「K-PROプレミアムライブ4」@座・高円寺2

プレミアムライブは1回目(2009年11月)に足を運んだのですが、「行列の先頭」クラスの豪華メンバーのネタに加え企画やらが挟まってて、楽しいけど、長い、ちかれた、こんなにヘトヘトになるなら、そこまでがんばって行かなくていいや…、と思ったのでした。チケットすぐに売れちゃったし。しかしお知り合いが探しているのは知っていて、見つけたのが2枚だったので、じゃあせっかくだから私も行こうーということになりました。やっぱり今日も内容たっぷりでなかなかに疲れたけれど、楽しかったです。しかし本当に豪華メンバー!ちゃんと出演者を把握してなかっため、ちょっと驚いてしまいました。うしろシティが繋いだ大阪松竹組の出演もすごくうれしかった。
そしてその譲ってくれた人が、本当に偶然にも、ハイクでお世話になってる某方だったのですよ。びっくり!ツイッターとは違って、ハイクの人とお会いするのはまたすごく緊張したなあ。ありがとうございました。

  • 前説はゴッホくん。しかしまだ空席が多かったこともあり、反応が薄い客席。ゴッホくんも緊張してた?声めっちゃ張ってるし早口だしで、投げやり感が増してしまっていた(笑)。あんな必死な感じを観れることはなかなかないのでちょっと面白かったよ。
  • ハマカンと磁石、遅れてきたお客さんをいじりつつ。浜「(佐々木氏に)今日ヒゲ剃ってる?」佐「剃ってるよ、え、剃ってないように見える!?」浜「…剃ってる。ごめんいつもの印象で聞いた」(笑)。佐「今日はちゃんとしてる。やる気ないライブのときは剃ってないから」永「もー!すげーやなんだよーこういうところー!」また怒ってらっしゃるwちなみに永沢氏のやる気は、漫才のときのズボンの生地で決まるそうです。てかてかした生地(スーツ)のときは、ちゃんとしたライブ。ところで永沢氏が、空席が目立つ客席をいじるときに「死んじゃったりとかね!総武線に轢かれちゃったりしてね」とまたらしくボケてたんですが、横で小さい声で「人身事故には気を付けていただいて」とつぶやいている佐々木氏がツボでした…
  • 浜谷氏が向井のりーさんに似てるという永沢氏。佐々木もじゃない?とハマカーン。たまにそう言われるらしく、佐「よく『肌男です』って言ってって言われる。ダメ男なんだけどねw」って(笑)。ちなみに、瀧上氏がツイッターで浜谷氏がりーさんに似てるとつぶやいたらタイムラインがえらいことに(「目大丈夫ですか?的な」)なってたよと神ちゃん(笑)。浜谷氏は結局八の字眉の印象で、いろんなキャラクターに八眉を書き足したら全部浜谷氏になっちゃったと。何かわいいことしてるんだ。
  • うしろシティは「イベント学園」。「クリスマスってさあ、番長じゃん?」は、最初にみんなが掴まれる瞬間よね。やっぱり「は?」って思うもの。阿諏訪氏が「知らねーよ!」って言うときのくしゃっとした顔が好きだなあ(笑)。
  • トップリードはNo.80「忘れた」。説明のない不気味さもありつつ。ミクロな世界だったので、きっと昔のネタなんだろうなと思ったらやっぱり。今回の和賀氏のベストフレーズは「『ひゃ』の後は『く』しか来ねーんだよ!」でした(笑)。
  • ハマカーンはカブトムシ獲り、から浜谷氏が相方の脱水症状の末の惨事、そして漫才について熱弁、客席から拍手をもらう(笑)。怒りながら屁理屈をこねる様を観るのは好きだなー面白い。
  • さらばは「取り調べ」。これ、勝負ネタなのかな。がっちりハマっててすごいウケてたなー。広い舞台で森田氏の跳びを観るのは楽しいですね。
  • 恋愛小説家は「走馬灯」。荒波で観たやつだ。これは逆に、広い舞台だと滑稽さが増すなあ(笑)。
  • トークは松竹3組で。「こんなにがっつり松竹の時間いいんですか!?」と言ってましたけど。前日が甘噛部屋で2組が来ていたので、出れないかと阿諏訪氏がコジマさんに掛け合ってくれたんだそう。それで実現するのだから、すごい!2組ともたくさんのお客さんに感動してました。大阪は全然…だそう。森「大阪は今腐ってる」西「ちょっとにおい始めてますよ」w松竹はリアルにお金がないそうで(角座を作ったことでさらにお金がないとか)、甘噛部屋などで大阪組は自腹で来ているそう。東「参勤交代ですよ」(笑)。高速バスなうみたいなツイートしてるからそうなんだろうなあとは思ってたけどさ…かわいそうだ!
  • 恋愛小説家は、大阪でのK-proライブに出たことがあって、そのときにコンビ史上に残るスベリ方をしたそうで、今日はリベンジのつもりだったとのこと。トリプルバーレルですね。ウーマンも出てたんだよなあ…。「そのライブは4回で終わった」と言ってましたが、またやらないですか、K-proさん…。また呼んでくださいという2組、「そのときは4人で(4人乗りの)自転車で」「K-PROってステッカー貼って」と(笑)。出演のきっかけもだけれど、仲良しの同事務所3組でトークコーナーさせてくれるなんて、優しいなあ。私的にはとても嬉しいコーナーだったけれど、多分全然ピンとこないお客さんもいただろうし。
  • 久々のマシンガンズ、アイドルの漫才と美大生について。今日も西堀氏の言い回しがキレてて大変楽しかったですが、滝沢氏が「南米の虫か!」と唯一上手いこと言ったので「おお」と思ってしまった。はーマシンガンズ楽しい。
  • どきキャン、「風呂上がりマン」。このブロック、というかこのライブでいっちばんくだらなくて爆笑した。佐藤氏の「もう帰れよ、俺カツアゲしなきゃいけねーんだから」って、どんな逆ギレだよとw
  • 2700は「ティリンティリン」。あー笑ったー。どきキャンの流れからお腹痛くなっちゃったよ。
  • 鬼ヶ島は、甘えっこタイム、でいいの?出た、理不尽な大川原先生。鬼ヶ島のネタの怖さは、展開に加えてあれが学校という空間だからだろうなーと思う。教室内で先生って絶対だし、ああいうおかしな事態になっても逃げられないし、そういう点で鬼ヶ島はすごくいい場所を見つけたよね。しっかし長いことやってた!甘えっこタイム長すぎですよ大川原先生!あとあのネタでの最初の違和感は、冒頭で「ヒュ〜!」ってやってるときの和田氏だったのだけど、まさかあれがすでにあのオチに繋げているんだとしたら、すごい!おそろしいです鬼さん。
  • くじで順番と設定を決めて、15秒ずつ順に登場する即興コント。Aチーム、良い感じだったのに、オチの大水氏のせいでみんな倒れて終了w大「殺してくれー!」(笑)。新妻氏がコント中靴下を脱ぐ羽目になって、「へんな靴下履いてきちゃった!」と笑いが起こってましたが、あれは無印のズレない靴下かしら。私も持ってる!
  • Bチームは、佐「チームカフェドトリコですからね」。嬉しい組み合わせでした。しかも設定が「女子会」。結局必然的にみんな女の子→オカマの流れ。佐々木氏が7人目で、ほんとーにつらそうでした。ヒドイなー。ていうか磁石ふたりともヒドイ(笑)。神ちゃんの、「神田うののストッキング履いてるから」が素晴らしかった。
  • Cチームは、高「チームバカ爆走です」(笑)。設定が「トレンディドラマ」。今野氏がまさかの何もしない=「謎の男でしょ!」wどのチームも、一人ずつ出てきてボケるみたいなことになってしまってて、逆に大事故もなかったです。まあ楽しく観れたので良かった。和賀氏が、白Tシャツにジーパンの高橋氏を指して「さすが吉田栄作」とw「吉田栄作の老後だ」と言われておりました。
  • ラバガ、大水ストロベリーけい子先生。オチは変えてたみたい、オンバト的な変更がほどこされてたwなんかあれだ、ラバガは他人と他人の設定のほうが、ハマるかも、と観るたび思います。
  • ギース、「会話ナビ」。わー懐かしい!「天気の話は〜」の1本目のコントだよ。あれ以来に観ました。しかし「次を右です」「左です」の部分なくなってました。ジンカーズとかぶるからかなw
  • 磁石は「反抗期の息子」。冒頭の永沢氏のノックの打点が低くて笑ってしまう佐々木氏。しかも2700の動きを取り入れてました(笑)。もちろん面白いけど、この漫才あんまり心に残る部分がないんだなーとも思った。
  • キングは最後にして、暗転中めっちゃイスを並べさせるという(笑)。満員の映画館で、高橋氏が常識がないというコントなのだけど…正直、話が進めば進むほどハマらず。高橋氏が隣の人をどついたところで、引いたなあ。ふたりの間で完結していればいいのでしょうが、他人に迷惑をかけている人を笑いの対象として観ることができなかった…。今野氏がただその場で怒るだけで対応してるのも違和感あったし、そもそも友達でいるのが謎だった。コントにリアリティは求めないけど、リアリティを超える要素が何かないとダメなのね(そういう点で、スタンダードなキングのコントは笑いやすい)。後半はちょっとドリフみたいだったなー。長かった…。

1回目の疲労度に比べれば、企画も終わりがはっきりしている内容だったので見やすかったです。エンディングでは、固まる松竹組と、端っこで死んだ目をしている佐々木氏が怖かった。どうしたんだろう。調子が良くなかったのか、企画がつらかったのか…。