ジンカーズ第5回単独ライブ「FIVE」@しもきた空間リバティ

初回公演に行ってきました。5回目の単独ライブで「FIVE」、「TAKE FIVE」は5分休憩=小休止の意味も。ジンカーズはこの単独をもって半年ほど活動休止とのこと。発表は1/11のK-PROライブだったはず。「たかが小休止」とグッズのTシャツには書かれていました。
聞いてないことや知らないこと、見えないことのほうが多いのだろうけれど、こんなに不安のない休止宣言も珍しいと感じてます。いろいろ目論見があるんだろうなー、戻ってくるの楽しみに待ってるよ。

※追記、2/6の馬場氏のツイート一部貼っておきます(→)。「JUST TAKE FIVE」=「ほんの少しだけ休憩しようか」。

  • プロローグ
    1. スター
    2. 犯人探し
    3. 賃貸借契約書
    4. クレーム
    5. ヴィジョン
    6. ここで死んでもらう
    7. 行方不明
    8. 拝啓、吉田戦車様3
    9. 親友だろ
  • エピローグ

幕間は前と同様、ふたりのおしゃべりの録音。楽しかったなー。単独を観たのは前回が初なのですが、自分たちの世界に冷静ながらも自信を持っている、いっそ潔いほどの閉塞感が、とても心地よかった。同時に、私はこの人たちが所属感を持っているお笑いのライブシーンがホームなんだとも改めて感じる。幕間MCにはゲストで槙尾氏が単独の告知しに出てきたり(言っちゃいけないことを言おうとする、ぶっちゃあさんの(娘さん)エピソード披露)、ラバガの単独を嬉々として告知したり、鬼ヶ島DVDの抱き合わせ商法を宣伝するなど、盛りだくさんでしたわ。

今回は比較的短くライトなものが多く、しかも夢オチが2つ、夢ですよと最初から告知されてるのが1つという見やすさ(笑)。「夢オチはダメって誰が言い始めたの!?」「何がダメなの?」と軽くキレてた馬場氏、「そう言われましても…」と樋口氏(笑)。馬「鬼ヶ島さんのなんてみんな悪夢だよ!」w
「犯人探し」「賃貸借契約書」「ここで死んでもらう」が特に好きだったかなあ。今回も樋口氏は個人的に無敵な声と佇まいでしれっと奇行を披露してて、素敵でした。「ヘーイ!」があまりにも不意打ちすぎて、だらしない吹き出し方をしてしまったじゃないか…。馬場氏の返しは、あの世界観の軸ですね。奇妙で怖いけど、不安にならない。

最後の録音MCで、樋「ぼくら活動休止するじゃないですか。その間って…ぼくらって会うんですかね?」馬「会うよー!」樋「会うの?」馬「会うよ!」のやりとりがなんだかもう可笑しくて。素敵な距離感持ってるなあジンカーズ。街中でばったり会ったりしたら気まずいじゃない、そこ確認しときたかったと樋口氏(笑)。樋「僕と君は、会うんだね?」←樋口氏にぴったり、を通り越して威力でかすぎなセリフ…!


その報を聞いたとき、「活動休止」をきちんと発表するのが、ライブハウスバンド好きな馬場氏らしいなあなんて思ったり。今まで「戻ってくる」と言って、そうでなかったバンドをたくさん観てきたであろう馬場氏、きっと嘘にしたりしないだろうなーとも。