと繋がるように仲間の方々がわらわら、そしてエンドロールは畑中しんじろう氏によるハイクオリティな、舞。しんちゃん、上手いしすごいけど…囲碁将棋の単独ライブだよね?とやっぱり思ってしまうよ。
茶番も、鷺沼メンバーも、9期生が出てくるのも、言ってしまえばいつものことだし予想の範囲内ではあるけれど、私はそれを見てラッキーとか思わないし、むしろ単独ライブで本人たち以外が元気だと納得いかない気持ちが先に立ってしまいます。少年少女の単独でも毎度同じ理由でもやもやするし、完全な好き嫌いなので仕方がないとも思う。でもそれは、内輪ノリと当のコンビ間が作る世界のバランスが自分と合っているとき*1囲碁将棋の場合はいつも本編の漫才の満足度が本当に高くて、内輪ノリも凌駕する勢いがあったから、毎回楽しく観れてたんだよなー。
とはいえ、本編の漫才が満足できなかったとかそんなことはなく(短いー!って感じちゃっただけ)、「連絡網」は思い出してもニヤニヤするほどハマってしまいました。入りが「根建が日頃考えてること聞いてもらっていい?」なのもすごいし、巨人軍からミュージシャン、「ラブラブオールスターズ」への流れももう楽しすぎて…。「くしゃみ」と「単位言いたい」も好きだったな。今回、「言いたいだけじゃない!?」とか「お前も大喜利しろよ!」とか、自分たちの暗黙のルールへ言及するくだりが多かった気がして、なんとなく新鮮だった。「くしゃみ」で、TOKIOが出てきたときに、予想のところでくしゃみしない文田氏に、「ええ?!」って反応している客席に笑ってしまう(笑)。ああいう「してやったり」感大好きだー。


単独ライブに他の人が出てきて余計な色が入るのはもったいない。薄味であれ、その人たちの色がいい。ただでさえ囲碁将棋なんて、マイク前でふたりがいつものように喋るだけで世界を確立できちゃうコンビなのに。でも「湘南september」のときにも、エンディングにわらわらと出演してない仲間が出てきたりしてて、あのファミリー感は、ただふたりがやりたいだけなんだろうなーとも思う。単独ライブはできればその人たちだけ観たいんだけど、その人たちが一番やりたいことをすればいいライブでもあるからねえ。

文句ばっかになっちゃった感じもしますが、楽しかったのです。前日のウーマン囲碁たり感から、中村氏ってほんとに囲碁将棋のこと好きだな!って感じ入りました(笑)。

*1:今回の少々の単独はそれが完全に合わなかった…