ダーリンハニー単独ライブ「Trainspotting」@下北沢劇場楽園

土曜の夜公演へ行ってきました。ダリハニの単独なんて、楽しい予感しかしないなあって思ってたけど、ほんとに楽しかったです。ふたりが好きなものを好きだーって言っている、かわいくて微笑ましくて、ひたすらにこにこしてしまう単独だった。例にもれずたまにしか見ないダリハニだけど、その楽しい予感はどうしてだろうと思って、それはやっぱりふたりがここ最近、好きなものがある人=オタクとしての個性をべらぼうに輝かせてきたからなんだろうなーと思います。そして私は好きなものを好きだーって言ってる人にたまらなく惹かれるのです。

私は今年になってから職場の担当が変わって、仕事として趣味みたいなことを堂々とやってもいい時間が増え、ここ数年で一番モチベーションが上がっている。こっちを本業にしていたらとても生きていけないと分かっているので、恵まれてるなあと思うしやる気があることも嬉しい。芸人さんを劇場で追っかけてると、経年とともにお笑いで食っていくとはなんぞやとしみじみ考えさせられてしまうことも多く、「これしかできない」と言って芸人やってるような人たちをどう応援したらいいのか分からなくなる(実際どうすることもできない)こともあるのです。「好きなことを仕事にする」って、どんな現場でも実はけっこうしんどい。でも「好きなことを仕事に生かす」のは、とても幸せなことなんだと思う。ダリハニの単独はその多幸感でいっぱいだった。

トレインスポッティングTrainspotting)』はダニー・ボイル監督、ユアン・マクレガー主演で1996年に公開されたイギリスの映画。原作はスコットランドの小説家・アーヴィン・ウェルシュの同名小説。
トレインスポッティングTrainspotting)」は元々は「鉄道マニア」を意味する単語で、原作者のアーヴィン・ウェルシュは「ヘロイン中毒者(麻薬中毒者)」の暗喩としてこの言葉を使っている。

コントは「マッド・アイ・ウェアー」と「右脳左脳」、「TAXI」が好きでしたねえ。ナガシがてきとーな横文字を言っているだけで楽しいなんてもうわけがわからない。それにガチで苦笑いしている吉川氏もとてもキュートでした。映像は吉川の「鉄道川柳」が味わい深すぎて、ほんと胸打たれたよ…よくわかんないけど打たれたよ…あの映像がもう完成され過ぎてて、そのままEテレの番組で流れてるとこが浮かんだわ!
ふたりとも、お互いのオタク部分を決して否定せず、「よくやるねー」という感じで笑いながら付き合っているあの感じ、とてもとてもうらやましかった。そんなの、大人になって仕事するうえで一番理想的な関係なんじゃないかしら。オタクがオタクでいられるのは、理解してもらうことじゃなく否定されないことだもの。