ゆず体育館ツアー2006「リボン」最終日@名古屋レインボーホール

松本に居たころは割と近いのでちょいちょい行ってましたが、東京からは意外と距離感があるぜ名古屋(2時間で行くために1万円払うあたりが)。そんなわけでまたタナボタチケットだったんですが最終日に行ってきました。もう、この楽しいツアーが終わってしまうことが残念でならず、始まってしばらくはなかなか乗り切れなくて、そんな自分がゆずに申し訳ないような気がしてイヤでした。ヒーロー見参のとき、画面に手書きで(最終日で)さみしい、というようなメッセージが表示されて、そこでついウッとなって涙がでました。終わってしまって寂しいのは彼らも同じであり、その気持ちを会場中が共有してて、それはなんかすごいことで、最後まで思いが重なりあった誠実なライブツアーでした。そんなこともあって、最後の挨拶で泣きそうになってる(北川さんは泣いてたけど)2人を見てたら、悲しいのを超越してなんか見守るような気分になっていました…。

件のヒーロー見参は、そんな切ない気持ちにもなったのですが、その合間にも新しい映像が挿入されてたり(2人が制服っぽいジャンパーを着たちょうカッコイイやつ)、岩沢さんがどえらいかっこよかったり(「見参、って」のあとにあごをくっと上げて上を向く)、優先したい感情と取り込みたい情報の多さに脳の情報処理スピードをいつもの倍速にしないと追いつきませんでした。ずるいよゆず。チェリートレインは佐野さんと伊藤さん以外のスタドメンバーと一列になって踊ったりして、もんのすごいかわいい演出でした。それぞれの楽器の先にリボンが結ばれていたり。毎回、こうしてサポートメンバーも巻き込んでやってくれるのが本当に楽しいな。緑列車は「最終日なので」やったー!(バンザイ)、でもさみしい(泣きマネ)という動き。提案した北川さんに爆笑してた岩沢さんも、ちゃんとしてくれてたけど泣きマネが爪をくわえるような仕草だったので、それはさみしいというより悔しい なのでは…?
そうそう、もうすぐ30才ミュージカルは内容が変わってて、またも南キャンが来てました。すごい、なんていい人たちなんだろう。ちなみに前回はギャラを貰ってるのか気になるところ。北澤さんに歌いながら口説き迫られて、本気照れしているしずちゃんが本当にかわいかった。アドリブで思いっきりハグして「私はこの1万人を敵に回してもいいの!」とか言ってさらに食い下がろうとするしずちゃん、必死で止める山ちゃん。見ているだけの北川さんが普通にヒドイ男だと思った(笑)ステージのすみっこで運転手の格好で笑っているだけの岩沢さんも面白かったけども。あと社長もやっぱり出てきました。警備員の格好で普通に客席にいて、「何をやってるんですか社長!」とつっこまれてて、本当に毎回何やってるんだろうあそこの社長。北澤さんは花道から降りて、社長と手をつないだりしてはしゃぐから一瞬客席が大騒ぎになっていた。
アンコール中、長野でも観れた「ゆずしりとり」がまた観れて嬉しかったです。やはり最終日スペシャルなのだね。アンコールは「冷めたコーヒー」と「友達の唄」が追加されてて、「友達の唄」の前に北川さんが言ってた「4月という新しい月を迎えて」という前置きが胸に響きまくりましたよ。ちなみに私はこの曲の「悲しみも不安も全てしまう」という歌詞の表現がすごく好きです。「捨てる」んじゃなくて「しまう」という。
「ツアーお疲れ様のうた」が終わって、2人がそれぞれはしっこで挨拶したあと、すでに階段を上がっていく岩沢さんに北川さんが遠くから呼んでて(もう一曲やろうとかそういうことを)あわてて駆け下りてく岩沢さんが面白かったな。あれは本当に急な話だったのかしら。「まだ帰りたくない!もう一曲やる!」という北川さんがだだっこのようでした。マイクを整えながら「やー今回ほんとしんどくって…でもこうして終わると思うと…さびしー…」とぼそぼそこぼす北川さんもかわいかったし、その横でハープを口にくわえて準備しながら苦笑いしてる岩沢さんもかわいかった。それでやってくれたのは「てっぺん」でした。その後もう一回コールが起こったけど、「死んじゃうから!」と断る北川さん。自分で引き伸ばしといて(笑)
4時間に渡りましたが終わったのは7時過ぎで、会場を出たらまだ明るかったです。一生忘れたくない言葉も2人がたくさん言ってくれたよー内容はすでにあやふやになりそうですが、そのとき湧き上がった感情は核みたいに残ってます。胸打たれるってああいうことだなあ。