ウーマンラッシュアワー東京ライブ「TOKYO PRETTY WOMAN」@新宿シアターモリエール


去年えらくテレビで観る機会があったのと、チーモン漫才ツアーを経て、うるさい東やかましい西でどっぷり(村本氏に)ハマり、やっとの単独ライブ。ネットで情報を追ったりアンテナを立てたりしつつも、やはり直接観る機会がほぼないということもあり、ちょっとした遠距離恋愛的な心境なのか、基本あたたかい気持ちで観ておりました(笑)。


漫才が3本、コントが4本、トークコーナー、合間にVTR挟みつつ。正直コントは、つなぎのような、どうしても中途半端な印象でした。いかにもコント本職じゃない人が作った感じのコント…(身も蓋もない言い方)。遊びとしてはちょっと多めだったかな…。ヒーローのは好きだったけど、「終わり?」感が否めなかったです。やり込んだら楽しそう。2本目の「SAW?」は、村本氏が客の前で相方をただいじめたいだけのコーナーだったんじゃんw村本氏相方いじるの大好きね。なんか、どういう心持ちで観ればいいのか分からなくて、ああいうのがネタのひとつとして成立される単独公演に、私はほとんど行ったことがないのだということを実感しました。

2本目の漫才は、コンビはカップルのようなものだと村本氏が言いだす。いごしょ単独でも文田氏が似たようなこと言ってたし、なんなの、みんな一度はああいうこと考えるの、と思ってしまった(笑)。ただ村本氏のほうが断然に発想が女々しかったですが…。「お前好みのボケになるからv」(笑)。最終的に相方に甘えられるだけ甘えきるという村本氏がかわいいとか思う私は見事だまされてるなー。そして中川氏は優しいなー、村本氏のあれが成立するのは、中川氏の懐のでかさがあってこそ。それが漫才のなかで反映されているのが、観ていてとても楽しくてほほえましい。そしてこの漫才のとき、村本氏のシャツがおかしなことになっていて、お客さんがソワソワ。ボタン掛け間違えてて、右側の襟が持ち上がっていました。そのまま演る村本氏w「なんでライブ来てボタンの掛け違えを見せられなあかんねんと…」。

トークコーナーと称してちょっとしゃべりつつ実は、中川氏のドッキリ企画、しかしその企画、本当は打ち合わせしてて、その打ち合わせの様子のVTRを中川氏に内緒で録っていて流すというのが本ドッキリだったのですが(おまけで、村本氏の茶番VTRもあり)。中川氏は「これは流しちゃあかんやろ!」って言うし、村本氏は「これはやばいですよ!」と超得意気だったけれど、予想してたより全っ然平和な内容だったですよ!どんなえげつない映像かとハラハラしちゃったよ。なんてかわいらしいんだウーマン、あんなことできゃいきゃいして…!吹き出すコーラへのリアクションを練習する中川氏、健気じゃないの。むしろVTRのなかの村本氏が座るとかなり短くなる短パンなのが気になった・・・。
あと、ふたりのトークが好きなんだけどあまり観れないので単純に嬉しかったです。漫才中もときどき素のトークになったりして、村本氏が相方に話しているときの「わかる?!わかる?!なあ!」が好きだ(笑)。どんだけ聞いて欲しいのよ。

最後の漫才はちょっと長めで、カップルの電話から110番の音声ガイダンス。ずっとまくしたてっぱなし、間のフレーズもツボなものばかり、110番のネタになってからの村本氏の芸達者ぶりに感心したり…。去年散見したフォーマットの漫才ではなく、いろいろなかたちのウーマンが観れてとても楽しかったです。漫才ばかりのライブやってほしいなあ。企画やその他も含め、村本氏が、「自分のこれはキャラですよ」感を出したり引いたりとひねくれているので、ニヤニヤしてしまいました。自分をどう見せたいのか、どう思われてるのか気になるけれど、それすらも見抜かれるのもイヤ・・・という感じなのかな。

漫才のとき、中川氏は白地に大きめ黒ドットの七分袖シャツにデニムの短パン。パンツの左おしりの大きなポッケと、ロールアップした裏地は黒地に水玉柄で、とてもかわいらしいお衣装でした。村本氏はシャツとネクタイのみで。あとオープニング映像での村本氏のキメ顔アップに、一部で黄色い声が上がる客席…そうなんだ、やっぱりそうなんだなあ。その映像で、中川氏がプリティウーマンとして女装してんですけど、普通にスタイルが良かった。そしてスクリーンに出ていたロゴは、「WOMAN RUSH HOUR」=シンデレラタイムということなのか、丸時計にお城とガラスの靴がデザインされているとてもオシャレなものでした!あれはいいデザイン。