「Simple Set Party5」@新宿シアターミラクル

ルミネプライムでポイズンの60分漫才を取っていて、そちらとハシゴ。たとえそのあとにド平日のプライムがあろうとも迷わず行きたいこのライブ…。どのトークも空気がそれぞれですごく面白かったー。本当に贅沢なライブだなー。

  • 前説ゴッホくん。まず、「このお客様が入られる短い時間に、2度にわたり磁石の佐々木さんが、受付のお金を奪いにくるという…」告発wサイテーだなさっさん!
  • ゴッホくんは先月お誕生日を迎え、22歳になった瞬間は運転中(R-1大阪の帰りですね)で、その瞬間いちばんにメールをくれたのは地元の友達でも誰でもない、エルシャラしろうさん。「おたんじょうびおめでトマト」と(笑)。イルミネーションのど真ん中で、胸を貼ったしろうさんの写真が添付されてきたそうです。素敵ねえ。そして溜め気味に、「今日、皆さん何の日か、ご存知ですか」とゴッホくん、前列のお客さんから「しろうさんのお誕生日」というお答えが。なので今日の声だしは「しろうさんお誕生日おめでとう」と(笑)。ゴ「いつもより声出てますよ!」wゴッホくんがメールでお祝いしたら、「ありがトマト」と返ってきた(笑)。
  • 写真撮影のくだりも、「ゴッホ向井ブルーの写真撮りたいですかね?」と相談してきたし、ゴッホくんの前説にまた磨きがかかってきたとうか皮剥けてたなあ。安定と安心のゴッホくんです。いや前説で磨きかかるって。
  • OPMCはうしろシティ×三拍子。高倉氏は喉を痛めてしまって声がカスカス。そしてそれ以上に久保氏の無造作すぎるヘアが気になる阿諏訪氏。お金がなさすぎて髪を切るのを諦めた、伸ばしてるっていうか伸びてるそう。「髪長いデブなんていない」という高倉氏に「お前大仁田先生に謝れ」とwこういうのが即座に出る久保氏は本当にすごいなあ。
  • うしろシがスタイリッシュコンビだと言う三拍子。金子氏は、久「オシャレすぎて手がつけられない」wしかし阿諏訪氏に対しては、「あいつ、多分オシャレじゃないぞ」と。そう言われて、「いや普段はもっとオシャレなんです」と心ない感じの金子氏のフォロー、「お前がそれ言うと余計リアルだからやめて!」と食い気味に止めるあすわん(笑)。「手がつけられない」という言葉は素晴らしいから今後私も使いたいです。口出せない着こなしするものねえ金子氏。
  • 高倉氏が、「この2組は種類が違う」「学校だったら絶対に友達にはならない…まあ久保とも友達になってないかもしれないけど」と、また学校のたとえを出していたよ。高倉氏って、そういう観念持ってるよな…うまく言えないんだけども。
  • 高倉氏はいまだにキャンパスノート(大学ノートをオシャレに言った)にネタ書いてるけど、阿諏訪氏なんかは楽屋で新妻氏とiphoneに繋げられる小さいキーボードみたいなの出してると。「アイフォーン、アイフォーンに」と慣れない感じの高倉氏も高倉氏ですが、その前に「電話にね、繋げられる」と言っていた金子氏っぷりよ。でんわて。
  • あと「後輩なの?」と確認する三拍子、金「僕8年目です」久「嘘つけおい、ナナイロ!」(笑)。嘘じゃないのだけどもね。金子氏が31歳だと聞いて「ええー!」となる客席。高倉氏と同い年。なんなら久保氏のほうが年下だと(また「えー!」ってなる客席)。金「朝青龍と同い年です」高「そう、松坂世代」「あと安達祐実ね」→久「…安達祐実、お前それ毎回言うけどこっち(世代)なんだよ!」「返せ!俺の安達祐実!」→高「…スピードワゴン井戸田さんのものだよ!」→久「返ってきたんだよ!」(笑)。

【1stブロック】

  • 実は一番楽しみにしてたブロック。ドリーマーズ、子どもが10人欲しくて、やりたいことがある。あー楽しい。「ここで厄介なのはー」と言う相方に対する坂本氏の「お前だ!厄介なのは」がツボでした。1組目から奇怪な漫才で、客席はややうろたえ気味でしたがw
  • 浜浜は自主ライブくんでやっていた、相方のダメなところ。幼稚な口げんかしてるだけに見えるのに、構成が見事すぎてびっくりする。そしてまたネタ時間長くなかったかいw
  • ドドん、ボクサーとお坊さん。よくあるスタイルのほうでしたが、序盤の「お坊さんだけのアレかな」とか好きです。面白いなー。石田氏が自己紹介するときに、安田氏が笑顔のままさっと避ける動作も好きなのだ。
  • トークは若手ブロックだけどイスありで。明転と同時に着席ボケをかます浜口氏(暗転中に浜村氏もしていたけど)に、つっこむ安田氏→実は正座で着席していた石田氏、触れてもらえず、「安田さん!僕も一応ボケてますけども!」(笑)。
  • 3組は、ドリーマーズとドドんが初対面。浜浜さん仲介してくださいよーと言われ、浜村「最終的に…こことここをキスさせればいいんでしょ?」w手さぐりでフワフワでしたが、やっぱりなんとなく安田氏が仕切るべきだみたいな空気に。石田氏も、一生懸命探ろうとしていて、いい子だなあ、ドドん。
  • やっぱりお坊さん話題が出るのですが、ドリーマーズ戸矢氏が、インドとミャンマーで2度出家したことがあると。「ええ!」と姿勢を正す石田氏(笑)。真面目に聞いておりました。インドとミャンマーで出家してたら本格的だとw戸矢氏の出家話が突拍子なさすぎて、あの時間では短すぎた…。
  • 真ん中で変わらずキャッキャしている浜浜、仲良いすねーと。みんな仲良いんすか?という話題に。「うちはぜんっぜん」というドリマ坂本氏。高校時代の同級生で、高校のときは仲良かったけど…と。でも戸矢氏が女の子紹介したりしたこともある→坂本「それは俺がお願いしたからだ!」とナゾの反論をw「仲良くない」って言う人って、もっと仲良くしたいアピールではなかろうか…ましてや高校時代仲良かったとか自分で言うくらいだし(笑)。
  • 浜浜は、「一緒に飯行ったりするよ、ラーメンとか」という浜口氏に、即座に「素の感じやめろよ…気持ちわるい…」と嫌悪感をあらわにする浜村氏。ええーw何を恥ずかしがってるんでしょうか。浜村氏が「しおラーメンが食べたい」というからラーメン屋に言ったら、メニューにしおラーメンがあるのに「ねーじゃねえかよ!」とキレた→「塩ラーメンじゃなくて、小ラーメンだった」という話。なんとも言えない顔の浜村氏に、得意気に腕をぽんぽんとたたく相方(笑)。
  • ドドんは、石田「うちはもう仲良いでおなじみ」だと。安田氏は「いや、そんな聞いたことない…」と首ひねってましたけど。とにかく石田氏は相方が大好きなようで(ブログとか読んでてもすごく仲良し)、一緒に旅行行ったりするんだとか。安田「しおり作ったんで行きましょって言われる」石田「せっかく行くんだからしおり作らないと」w石田氏、移動中の運転席と助手席で一緒に居る時間が一番楽しい。浜口「車で行くのおーー!?」(笑)
  • 安田氏は実は30歳(また「えー!」ってなる客席)。4つ下の石田氏的には、ずっとお兄ちゃんが欲しくて、「お兄ちゃんに出会っちゃった」んだそう。ごはんも一緒に行きたくて、でも腹が減ってないと断られると「僕が払いますから」と焼き肉でもなんでもおごってあげる。石田「安田さんが喜んでくれれば僕も嬉しいですから」とのことで。ほほえましいような気もするが、ホストと客の関係に見えなくもない…。1stブロック、探り探りながらこの多様なコンビ間模様が面白かった!

【2ndブロック】

  • うしろシ、お前が東京に行っちゃったら。初見でした。金子氏が今回はとにかく台詞を間違えまくり。まあお見事な崩れっぷりだったなー。でもああいうとき、しれっとやり直しできる雰囲気が金子氏の卑怯さだと思う。舞台上で小道具として槇尾氏に借りたパンを食ってしまう金子氏w
  • かもめん、単独でやっていた「告白」。ちょいちょい台詞増えたりしててまあ面白くて。そして岩崎氏の演技に再びほれぼれ。「ゆーすけ!」「ゆっこ!」「っ、ゆっこ!!」のやりとりが大好きだったー。
  • ダブルはその前に出ていたライブから飛び出して来たばかりだったので、ネタをする前にトークへ(ネタは最後に。ミラクルライダー。)。しょっぱなからその前出ているライブへの毒を吐く川元氏(正確には、その猛毒をその主催の前で平気で話していたという怖い話)、それを聞いて「あのライブの主催そんなこと聞いても気にしてない」と言うう大氏w
  • FKD本公演での、黒田氏・槇尾氏・下池氏のネタを考えてない方トリオについて、黒「俺もたいがいクズだけど、槇尾くんはもっとクズ!」(笑)。あのトリオのネタづくりの裏話。結局ネタ本筋作ったのもまとめたのも黒田氏で、川「お前、ピンになっちゃえよ!」黒「捨てないでよーーー!!」←腕にしがみつく。
  • 槇尾氏が作ってきたけどあっさり流されてしまったネタを、平然と「おお〜、なかなかにつまんないっすねえw」と言い放つ阿諏訪氏wもう、そういうこと言っていい相手を見つけるの、早いなあ(笑)。
  • うしろシティは台本なども作っておらず、その場で合わせてネタしてるのがすごいねと。「へえー、紙にしてるっぽいコントだけどねえ」とこぼすう大氏が、とても素敵…。でもさっきのネタひどかったよね?w→金子氏いわく、「最近は僕のほうが言うことが多い」「阿諏訪は楽をしてるんじゃ?」と→「その言い訳がクズだ!」とう大氏に(笑)。ちなみに阿諏訪氏は、コントをやりこんで最終型になったものをこっそりと打ち込んだりしてるそう。でもそれはどこにも出したことない。阿諏訪氏っぽい。
  • 金子氏のダメな自分なり処世術、う「…なんかこれ想像してたダメさと違うな」黒「リアルなほう来ちゃった」と言われるwう大さん、いろいろと厳しい人なんだな。
  • 川元氏はバイトとかもちゃんとやる。でもそれはみんなの輪に入りたくないから(阿「めっちゃ分かるわー」←しみじみとw)。社員にも、あいつ愛想ないし首切りたいけど仕事ちゃんとやるからなあ、と言われてしまうタイプだとか…。でも心を開くと思いっきりボケるという癖があり、カラオケ店でセーラー服を着てドリンクを持ってったこともある川元氏。それ、どういうボケなんだ!そしてセーラー服似合いそう。
  • その点う大さんは恵まれてますよね、と話し出す槇尾氏。う大氏の奥さん、芸人であるう大さんをすごく愛してくれてるみたいで、普通に働いて心を病むよりはお笑いをやっててほしいと思ってくれてるそう。でも束縛がすごく強いんだよねーとか、それをしゃべりまくる槇尾くん、なんであんたがそんなペラペラと!w勝手に話されて、「僕は、すごい恵まれてると思いますね…」とおずおずと話すう大氏がまた素敵でございました。
  • そんなう大さんの話に、「いいなあ〜!!」と珍しく大きな声が出る川元氏(笑)。川元氏の状況、おそろしいな…だんだん笑って聞けなくなっしまうよ。お願いですから川元氏の身内の方々、これ以上追い詰めないでほしいです。

【3rdブロック】

  • 風松、相方を指して「クズの話のあとにクズが出てきましたけども」にこやかに風藤氏(そんないきなりw)。ネタはフリーマーケットの商品リスト。病院の領収書の裏に書かれた、大量のボケの連発。すごいなあ、公開ネタだしだわ。洗練というか淘汰されゆく前の風松のネタはリアルに怖くてお客さんが引いていることが多い(苦笑)。
  • 三拍子、時事漫才。久保氏が舵取って喋るのって前からでしたっけ。こっちのほうが好きだなあ。OPで、オセロ中島さんのことを「なにせ他事務所だといじりづらい!」「良かったーノリピーのときはー!」とか言ってましたけども(笑)危険なネタもお見事でした。某心理教ワードも飛び出してましたが、あれだよね、もう若いお客さんは分からないかもしれないなあ…。
  • 磁石、マクラのときに佐々木氏の胸ポケットのハンカチーフをそっと持ち上げる永沢氏(笑)。隣人に文句を言いに行く。永沢氏が終始、好き勝手やっているように見えた。ああ、永沢氏情緒不安定だなあ…と感じ始めたところで、「もう、情緒が…!」とこぼす佐々木氏の見事なタイミングよ。佐々木氏が楽しそうに笑ってしまう姿はずるいよ、そんなもんこっちも笑ってしまうさ。
  • トークするとき、高「もうおなじみのメンバーですね」ということで空気もうゆるゆる。何話すのか全く決まってなさそうでも、見てるこっちも不安がない(笑)。好き勝手座ろう、楽屋みたいに座ろうと、自由にイスを置く面々、コンビ同士はかろうじて隣り合っていたけど。そして声カスカスの高倉氏に、「声どーしたー!」と揃ってつっこむ磁石。ちなみに佐々木氏は、最初っからとても眠そうでした…中盤ついに久保氏に「さっさん眠いの?」と気付かれ、「いや、眠い…けど」と言ってしまうw
  • こういうとき準備してくる人と準備してこない人がいる、と高倉氏。永沢氏いわく、矢作氏が「芸人は話そうと思ってたことを収録前にいったん全部忘れろ」と言ってたと。じゃないとそれ話すことで頭がいっぱいになっちゃうから、児島さんみたいになるw→久「高倉がそのタイプ」「だって俺が喋ってる横でうわの空なことがあるもん」(笑)。
  • 準備してきた?風藤氏が話し出したのが、一人っ子の相方がやっぱりちょっとおかしい、という話(笑)。ふきんをきっちり絞らないだとか。風藤さん、ただの奥さん的クレームじゃないですか…(こういうときに、わざわざ「一人っ子論」を持ち出すとするのが風藤氏っぽいかな、と思う。理由が欲しいのかしら)。
  • そこから兄弟論に。みんなの兄弟構成を当てよう、佐々木はお姉ちゃんがいそうーと言われるなか、永「弟がいそうだよね!」佐「お前は知ってるだろ!(笑)」永「いや当てたくて(笑)」って、ほのぼのするな、磁石…。高倉氏はお姉さんが居て、久「キレーなお姉ちゃん」だそう。森口博子に似ているのだけどそれを言うと怒るんだとか。家族話もっと聴きたい。特に三拍子の。
  • 件の「一人っ子って…」という話に、「俺も最初一人っ子だったからー」という永沢氏、「みんな最初はそうだったよ!」とツッコまれていたけど、8歳で弟ができるって、それなりに「最初は一人っ子だったのに」感強いんじゃないかしら。永沢兄弟は距離があるって本人も何度も話してるし。
  • 永沢氏は几帳面と言うわけではない、キレイ好き。久保氏いわく「永沢さんちはモデルルーム」(笑)。でも「ベッドの上でそれなりにムチャしてもあまり怒られない」w「ムチャする」の動きが完全に踊ってた。踊ってるの?(笑)何度か聞いたことあるトイレの便座の話など。あと歩いてる人の後ろをコロコロを持って付いていって嫌がられる永沢氏。そりゃそうだ。
  • 松原氏に食いつく佐々木氏(←ここだけすごく自主的に喋っていた)。「普段何してんの?」「彼女どれくらい居ないの?」「AVとか見てんの?」等々。普段何してんの→松「散歩したり…」→「空き缶拾ったりしてんの」とボケられ、松「拾うかそんなもん」といきなりキレていてちょっと怖かったよ松原氏(笑)。最終的には、相方が見つけた松原氏のAV(けったいなジャンルっぽい)を暴露し、性癖うんぬんの話へと…。流れるまま話させられていた松原氏でしたが、「なんで、俺ばっかり…」と最後に→風「やだった?」→松「いや、別に、いいけど…」ともにょもにょ。風藤氏…!さすがだな、ドSだな。


兄弟構成による性格論は、真偽はともかく聞くの好きなので楽しい。そういうことを考えてるのも、風藤氏と高倉氏(準備してくる派のふたり)だったなー。風藤氏は、「ひとりっ子は親が何でもやってくれたから」といういかにもな印象を述べていたけど、ひとりっ子はやってくれる人が側に居ればやってもらうし、そんな人がいなければ全部一人でやる、と思う…私がそうなので。ひとりっ子松原氏に、家族以外の相方という存在が居て良かったな、としみじみ思う昨今です。うらやましいことですよ。

(3/10up)