「カレー&うしろシティトークライブ」vol.3@新宿Fu-
本日も仲良し4人は楽しかった。前回よりも西光氏の西光氏らしさが後半になればなるほど炸裂していて、星川氏の偉大さをしみじみ感じましたよ。あそこまでお世話するされるの関係がうまくできてるコンビも今珍しくない？金子氏が企画中、「星川くんいっつもこんなかあ…大変だなあ」とぼそっと言っていて、金子氏が言っちゃうほどだものねえと思いました。各々の単独ライブの話とかよかったねえ。もっと聞きたかった。
4人は金子・西光の「人生楽しんでるタイプ」と、星川・阿諏訪の「気にしすぎタイプ」に分かれてて、その対比が面白いです。4人ずつでも違うところが両極で、2軸の散布図で表すと分かりやすそうだなーと思った。むしろ、喜怒哀楽をそれぞれ担当している感じ…。金子氏と西光氏のどっちが「喜」と「楽」なのかは微妙だけど…。始まる前に4人ではなまるうどんに行ったら、金子西光はきゃっきゃきゃっきゃはしゃいでて、なんであんなにはしゃげるのか不思議だったと星川氏（笑）。ほほえましいなー。
- 星川氏は気にしいだし「ちょっとした勇気が足りない」からクレームもつけれられないし、吉野家で「つゆだく」が言えないそう。「並」が限界（笑）。コンビニのホットスナック系も、西光氏が目の前で買うまで、購入したことがなかったんだとか。
- 阿諏訪氏はクレームが言えるタイプ。今年の思い当たることは、近所のコンビニ店員のやる気のなさたるや目に余るものがあったそうで、深夜だと居ないことも多いし、ジュースをレジに出すと自らバーコードには向かわずジュースの向きを変えて当てるとか。それは新しいねと逆に感心する星川氏（笑）。挨拶も「いらすっ」（いらっしゃいませの意）だし。そんな相手に、あるときちょっとむしゃくしゃしてて、「いらすっ」に対して「え！？何！！？」と言い返してやったんだそう。そんなことしても翌日から全然平気で行ける阿諏訪氏、金子西光は引いてたなあｗ金子氏の目がビンタ君を見てるときの目だった。
- 星川氏が今までの人生で唯一つけたクレームは、うどん屋で麺が固かったとき。「これはこういうものですか？」とカウンターに（この訊き方すげー星川氏っぽいなあ）。ちゃんと替えてくれたけど、自責の念に囚われたそうな。ちなみに金子氏は、そもそも一人で牛丼屋に行けない（一人が嫌なんだね）。以前花見の前にコンビニで結構な量を買ったのに、袋に入れてもらえず、それでも言えなかった金子氏、なんだか可笑しくなってしまいニヤニヤしちゃったそう。西光氏に「人生楽しそうだねー」と言われる。お前が言うなという話だけどもｗ
- 気にしすぎなふたりはイベントごととかどうするの？という話。「イエーイ！」となる第1段階、「けっ！はしゃぎやがって」となるのが第2段階だとすると、どっちもできないふたり。うまく説明しようとして言葉を選ぶ阿諏訪氏に、「分かります、分かりますわー阿諏訪先輩！」と共感できる星川氏ｗ参加も、非参加もせず、「菩薩のような顔で過ごす」のが第3段階派のイベントの過ごし方だとか。阿諏訪氏そうなのか…そんな人がクリスマス番長のネタ作ってんだな。年越しの瞬間も特にリアクションは取れない星川阿諏訪氏の、カニを食うマイムコントがすごく面白かったです（笑）。星「カニ食ってるとさ、会話無くなるよね。いつも無いか！」（←※コント中）
- それぞれの単独の話。シティはカレーの単独、初回からふたりで観に行ってるんだって。シティの単独が観れなくて*1ご立腹な西光氏、ぜひまたやってと切望。でも松竹的には難しいそうな。西光氏、「K-PROさんに頼めば何でもできるんじゃない？」とそれはそれは素直に述べていた（笑）。
- 金子氏はナナイロでもやったことがなかったし初めての単独で、最初は普通にやってたけど、水を飲むタイミングを失って、後半は酸欠状態に。ラストのコントはほとんど出来てなかったと。阿「できてなかったねー」。声は確かにガラガラだったもんなあ。単独の稽古は計20時間一緒に居たシティ。でも合わせたのはそれくらい。普段のネタも1、2回しか合わせないそうで、星川氏が「なに？天才？」と（笑）。
- カレーの単独では西光氏がテンパってしまう。前日に衣装のしわが気になって、アイロンをかけ始めたら、そのまま寝てしまったらしくて遅刻した、危ないよねえ、という星川氏の報告に対し、「アイロンをかけてたら、睡眠時間が足りなくなっちゃって、…遅刻したの」とか言い出す西光氏。ええ？となる全体（笑）。星「ちょっとお時間いただいてよろしいですか？」と、確信犯だったのか否かを問い詰めてました。ていうか西光氏全然覚えてなかったみたいで、「忘れちゃうでしょー、やられたほうはね、覚えてるんだよっ☆」とさわやかに言い返してた星川氏…。
- 「われは西光家の王子なりぞ！」発言も意味わかんないもんなあ。耳打ちで聞かされた金子氏が顔を覆って脱力してたもの。
- 企画は、最初にやった金子氏提案の「キャッチコピーで芸人当てゲーム」が楽しかった。お題の芸人にキャッチコピーをつけて、そこから芸人を当てるゲーム。「ザ・ギース」（のコピー）をカレーの口から聞きたいと星川氏に当てる金子氏、星「目の上のたんこぶ！」「勝ちたいぞ〜！」と包み隠さない本音が素晴らしいと思いました。ギースのたんこぶっぷりゆるぎないね！あと、「うしろシティ」に対する西光氏の「急激に現れて…抜いていく…」という説明（もはや説明）で、星川氏が「ラブレターズ！」と即答したのが超面白かった。「あいつら〜〜〜！」ってｗ
- 「カレー星川」を、星川氏が言うことになったのですが、考え抜いて「介護士！」という（笑）。しかし西光氏だけ全然分からない。星「もお〜！分かって！」ｗ
- 西光氏提案の即興コントする企画。準備だけはいいのねと思った（笑）。「家族会議」をテーマにくじで役割決めたり、オチ役を指名する人を決めたり。金子氏は即興だと、けっこう状況かき回すタイプなのかしらと思ったり（オチ指名役だったからかもしれないけど）。阿諏訪氏演ずる「あす子」が実はツボでした。あの軽くイタい感じの女子っぷりいいなー！絶対シティのコントじゃ観られないだろうしな。しかし金子ママの名前、そのまま「かねこ」てｗ
- 即興は2本やったんですが、2本目がいろんな意味でひどかった。最後、「こんなこと舞台上で言うことじゃないと思いますけど、声ちっちゃくしちゃダメ！ダメよ西光くん〜」と普通に星川氏が叱ってた。けどもっと他に言うことあるだろう！と思いましたよ。
- 星川氏曰く、西光氏とうまく付き合うにはと考えたところ、自分を高める、成長させるのにはすごく良い相手だと。「自分という器を試されてる」んだそうな。星川氏がこういう人だから、うまいこと行ってんだよねカレー。
- エンディングではジンカーズ樋口氏がまた登場。出てきただけでしたが。今回はっきりと「トリっぽい」と言われていたよ（笑）。樋「西光さんが話すと時空が1回歪みますよね」と冷静なコメント。最後に阿諏訪氏が、「ギリギリ無視できない程度に歪むんだよ」と名言大賞を残してました。金子氏に、「今日西光ちょっと不安定」と言われてたし、なんだかやらかし具合がハンパなかったんだよねえ。星川氏は相変わらず言葉選びがツボだし、聞いてて楽しいです。行動する前にまず自分の心境を冷静に述べる、というのが、かっこいい。西光氏に試された効果かしら（笑）。今日の阿諏訪氏は、前よりもアグレッシブさが薄かったように感じました。来るものを淡々とこなしてた印象。一方金子氏が積極的におしゃべりしてたかなあ。次回も楽しみです。
*1:お客さんを入れるために観に来てくれる予定だった芸人仲間をお断りした
