「メアリー・ブレア展」@東京都現代美術館


ずっと行きたかったけど現代美術館の遠さに気後れしていたら、もう来週で終わってしまう…!朝イチで行こうと決意して行ってきました。
アニメ制作のなかで、コンセプト・アートという土台の枠組みがまずすごいなーと思う。製作者側によほどの自由度と余裕とイラストレーターへの信頼がなければできないことじゃないかなあ。メアリーの描く世界は、かわいらしく柔らかだけれど、どこか影があるような、そういうところも女性らしさかなと感じたり。光や空の表現がとても独特で引きこまれました。特に好きだったのは「ベイビー・バレエ」や、南米旅行中のスケッチです。そのほか、イッツアスモールワールドのデザインは展示方法も相まって、キラキラわくわく、うっとり。母親として生きていくようになってからの彼女の絵に明らかな変化があるのもすごく興味深かったです。スモールワールドの設計中に使っていたというヘルメットに、ある意味すごくインパクトを受けました。フェルトやビーズをあしらった可愛らしさに、ものすごく意志の強さを感じたよ。だって女性デザイナーがあれをかぶって仕事するって、かっこいい・・・
グッズも当然のようにかわいい。しかしオリジナルデザインの限定スケジュール帳はやっぱり売り切れだったようで、店舗販売のものしか置いてなかったです…そりゃそうだよなあ。スモールワールド版が欲しかったよう。
常設展のMOTコレクション「夏の遊び場」も観てきました。「ステッチバイステッチ」で観た伊藤存氏の作品が展示されていたので。刺繍もだけど粘土が意外にかわいかった!やっぱりだだっぴろいスペースに巨大な作品はそれだけで魅力的だなー。

お昼は美術館内のアジアンレストランにて鳥だんごフォーを食す。