「浜口浜村の自主ライブくん〜さよなら自主ライブくん〜」@新宿劇場バイタス

結局、1回目の漫才ライブ編と人形劇しか足を運ぶことができなかったのですが、その自主ライブくんの最終回。一年てあっという間だ…
入口で配られた「自主ライブくんのあゆみ」プリントを見て(見なくてもいい)の振り返り、オープニングアクト・偽四郎(ジグザグ池田氏と浜村氏)、人形劇「ジ・シュライブくん」。そのなかで2002年から去年までの代表作?ネタをぶっとおしで披露してくれる。なんだろう、あまりに贅沢で、こんなところで観て良いものなのかな?と一瞬くらっとしました。でも、あの劇場でなくちゃ、あんなにくらっとこなかったんだと思う。

漫才では「三角をあげる」が観れて嬉しかった。このネタだと分かったときなぜか一部の客席から嬉しい悲鳴が上がっていた(笑)。人形劇は今回もディティールがすばらしかった。シュライブくんがお父さんと同じように驚きが長かったところとか(笑)。もうストーリーは言わずもがなですよ…もう何も言えないよ…。
浜村氏の作るネタの世界はほんとーにあったまおかしくて、もうそれ以外に褒めようがなくて、でもその中に、横に居る相方との共有する歴史だったり、これを好きでやってるんだという見せたくてしょうがない気持ちが現れたりするのが、とてもとてもかわいい。エンディングでジグザグの池田氏が、このふたりだから、この小さいふたりだからできることだよね(タッパがあるやつがやってもおもしろくない、的な)と言っていて、まさにその通りで、浜浜ちゃんは本当にずるいのだなーとにやけてしまいました。
最後に浜村氏が、こんな、僕の、オ○ニーに付き合ってもらって…と、さすがに小声で吐き捨てるように自省してたけれど、それにずっと付き合ってくれる相方がいるということは、ものすごいことだと改めて思う。好きなことなのに、楽しいと思えなくなってしまった浜村氏にとって、一年かけたリハビリだったのかな、とも思ったり。挨拶してはけたあと、客席の拍手が鳴りやまず、「お笑いのライブでこんなことあります!?」とアンコールかとびびりながらふたりが再登場したのだけど、個人的にはライブハウスのバンドのように客席がなかなか明転せず、アンコールを促されたように感じました。ずっとお手伝いをしてくれていたおふたりも登場したし、もしかして照明さんが望んだのかもしれないね。どっちにしても素敵だね。