D.W.ニコルズワンマンツアー2012「I like you TOUR」ファイナル@渋谷CLUB QUATTRO

楽しい楽しいライブでした。ダブルアンコールで出てきて1曲目の「I like you」をもう1度歌いながら、「ツアーが終わっちゃうよー!」と叫んだわたなべくんに胸がいっぱいになりました。
セットリストも緩急があってたっぷりなのにあっという間でした。歌詞のないところでも、わたなべくんは伸びやかに声を挿入していて、もうずっと歌っていたい!っていう気持ちの表れだったのかなあ。お客さんの男子率がどんどん増えてて、まー盛り上がること!野太い声の「健ちゃーん!」「だいちゃーん!!」w

  • 恋愛話のMC、りっちゃんが学生時代に、同じクラスの男の子からラブレターをもらった話、「これが僕の気持ちです」と書かれた封筒のなかに、「ラブストーリーは突然に」の8cmシングルが入っていたそう…記名でなく出席番号までしか明かしていないあたりに、すごい学生ぽさを感じる!相手が分かっていたりっちゃん、残念ながらその気持ちはなくて、ごめんなさいという意味でそのCDを返したところ、後日、彼の机の中が見えたときに、透明の筆箱のなかに、ばっきり割れたそのCDが入っていたそう…。「今客席からさ、そのCDがひゅんっ!って飛んできたら…こわくね!ライブ、中止ー!」「矢面に立ってる俺が一番にやられる!」とだいちゃん(笑)。
  • そのあと、CDって何ゴミなんだろね?と生活感溢れる感想を述べる健ちゃん(笑)。
  • 最初に好きになった芸能人てだれ?好きな芸能人言えよ!という流れに。「えーーーー!」と頭を押さえるまなん嬢、わ「これ『選べなーーーい!』の『えーーーー!』だから」w小中学校時代は、「現実的な男の人に興味がなかった」というまなん嬢、ジャニーズ好き(笑)。最後までひっぱって選んだ人は岡田くん。ちなみにわたなべくんは「酒井真紀とか…内田有紀とか…鈴木蘭々とか…」基本ショートカットが好き、ということで。酒井さんの「毎日がヒマワリ」というラジオをずっと聞いていて、そのジングルのサイモン&ガーファンクルの曲をギターで弾けるようになったときは「あの曲だあ〜!」って感動したそう。その話をしたら男性のお客さんから「あ〜〜聞いてた〜」と感慨深い声が(笑)。ジングル披露にも「すごーい!」と褒められていましたよ、ほほえましいなー。
  • 学校なんて、すごい告白しやすい環境なんだからさ、もっと言っとくべきだった、だって大人になってから「好きです付き合ってください」って、結構パンチあんじゃん、と真面目に言うわたなべくん(笑)。
  • まじめな話をしたあとに、お客さんから「だいちゃん血ー出てるよー」という声が。こめかみから血が垂れていた様子。ガールズもずっと気になっていたよう。タオルで拭いて、「…これ人気でちゃうかもしんねー、みんな帰ったらツイッターに、D.W.ニコルズのボーカル流血してたって流して!」「次のクアトロ即完じゃねえ?!」(笑)。自覚がなかったのかと思いきや、さきほどギターの角をぶつけたそうで。そこから「こめかみから血」をやたらと使いまわしていたよ。「俺がここからピュー!(血)ってなっちゃうくらい興奮さしてくんないと!!」w
  • グッズ紹介、インディーズアイドル?のりっちゃん登場。オリジナルの「ニコ耳」ピアスを紹介するのに、わ「耳にぶっさすやつがあるでしょ」ま「ピアスー!」→わ「耳にね人工的に穴を空けてぶっさす…」ま「ピーアースー!!」という抜群の掛け合い(笑)。
  • 最後の「グッデイ」で、お客さんの歌声をあおりすぎてもう動きがおかしいわたなべくん。名古屋で降臨した機関車は出てこなかったけど、今度はぐいんぐいん腰を振り、ガールズにどん引きされるw後ろを振り返ったらりっちゃんからは「やめて〜!」という感じで目を覆われていたけれど、まなん嬢からはお尻をさわられていました(笑)。わ「おいケツ触んなよ!!」w

名古屋でも思ったのだけど、わたなべくんのはっちゃけ方が本当に振り切れていて、かつリーダーとしてのどっしり感も増していて、その振り幅の広さがすごい。それに当然のようにひっぱられていくメンバーと空間が楽しくて仕方なかったです。ツアーの前、原点回帰のときでさえ、相変わらず何かに立ち向かっているようだなと感じていたのに、わたなべくんはあのまっすぐさと正直さを、とてもあたたかい強さに変えていた。ステージ上で学校の教壇に立った話をするわたなべくんは、本当にみんなに好かれる先生みたいでした。それは彼が憧れた人や好きな人を正直に愛しているからで、それがきちんと投影されているからだと思う。ぴっと姿勢を正して、ちゃんと聞いていますと目を見たくなるような、そんな気持ちにさせてくれる、その求心力と説得力はとてもかっこいい。
歌のなかでもおしゃべりでも、わたなべくんが何度も何度も言っていたのは、好きだって口に出して伝えたほうがいいよってこと。好きだとかあれやりたいとかこれが欲しいとか、周りの人に言っていこうって。彼のその潔さにいつも憧れる。私は言ってこれなかったから。来年の6月のワンマンの発表をしたときも、こんなんで終わるつもりないんで、と静かな闘志をむき出しにしていて、その野心もやっぱり憧れるしずっと応援したいし、何よりも次があるってとても嬉しいことだ。