磁石初単独ライブ「Fever」@新宿シアターミラクル

チケットにもしっかり「初」単独ライブと。待ちわびていてとても楽しみにしていたし、そりゃあもちろんひいき目もあるけれども、本当に面白かったー。映像化しないなんてもったいない、そしてもっとたくさんの人に見てもらいたかったですねえ。漫才師の単独って、コント師よりも自由度が高くて好きなことやってるイメージですけど、予想をかなり超えていいもの見せてもらいました。いろいろ出来るんだなあ磁石…。内容について詳しく書き残そうかと思ったけれど、もうなんかキリがないのでやめました…。
90分で、ネタはコントが4本に長めの漫才が最初と最後に2本。各ネタの幕間に映像もあり。OP映像とかも、手作り感あふれる、お金かかってない感じで良かったわー(笑)。あんなポップな感じより、もっと大人っぽくしてもいいと思いますが。コントは、どれもそれぞれ色があって完成度も高かったけど、カラオケボックスのネタが一番好きでした。ふたりともそれなりに歌が上手い。永沢氏がかわいそうで、あのうざい感じがすごく面白かった…。オチも優しかったし。あと全体を通して、やっぱり佐々木氏のびっくりした顔やキョトンとする表情を堪能できたので嬉しかったです。あの顔に弱いんだなわたし…。
ロング漫才2本は小さいキーワードも他のネタの遊びになっていたり(「セクササイズ!」*1とか)1本目の流れを2本目でうまいこと使ってたりと、中身はいろんなネタをつなげているのに、ふたつ合わせての構成も含めてとても上手でした。ぐだっとするとこがあっても、そこは単独という空気で面白かったし(笑)。2本目の大ネタが、家族にあてた手紙をチェックしてという永沢くん、それが2枚つづりのすごい長いもので、20個つっこむところがあるわけですが、「…いけるかなあ、おれ…」と、うんざりした顔で上着を脱ぎ捨て、いざつっこむ佐々木くん。このまとめてツッコミスタイルを、しっかり自分たちの色にしたいんだなあという意気込みがすごい伝わったよ。で、直してもらって、永「あと、地元の友達に書いた手紙もあるんだけど、これも…」佐「…後日!!」でオチ(笑)。そしてエンディング映像は、永沢くんがそのお手紙を本当に電話でお母さんに読み上げているというものでした。お母さん、さすがだわあ。
本人たちはエンディングで、永「やっぱり単独は演るより観るほうがいい!」佐「あの地獄の日々ね!」とかなんとか、挙句「また10年後に単独ライブで!」などと言ってましたが、まあ地獄の日々と言うくらい、準備して作りこんできたんだろうなあと思いました。まさに一投入魂という感じ。今日観れて本当に良かったです。


…とかなんとか書いてたら、

そして多くの観に来れなかった方や、もう1回観たい方のために今日の単独ライブをパワーアップさせた追加公演を近いうち「Feverプラス」として、もっと大きな会場で行えるよう事務所に掛け合ってみます。

本当?全く同じ内容でもいいからもっかい観たいっすわたし。

*1:キーワード登録されてる…!