「夏の陣 RETURN TO NATURAL "VS series" 」@下北沢CLUB Que
ウラニーノとニコルズのツーマンだなんて嬉しすぎた!入り口で「今日はどちらを見に来たんですか」って聞かれて「両方です」と答える喜び。本当にきっちり等分したくなるくらい2組とも好きですよ。ずっと楽しみにしていたし、いつもより浮ついた気分で、本当に楽しかったです。終わったあとも浮ついていた…。
この2組の組み合わせは陰陽のようだと思いました。非ずして似ているというか。暑い太陽の光みたいなニコルズと、湿度が高く息苦しい都会のようなウラニーノで、まさに夏の陣でした。
ウラニーノ
- 前説はリンドバーグの「BELIEVE IN LOVE」に戻ってた。山「D.W.ニコルズファンの皆さんは…おいニコルズ対バン選べよと、思ったと思いますが…」「(ニコルズとは)仲良いんですよ?僕らは仲良いと思ってますけど。先方はどう思ってるか、分からないですけど…」。山岸氏とわたなべくんは同い年。メジャーデビューの年も同じだし、同期という感じ。今ノリにノッてるニコルズにぜひ乗っかりたいウラニーノ。「乗っかっていきたい!」と言った山岸氏、斜め上へ合わせた両腕を伸ばす(水泳のスタートみたいな感じ)一瞬のポーズ(笑)。最初からたくさんおしゃべりして楽しそうだったなあ。高知の直後だったからホントに晴れ晴れした気分だったのかも。*1山「一度でいいから…ニコルズと、リズム隊を取り替えてみたい!」(笑)「ひとときでいい。一夏でいいから」←結構長い
- 「夕焼け」は聞かなかったことがないのだけど完全に定番曲なんですかね。この曲は小倉氏のドラムが本当にかっこいい。圧倒されちゃうよ。山岸氏は曲について言及してから歌いだすことが多くて、去年の夏の陣もそうだったけど、自分たちを聴きに来た人以外をちゃんと意識してのことなんだなあと。ツアーメンでのピストンいじめはワンマンより長かったですが(笑)。「アイラブまなん」がガチで引かれてないか心配です…
- あと今日は物販で小倉家のナスを限定30個配布してました(笑)。山「たくさん入って頂いてるみたいなんで、おそらくナスは争奪戦になるかと思いますが…」小「でも毎日30個くらい取れるんでー、実家に来てもらえればあげます」大「群馬じゃねーかお前んち!」(笑)
D.W.ニコルズ
- わくわくするしなんて安心できるバンドなんだろう。わたなべくんが時折、くわっ!て感じで目を見開いてるのがいい(笑)。「サマーレイン」の詩的な歌い方も素敵だった。
- わ「俺らが移動の車の中でずっとウラニーノ聴いてることはみんな知ってるよね?」(笑)。楽屋にナスがあってびっくりしたニコルズ。
- 「ラブリー」で、「楽しいやつ来たよー!」と煽り、お客さんの声が小さいと怒る健ちゃん。わたなべくんも「(健ちゃんに)すいません!(客に向かって)真面目にやれコラー!!」(笑)。最後の「春風」でもみんなで歌うんだけど、わ「中途半端な春風合唱団だと、うちの鈴木が怒ります!」
- アンコールの「熱帯夜」もすごく良かった。わたなべくんはライブだと結構オラオラ系(笑)というか、そんな感じなんだけど、最初に観たのがGCだったこともあって、実は腰の低い青年だと知ってるから、観てて面白いです。
最初に書いたけども、この2組は本当に対象的で、でも全然違うわけではなく、同じ場所にいながら表し方がちがうという感じ。非常にオープンなニコルズと、かたやクローズドなウラニーノ(お客さんのレスポンスを煽ってるようで実はほったらかしなとことかまさに笑)。さらに言えば、わたなべくんは生涯ヤンキーに憧れ続けている青年だとしたら、山岸氏は内に深い不良性を秘めた文学者だと思う。圧倒的に後者のほうがタチ悪いけど(笑)
*1:前々日の高知ライブは、150人動員できないと山岸氏が出れない予定で、なんとか無事出られたとのこと。