K-PRO十周年記念興行第六弾「K-PROネタカーニバル！〜本ネタ・営業ネタ・カバーネタスペシャル〜」@座・高円寺2

やー今回もすばらしいお祭りでした。スペシャルなお祭りライブの後のあの高揚感みたいなものが、もはや当たり前になりつつある気もして、それがこわいしすごいよ。
営業ネタ対決は3回目だそうなのですが私は見るの初めて！念願。楽しかった〜。毎回、前々から思っていることだけど、ああいう舞台上にいる人たちも楽しそうにしている企画を成立させてくれるK-PROさんはほんとすばらしいな･･･。

出演：ブロードキャスト!!／ツインテル／マシンガンズ／THE GEESE／しずる／鬼ヶ島
　　　風藤松原／ザンゼンジ／ラブレターズ／ジンカーズ／三四郎／磁石／トップリード

OPMCはしずるとラブレ。K-PROでOPMCなんて任せてもらうの初めてというしずるに対し、俺ら結構やらせてもらってる･･･というラブレ、じゃあこっから溜口さんにとバインダー渡された溜口氏のああいうときの瞬発力さすが！しずるを初めてライブで見たのも、SSLでダリハニとOPMCしてるときだったな〜。
ツインテルの「コント：天空の城ルミネ」やっと観れた〜。もはや巧いこと言ってるのかどうかすらよく分からなくなるよねｗ
マシンガンズ、「年収100万以下の奴らが人笑わせようとしてんだぞ」とか、胸打たれる名言も多々だったのですが、後半西堀氏が完全にネタとばしたようで、西「勘弁してくれよオー！（←セリフ）･･････」滝「･･････勘弁してくれよ！！」（←マジ）ｗもうネタは続けない、と潔い西堀氏、「キレ芸でネタ飛ばすって最低だよ」と自分で言ってました。やり直さないのもガンズらしい！
ギースの取り調べ（？）も楽しかった〜！高佐氏、声張ってもカッスカスだったね（笑）。会場ともぴったりでした。尾「アドリーブがるるるるる〜♪」ｗ

企画一つ目の営業ネタコンテスト、MCはトプリ。審査員として塚本氏・馬場氏・佐々木氏が出てくる。新「身長もちょうどいい感じで！偶然でしょうけども！」確かに大・中・小ってきれいに並んでたｗ
ツインテル、ギース、ブロキャス、しずる、鬼ヶ島、マシンガンズ（前回チャンピオン）が対決。前2組の振り切れっぷりの新鮮さに比べ、吉本2組のこなれっぷりがそれぞれで面白かったー！ブロキャスはネタとほとんとテンション変わらないけど、しずるのまったり具合がとてもほほえましい。新妻氏からも「上方漫才のような落ち着きよう！」と評される。あの計算されたまったり具合、さすがだなあ〜。お客さんの層を見て言う内容は増やしたりするそうで、村「ふたりの動きをシンクロさせると（若い女性のお客さんは）喜んでくれる」と。村上氏、そういうの言わなくていいと思うんだけどｗ
鬼ヶ島のポンコツっぷりもずるかった〜終了させてくれた和賀氏さすがです。「ウケるまで豊橋やろうとしたでしょ！！」（笑）。そして前回優勝のマシンガンズ、マクメンはもちろんのことですが、後ろで見ている楽しそうなメンツのしずるが特に喜んでて楽しそうで〜。他の（よくK-PROに出ているような）メンツは「出た出た！」って感じだったけど、池田氏なんてガッツポーズしてたもんねえ。ライブっていいな〜。そして、滝「これを一緒にやりたいって人〜！！」と、審査員席の「あの子」＝塚本氏を連れ出す！連れてこられた塚本氏はいくつ？と訊かれ「15！」と。結構おっきい子だよｗ一緒にやって、キラキラの目をした塚本少年、「これ、大っ好きになりますよ！」（笑）。
でも審査委員長の佐々木氏的には「しずるがいい」とのことだったんですが、結局優勝は「マシンガンズ」（超やる気ない発表）に。ぜひ殿堂入りして、ダメ出し役やってほしいね〜。ツインテルの前説力も素晴らしかったし、前説芸人対決も観てみたい。

後半風松、「語尾」かな？これめっちゃ面白かった…。先ほどの企画を継いで、松「じゃあ声出しから…」風「僕ら向いてないんだから」ってマクラも超かわいい！
三四郎ちゃんは美容師やりたい。お前ツッコミなの？大騒ぎじゃなくて？（笑）

カバーネタコーナーのMCはギース。皆さん本ネタよりも練習してます！と尾関氏、このフレーズもネタカバーあるあるだわ。この企画への前のめり感さえ、お客としては幸せだったです。
ザンゼンジのうしろシカバー、すっごく丁寧に完コピしてるのが分かるのに、うしろちゃんとは違うふたりのデコボコ感と、三福氏のリーチの長さで違和感がすごかった！その違和感がとても面白かったよ。尾関氏には「武田君の金子クオリティが低い！」腹立つ！と言われてたけれどもｗ
ラブレ→ツインテルの「コント：韓国から来た君へ」の、溜口氏のちっさいセティっぷりがすばらしくて！しかしラブレは逆にデコボコ感がないので、ツインテルとは違う作り物感を醸し出すのね〜。コントするコンビってほんとに面白いなあ。後半の下ネタのくだりを勝手に付き足してたラブレちゃんｗ
風松は浜浜！！グレーのシャツの風藤浜村氏と、ブルーのシャツの松原浜口氏！本人たちよりシャツくっしゃくしゃだ！「空手」のネタだったけど、松原氏の「俺言ってんの空手だカラ〜」がもう3回目くらいからテッパンになってくる不思議…。良かったよね〜という周囲に、「俺らと浜浜どっちでもいいんだと思う」という風藤氏。そういうことではないよ！ダメだよ！（笑）。
磁石はまさかのオジオズだった！立ち位置も逆で新鮮だし、永沢氏の黒Tシャツと黒ズボンの似合わなさたるやｗあれは篠宮氏を男前にさせる衣装だったのねえ。そして改めて自分たちの漫才やってるときの距離近いな磁石…。これも勝手に追加して、「篠宮より篠宮っぽくすんじゃねえよ」と相方に怒られる永沢氏（笑）。永沢氏よくちゅうさんにギャグあげてるし、ああいうの思いつくの得意なんだろうな〜ギャガーのプロデューサータイプというか…ネタでも変な人になるの好きだもんね。篠宮氏になっちゃったと言ってたけど、最初に台本見て「何が面白いの？？」と思ったそう（笑）。
トプリはマシンガンズ！和賀氏の滝沢氏がひどい〜〜〜！（笑）みんなから言われてたけど「ただの酔っ払いのジジイ」だったよｗ滝沢氏本人も、「俺こんなんだったら改めるわ！」っておっしゃってた。和賀さんがああいうかたちで他人をいじったりするの、なかなか観れないけどとっても楽しそうで何よりです。滝沢氏から新妻氏へのアドバイスは「新妻ひとつだけな！魂な！」だったそうで、こちらのガンズは大半何言ってるか分からなかったですけど、魂は伝わったよｗ
トリの三四郎はエレキテル連合！もうVTRから暗転の段階でも歓声上がりまくり。これはずるいよ〜。小宮氏の社長がなかなかハマっていて、良いものを見たわあと思いました。普段よりゆっくりしゃべるというだけで、ものすごく味わい深くなる小宮氏…。

FKD組は、yardなんかで見るカバーネタの、「ちゃんとやろう」っていうリスペクト感とはまたちょっと違って、さすが自分たちの色をつけて遊んでくる（意識的にもそうでなくても）その腕と自信にほれぼれ。ザンゼンジはyard感代表って感じでしたし、すばらしいラインナップだったわあ。
エンディングはザンゼンジがさらっとMCをしていて、確実にステップを上がらされている感がとてもわくわくしちゃいます。各コンビにニコニコしながらコメントしていた姿がとても素敵でした。最後までにぎにぎわいわい、楽しかったねえ。カバーの台本はK-PROさん側が用意したそうで、それがまたニクいです。あ、ジンカーズを除いて（笑）。ジンカーズのジグザグカバー、観たかったですよ！