朗読劇「緋色の研究」@天王洲銀河劇場

【原作】アーサー・コナン・ドイル【脚本・演出】毛利亘宏(少年社中)
9/25:中屋敷法仁×矢崎広
10/13(昼):矢崎広×村井良大

13日の夜はやましげ×村井くんという豪華さで…しかし村井くんをナメていました、休日公演とはいえ即完てすごいなあ。いやしげさんの力もあるのかもしれんけど。結局そちらは手に入れず。しげさんホームズ非常に評判がよろしくて、褒められててうれしいです。見たかったなあ。
朗読劇は初めてでしたが*1楽しくて贅沢な時間でした。中屋敷ホームズは、演劇というもの自体に緊張感ありつつも、あの声と良い意味でナルシストな存在感パワーがすばらしく、全体的に作り物みたいでそれがすごくハマってました。よく知らないけど、ポーズに入るのが好きな人なのね、中屋敷さん(笑)。ワトソンはストーリーテラーと他の登場人物を担うので、読みあげる役分けも見どころ。矢崎くん、基本的にとてもきちんとしていながら、ときどきお行儀を崩して一人掛けのソファの膝掛けに両足を載せたりするのが、とてもかわいかった…。朗読劇とはどうだろうと思っていたけれど、あの声が大好きなので、たっぷり堪能できて本当にうっとりでした。
13日の村井くんは、矢崎ワトソンと比べると、「物語を読んでいる」感が強いというか、いつどこで観ても村井くんだなあと思う。あのちびっこ役のときのやる気のなさたるや(笑)。女主人のくだりの遊びっぷり、爆笑しちゃったなあ。2部解明編でのモルモン教徒のセリフ、矢崎くんは温度が高く、村井くんのは無感情に近い残酷さをはらんでいて、その違いも印象的。大江戸鍋祭ファンとしては感慨深いこの組み合わせ、いったいどんな感じなのだろうと思ってたけど、矢崎くんがホームズということもあり、気楽にはしゃいでいる感が強くて、とても意外でした。
アナウンス後の2回目のカーテンコールで、ぱたぱたと出てきたあとにはけていくとき、段差でこけるまさかの矢崎くん、振り返って「?」となっていた村井くんに両手を合わせてヘコヘコしていた…ああいうところが矢崎くんだわあ(笑)。

ところで初日組のインタビューで、矢崎くんが「M-1で例えると、トップバッターです。基準になります」と例えていて、ちょっとびくっと反応してしまったよ。

*1:「僕等の図書室2」も行ったけど、あれはああいうジャンルなので