「ブロードキャストの差し漫才/ゲスト:磁石」@浅草花月

ブロキャスとゲスト一組が60分の中で漫才を交替で行う企画ライブ。ネタの尺数は各々自由に、残り1分になったときチャイムが鳴り、その時点で舞台にいるコンビが〆るというルール。というライブだということは伝え聞いて知っていたのですが、いやあ組み合わせが良かったのか、とても楽しい、きちんとしたライブでした。さほど期待値が高くなかったこともあり(笑)、大満足でした。最後のまとめ方もすばらしかったです。それぞれのファンの期待を裏切らないねえ。どちらのコンビも、しょっちゅう拍手笑いが起きていて、すごく盛り上がってたよ。
磁石をまた浅草花月の舞台で観る*1とは思いませんでした。そしてひっそりと、でも確実に語られてた永沢氏と房野氏似てる説がここまでネタになったのを観れるとも思いませんでした(笑)。
楽しかったので久々に細かく書いておこう。

  • ブロキャス1本目:ふたりとも真っ黒スーツで、房「ふたりとも喪服かっていう」(笑)。吉村氏キラキララメのえんじストライプ、房野氏黒の水玉ネクタイ。ルール説明つきでスタート、吉村氏曰く磁石さんは相手にとって不足なしとのこと(ここだけでもすごい笑いが起きていた…)。ある程度しゃべったあと、相方に「永沢さん!?まだだよ!」「シャツが白いよ!?」等々言いだす吉村氏(笑)。これが全体のつかみでしたね。自己紹介のうた→運動会でビデオを回す親同士。吉村氏のボケは好きだけど(「ジャパネットたんたかたん」w)、全体的にわちゃっとしているのが、ハマらないとブロキャスはちょっとしんどいときもあるのよね。10分弱。
  • 磁石2本目:出てきて、「あれ!房野!?」と佐々木氏w「ノーボーノ!ノーボーノだよー!」という言い返しも良かったです(笑)。言わせといて佐々木氏めっちゃツボにはまってました。去年やってたCMに出たいネタ。この段階で、ずいぶん前のネタ持ってきたなあ!と思った。好感度のくだりとか、ちょっとずつ加えられてるとこもあって面白かった。5分。
  • ブロキャス2本目:出てきて磁石が伸ばしたマイクをまた下げるw房「しょうがないですよ」。ネタはぞうりとり。唯一観たことあるネタでした。「ノブやるんでヒデやって」が好きでした。途中噛んじゃって心が折れる吉村氏、おざなりになる(笑)。はけるときに、マイクを伸ばしていってくれた優しいブロキャス。5分
  • 磁石2本目:好きな人に声をかける。これももはや懐かしい!でも結構ボケは変わっていた印象です。「ちいも、武男もないし!」(笑)。5分。はけるとき、マイクをさらに伸ばしていく永沢氏w
  • ブロキャス3本目:さらに伸びていたマイクに驚いて舞台に転がる房野氏(笑)。でもネタは、吉「タイムマシーン3号4号です!」房「いやブロードキャストじゃ!」で終わりというもの!
  • 磁石3本目:怪訝な顔で出てくるふたり。佐「今なにやろうかって言ってたとこなんですけど…」。結局佐々木氏からの振りでクイズ「粉雪」のやつで、1分少々で終わり。あれって、アドリブに近かったのかなあ!だとしたらさすがだなあ。そしてマイクを限界まで下げていく永沢氏w
  • ブロキャス4本目:またも転がる房野氏、吉村氏のリアクションはなぜかアホダンスで、「なんでやっちゃったんだろう」と自分で言ってしまいました。わざとなのか、純粋になのか、ブロキャスは全体的にリアクションが大きくて古風だったなあ。ネタはグレた子どもを叱る。このネタが一番好きだったかも。どたばたと動き回ってて彼ららしかったし。5分。
  • 磁石4本目:足のサイズのボケなぜか再び。永「子どもが反抗期になってグレちゃったりして…」佐「(ネタを)かぶせていくんですね?」(笑)。これが唯一今年作のネタでした。でもお父さん(永沢)が息子(佐々木)の悪口を言うおなじみのボケもあり、「ゲスの極みだ!」とか言う永沢氏→佐「それ人のだから!」→めっちゃウケる客席→(客席に)佐「それでウケるのもやめて!」(笑)。5分。
  • ブロキャス5本目:バンドのドラマがやりたい。その前からやっている房野氏のツッコミを防御する吉村氏、さらに反撃つきに笑ったなあ。楽しそうだよ。房野氏の股間を「小野寺さん」と呼んでいたボケばかり覚えている…あれは下ネタなの?房野氏も「やばい!」ってツッコむし。4分くらい。そして、マイクを下手へ持ってっちゃう吉村氏(笑)。
  • 磁石5本目:下手マイクにびっくり。佐「えーっと…狭いですけども」「僕の可動距離が…」←よく出るなあ!こんな単語。ネタは、「頑張ってるよ」「お前のほうが頑張ってるよ」「じゃあ引き分けってことで」のやりとりから、アイドルになりたい。わー、久々なネタ!佐々木氏が途中で嵐を歌う羽目になってたり、「やまもとまさみオリジナルタオル」等々、リニューアルされてました。掃除機のモノマネ、上手ですねえ。5分。磁石の5分きっかりっぷりがすごい。
  • ブロキャス6本目:クイズ番組。房野氏が出題する前に吉村氏が答え(人名)を言っちゃって、その問題文を言わなきゃならない房野氏がボケになっているというもの。途中で袖にいる磁石に振り始めた吉村氏、呼ばれた永沢氏が普通にきょとんとした感じで出てきて、「リサ・ステッグマイヤー」と言ってはけてった(笑)。4分弱、ここで残り1分あるかないかくらいでした。どうするのかなと思ってたら。
  • 房野氏と佐々木氏:「ちょうど?」のボケと「相方まちがえたー!」でオチ(笑)→吉村氏と永沢氏:はっ、ボケ同士!永「チャイム鳴っちゃったよ!」→ふたりで「う〜、ブロード!」とポーズを決めて終了。素敵なまとめ方でしたー。入れ替えて出てきたときの客席の沸きっぷりはすごかったですね。
  • その後反省トーク。しかし全然反省トークせず、永沢氏がポエムを読んだり、佐々木氏が広島下積み時代から永沢氏と組むころの話をしたり、なぜか誕生日が近いとかなんだとか、女子みたいな話になってました(笑)。佐々木氏はトーク開始時からかなりもうお疲れのご様子を隠すこともなく、「眠くなってきちゃった」とか言い出して房野氏に「ダメダヨー!」と怒られていたり、「ていうかブロードキャストの人気どうなの?」とズバリ聞いたり、相変わらずの傍若無人ぶりでございました。過去5回の差し漫才について、流れ星がすっと出てこなかったブロキャスに、「他事務所だからとばしたのかー!」「俺吉本のそういうとこきらーい!」と叫んでみたりw
  • ブロキャスによる、人気の縮図講義聞きたかったな(ここにホワイトボードがあれば説明できる、と房野氏が言ってた)。話しの流れ上、ミルクラのジェントル氏が分からなかった磁石が、「紳士?」「紳士だから?」と素でポカンとなってたのが面白かった。例えが悪かったね!あと、佐々木氏が「囲碁将棋のどっちかが、大川原さんに『よしもとにくれば今の10倍人気出ますよ』って言ってた」と暴露して、あれきっと磁石以外おそらくほとんどの人が文田氏の発言であろうと分かっただろうなあ。まさかこんなとこで文田氏のおイタ発言が…。房「これ根建だったら笑っちゃうなー!」(笑)。

*1:三木プロのころ花月に出てた時期がある。