D.W.ニコルズ「それいけ!ワンマンマンツアー」@渋谷CLUB QUATTRO

あったかいライブだったなー。ニコルズは楽しくて当然という気持ちで行くので、その点は何の不安もないのですが、今回もほくほくの満足感でした。前向きで力強くて、それに見合った説得力を持つバンドだと思います。
わたなべくんが、アンコールになってやっと、へらへらの笑顔を見せてくれて、ずっと気合い入ってたんだなあとしみじみ思いました。思えば、彼はいつも立ち向かうような表情でライブをしているよね。


  • 「それいけワンマンマン」のテーマ?からスタート(笑)。会場限定のWAY25e.p.(うぇいとぅごーいーぴーと読む)の「うえい」はすごく好きだなー。今日はわたなべくんの高音も絶好調だった!
  • 自分の作った曲は、一番新しい曲がやっぱり好きなんだけど、やっぱり30越すと、10代のころとかに作った曲に「あーなんでこんな曲が作れたんだろう」という気持ちになると言うわたなべくん。みんなも、今しかできない表現っていうのが絶対あると思うんだよ、ということで「beautiful sunset」。この言葉はすごく重くて、本当にその通りだと思う。いつまでも瑞々しい感性でいられないことをさみしく思うことも多いけれど、わたなべくんがそんなことを実直に話すことができる人だというのが、うれしい。
  • そのままわたなべくん以外のメンバーは一人ずつはけて、わたなべくん一人で、「猫とギター」。おお、この曲をこんな感じで・・・。
  • メンバーが戻ってくると、まなん嬢はピアニカ(ピンクのかわいいやつ)、健ちゃんがまなん嬢のベースを抱えて、りっちゃんはボンゴという編成で「フォーリーフクローバー」。後半はアップテンポのるんるんな感じにアレンジされてかわゆす。
  • その編成のまま次の曲を始める前に、ひとりわたわたしているりっちゃん。ま「りっちゃん大丈夫?」り「大丈夫!足にね鈴をつけてるんだけどね、鈴が取れなくて焦ってました;」とのこと→わ「・・・勝手にしゃべるんじゃねえよ」w
  • 知らなかったでしょ?足に鈴つけてたんですよお、とお客さんに言うりっちゃんに、「鈴くらいみんな付けてるよね?がんばってならないようにしてくれてんだよ。りっちゃんくらいだよ鳴っちゃってるの。恥ずかしいことなんだよ」と、訳が分からないいちゃもんでりっちゃんを辱めるわたなべくん(笑)。今日はメンバーへの辱めが著しかったなあw
  • 「太陽のこども」では、メンバーそれぞれが歌うパートがあって、みんな恥ずかしそうにしてんのがかわいかったなー。最後のほう、ピアニカが疲れてきてしまうまなん嬢、むー!って顔でがんばってました。かわうい。
  • 元の編成へ。わ「俺だけアコギしかできないわけじゃないからね?みんながみんないろいろやっちゃうと良くないかなーと思って、俺はこのボロクソギターを持ったまま、やってるわけ」「俺ほんとは何でもできんだよ。コンビニでバイトしたこともあるしー、サイゼリヤで皿洗ったこともあるし・・・」→お客さんのひとりから「そっちー!?」とツッコミが→わ「そっち〜」とさも得意気に(笑)。
  • 「カフェオレさん」で、かわいこちゃんのセリフのあとに、本当にカフェオレさんがステージに降臨した(笑)。わたなべくんが好き勝手やってるのを、基本メンバーがケラケラ爆笑してて、ただ見守ってる感じなのも、すごく良いバンドだなあと思うよ。
  • アンコールの物販紹介で、健ちゃんによるグッデイ記録セット。なんであんな、田舎のヤンキーみたいな話し方なんだろうー(笑)。楽しそうにフォローと茶々を入れるわたなべくん。りっちゃんも前に出てピアスの紹介。健「ちょっとだいちゃん俺んとき後ろからめっちゃ茶々入れたでしょ、そういうのやってよ」→わ「マイクがねーんだよ」(笑)。
  • セットリスト、明確じゃないけどたぶん20曲以上やったよねえ。てんこもりで本当に嬉しかったです。ダブルアンコールももちろん。インストアのとき同様、わ「(イントロの)ティンコティコティン♪が鳴ったら今日いちばんの盛り上がりしてよ!」。ティンコティコて(笑)。しっかり答えるお客さん。あれは楽しかろうなあ。本当にみんなが歌ってて、すごいと思う!あんな温かい空間そうそうない。


「愛に。」を聴くと、やっぱり母が倒れた直後ずっと怖くて泣いていたころの気持ちにトリップしてしまって、それと同時に、初めてニコルズを観たときにもトリップします。こういう音楽に出会えたことは、大げさじゃなく運命的だとすら思ってしまいます。だから、ずっと大切にしていきたい人たちなんですよね。わたなべくんは、お客さんがちゃんと楽しんでるか不安で、楽しんでるってわかると羽目をはずしてしまうダメなやつだ言っていて、確か去年のワンマンのときにも、みんなが楽しんでるか心配なの!と地団駄を踏んでいて(笑)、どこまでも真っ直ぐ。そんな真面目なひと、ちゃんと応えてあげたくなりますよ。