ドドん第2回忌単独ライブ「坊走」@新宿シアターミラクル
昼の部へ。ドドんを初めて観たのは2011年最初のプレスリーの2分ネタ。そのときから上手いなあ面白いなあと思ってて、昇格してエンディングに出てきたときの事務所ライブの告知の様子もすごくしっかりしてて、芸歴まだ2年足らずなんて驚いたほどでした。去年の1回目の単独ライブもすごく行きたかったんだけど、FKDの本公演とかぶっちゃってねえ。ぎゅうぎゅうのミラクルであったかくてとっても楽しい単独ライブでした。緊張して早々に噛んだ石田氏に、「緊張してんのかな、みんな味方だぞぉ〜」といつもの笑顔で言っていた安田氏が、あの人の人となりを表していたわ。毎度思うのだけど、ああいうコンビにおけるツッコミの人の佇まいって本当に大事で、安田氏は個人的にすごくツボ。ずっとニコニコしてるし、困ったときもニコニコしてるし、しかもネタ全部書くし、懐のでかさがたまりません。
ドドんは最初っから上手かったのに見るたびにどんどん上手くなるなあって思ってるから、今回の単独の漫才たちはむしろゆるやかで、逆にそれが良かった。映像もゆるゆるなのがたくさんあって、あー、ひさびさにこれぞ若手の単独というものを観たなあという気分に(笑)。お坊さんネタも、石田氏学生時代コントも、言ってしまえば「キャラ押し」というすごくベタなものなのに、それを感じさせないとこに彼らの達者さというか、ひとつなにか持ってるものがあるなあと思うのです。
知ってたけどドドんはとにかく仲良しで、ネタ中も映像もそれが存分に伝わってきました…プレ打ち上げと称し酔わせて安田氏の本音を聞きたいという石田氏の作戦だったはずが、逆にダメ出しされる石田氏、最後はふたりで酔漫やってましたwぐだぐだ。「本音は聞けなかったけど楽しかったです」という締めの台詞にすべてが集約されてる気がしたわ…。全体的に幕間映像は、たぶんもうちょっとこうしたら、もっとちゃんとするんじゃないかな、と思うところもありつつ、それでも良いと思わせるふたりの仲良しっぷりで(笑)。なんて素敵なコンビなの。
ふたり誰が見てもまだまだ「若手」で、そんな子たちが言う「売れたい」は、正直とってもまぶしくて、余計なことを何も考えずににこにこ眺めてしまいます。あんなに楽しそうに仲良くネタやってる姿はすばらしく健康的で、まさに青春。年月はあっという間だから、楽しいという気持ちがやりたい気持ちを後押しし続けるかぎり、いろんなものを見せて欲しいな。
- 雲門寺 石田和尚(石田氏父)の説法
- オープニング漫才:ふたりの結成秘話
- OP映像
- 漫才:坊拳
- 映像:ドドんに学力テストを受けさせてみた
- コント:石田の学生時代
- 映像:学力テスト結果発表
- 漫才:ドラマ「尼ちゃん」
- 映像:プレ打ち上げ
- 安田が歌います
- 映像:安田画伯のお絵かきしりとり
- 漫才:ツッコミをやりたい石田
- 映像:お坊さんのプライベートに密着?
- お坊さんに+α
- 漫才:苦行を始める
- エンディング
最後の漫才では「単独恒例」だそうで安田氏がスーツを新調してました。黒地に白ラインの目立つダブルに太い赤ストライプネクタイで、瀧上氏みたーいと思いましたw