かもめんたる第11回単独ライブ「マフラーを巻くのが上手い人」@しもきた空間リバティ

2日目の昼の回へ。去年の夏単独「コネディー♪」は行けなかったので約1年ぶりに。今回は本人たちも公演中から言ってたけれど、すごく評判が良かったみたいです。
1年前の「Merry!」くらいからその後ライブで観ているあいだ、彼らならではの不健康度が軽くなってきたような感触だったのですが、今回でその印象もぐるっと変わりました。はっきりとしない、それでいて胸をえぐるようような感情を見せつけてくるコントばかり。私が見始めたころと似ているようで、ただ「以前に戻った」とは言いがたい変化があって、これはずっと見続けている人にとってかなりかみしめ甲斐のある単独だったんじゃないかなあ。
終始惹きつけられたのはう大氏のキャラクターの多様さとその色の濃さで、あんなに振り幅のある演技をする人だったかと驚いてしまいました。今まで、槙尾氏が感情面を操る(コントロール不能になる面含め)役割を担っている印象が強かったのですが、今回はう大氏のそれがとにかく強調されているように見えて、新鮮さもあったけれどその芸達者っぷりに感服させられてしまいました。
「イケメン」「スタンディングオベーション」「告白」「エグィ!!」が特に好きだったなー。キャラクターや心理描写もだけれど、それが放り込まれる場面設定もお見事でした。幕間Vも、よくわかんなさで煙に巻く感じが強くて良かったし。

公演中のう大氏のもろもろのツイートに心温まりましたよ。楽しそうにやってたみたいで、それが観てても分かったのが嬉しかった。