「うしろシティ×恋愛小説家 ツーステ」@新宿角座
甘噛部屋（元荒波部屋）のごほうびツーステ、シティは3回目で、今回の組み合わせは大阪組ラストの恋愛小説家です。これもすごく楽しみな組み合わせだったし、楽しかったです。ちょうどいい雰囲気でした。
舞台の脇にテレビがあって、そこにライブタイトルが出る仕組みでした。
恋愛小説家
- 嘘発見器
- コンビニ
- 美術館
- 伝染病
- 指揮者
「嘘発見器」と「コンビニ」が好きでした。「美術館」だけが観たことあるネタで、ヤンキーのくだりはカットされてましたが、西野氏の名言パワーもやはり素晴らしかったです。「伝染病」は、もう構成がほんとしょうもなくて（笑）。関西の人がつかう「しょうもない」は武器だなあ。さらばも「おもろい」の言葉自体でネタにしてたし、標準語では絶対あんな風に使えないので、強いなあと思います。
数見て思ったのですが、彼らのコントはストーリーよりも、ある状況における通常からのズレをいろいろ放り込んで笑いにしてるんだなあと思いました。ふたりの会話内での名言パワーも映えていましたし。私はコントで両者のやりとりで笑うのが好きなので、彼らのコントが口に合うのかもしれません。
最後の「指揮者」は、指揮者大蜘蛛氏にAD西野氏がついていて、カンペでいろいろ指示するやつ。最後のカンペには「次はうしろシティ」→そこだけスポットが当たって暗転、というオシャレな*1ブリッジになってました。やっぱり続けていくつも観ると、大蜘蛛氏の良い素材っぷりが堪能できて良かったな。
うしろシティ
- あくび
- 卒業式
- 今日から高校生！
- 頑張っていかなければならない
- ターゲット
- 捜査本部
「今日から高校生！」はかなり前のアリネタだそうです。ザマンザイに出るから作れと言われた漫才も観られて嬉しかったー。やっぱりああいう、テクニカル全開をネタを観ると、うしろシの一筋縄ではいかなさが見えて、なんだかわくわくしてしまいます。「捜査本部」の、やたら心温まる展開も、こにくたらしくてかわいい。やっぱり、金子氏が困った状況に陥ってしまうほうが、好きなのかなー。
オチが明らかに粗いというか未完成なの？というのもあったりして、そういうのがどう変わっていくのか楽しみです。持ちネタ数半端ない人たちだと思うので、こういうライブでアリネタばんばんかけてくれても全然構わないんだけどなー。
幕間はどちらも、「4コマ劇場」という静止画ネタになっておりました。うしろもらしさが出てましたけど、恋愛はやっぱり、4コマとか向いてないんじゃないのかなーって思っちゃった（笑）。でも大蜘蛛氏はやっぱりいいですね、素っ裸になった後ろ姿ですらおかしいもんｗ
ツーステは4回開かれてますけど、その構成はあまり統一されてないようで、前回のうしろさらばのときはがっつり本人たちのやりたいことだけやってるような印象だったり、ちょっとヒネたタイトルとかつけてたのに、今回割と適当だし、コーナーあるし…。まあいいんですけど。今年になって甘噛部屋には足を運んでいないのでよく分からないんですけども、正直うしろシティが強すぎるので、このシステム自体ちょっと考えものなのかなあと。でもツーステ自体は好きなので、もっと頻繁にいろんな組み合わせで開催してほしいなあと思います。うしろシティも楽しいみたいですし。
