「カールじいさんの空飛ぶ家」

立川にて。ピクサー作品を劇場に観に行くのはひさしぶり。「回想シーンで満足」という宮崎監督のコメントが貼ってありましたが、確かにそう思わせるところはすごかったかも。そして見事にあのフラッシュバックで泣きそうになるわたし…。予想以上にぶっとんだ展開をする冒険映画で驚きました。犬しゃべるし。カールじいさんという人間の生き方にスポットが当たっているのもピクサーとしては新しいと思う。パートナーを亡くした老人が自分の過去や夢に区切りをつけるということを常に中心にしていて、老いという永遠のテーマを象徴していると感じました。新鮮な印象が強かったけど、笑えるところも惜しみなく、胸にぐっときたりついハラハラして緊張したり、やっぱりピクサーってすごい！と感動しました。
映像も本当にきれいだった！風船が飛び出すシーンは本当にワクワクしちゃう。エンドロールも相変わらず丁寧で素敵。あと、おうちの中に描かれているパラダイスの滝の壁画がすごくメアリー・ブレアっぽかった。