キャプテンストライダム LIVE TOUR 2008「明日に向かって踊れ!」@恵比寿RIQUID ROOM

すごい楽しかったけど、えらい疲れた!と思ったら、ワンマンすごく久しぶり。相変わらず飛ばしてくるし、後半までノリノリだし、そしてバンドとしてもすごくかっこよくなってましたキャプスト。一応レコ発ツアーとはいえ、アルバム曲メインではなく、新曲もたくさん披露してくれて、ますますいい感じで熟そうとしているなーと感じました。MCは相変わらずゆるいけど笑わせてくれて楽しいです。しゃべるの好きだねえ3人とも。

  • 1曲目は「東京ジャンボ☆ディスコ」。序盤は「女」→「恵比寿」、「男」→「おれたち」に変えて歌ってました。そんで2曲目「サイボーグ」の出だしが重厚ですごくかっこよかった。この曲、ライブで聴くたびにかっこよくなってるんですが。
  • 最初のMCで、「いや〜ファイナルだね!盛り上がってるね!」とかなんとか言って会長に「ね!」と振った梅さん、しかし顔を拭いてて「ん?ごめん聞いてなかった」と会長。今回このふたりのすれ違いが特に多かった(笑)
  • 中盤、今回は新曲もたくさんやろうと。永「(梅菊の)ふたりにも『書いてみろ!』って言ってね。まあ自分が楽をしたかっただけなんですけど」。菊さんは初めて作詞作曲をやったそうで、菊「あのねえ、できる時とできない時の違いっていうのがね、分ったね」、それは「できる時っていうのは最後までやったときなんだね、で、できなかった時は最後までやんなかったときなんだねー」。なにそれ!その菊住論に、梅「それ、ギャグ漫画の主人公が長生きの秘訣は『死なないことだ』って言ってたのと同じだ」菊「そうなんだ、じゃあ俺死ななきゃいいんだ」。そしてついに会長が、「もうその話やめていい?広がらないよ!」と締め。菊さんてばもう。まあこんなことも言いつつ、菊さんは今回作り上げたことにやっぱりとても思い入れがあるようで、「作ることは日々のぼんやりを形にすること」と気づいたと語ったり、とてもまじめモードなお話も。菊さんが話し出すとお客さんもなんか見守るような雰囲気になってる(笑)。
  • で、その後新曲を3曲、永→菊→梅の順で披露してくれたのですが、それぞれの色が出まくっててさすがだった。会長のラブソングもすごくらしい感じで。そして最後までやりきったという菊ちゃんの曲は、なんていうか初々しいというかすごくキラキラしていました…。梅さんの「のっかってGO!」(でいいのかな)は、本人が言ったとおり、昭和的なディスコナンバー。
  • その後の「ありのままで世界は」の生みの苦しみについて。この曲は108ドリームスが出たころに梅さんが持ってきて、いい曲だなあと思いつつ、「梅田のくせに生意気な!」とも思った会長(笑)。歌詞がなかなか書けず、曲に負けたくないという気持ちもあったそう。結局お蔵入りしかけていたそうですが、スティーブからプロデュースの話が来たとき、持ち曲をすべて聞かせたところ、永「(スティーブが)『あの曲はいい曲だ、ところで歌詞がないようだが。永友くんて言ったっけ?君の仕事はどうなってるんだ!」って言われて」とのこと(笑)。それでも書けず、そのままNYに行き、そこでもスティーブに「ところであれの歌詞はどうなった?」とまた注意されたそうな。結局、レコーディングする日の朝に書くことができたという、会長なりにこの曲を乗り越えるのが大変だったようです。そのあとの「サンドバックの夜」への流れもよかった。昨日のライブで唯一のしっとりムード。
  • メンバー紹介は菊さんから。ツアー中よく見る夢の話。自分がカウントしたらみんなが違う曲を始めちゃったとか、ドラムのライダーがすごく高いとか。永「せっかくオチになってたのに、ライダーって専門用語が…みんな分かんないから」とダメ出し。ライダー=ドラムを載せている台がすごい高くて、後ろは崖っぷち、みんなはすごく下にいるというものだったそう。それを受けて、「そういう夢って見るよねー。こないだ僕もスマップに入ってる夢を見たことが…」と会長。永「どうしよう、曲とかよく知らないし、ダンスとかできないし…キムタクに『いいんだよ適当にやれば』って言われて」と。も〜はずさないねえ会長。
  • 梅さんは、ツアータイトルにちなんで心躍る話ということで、小さいころ「だいじょぶだぁ」をよく見ていて、志村けんの踊りが完璧だったとのこと。妹さんもうまくて、よく親戚の前で披露しておひねり100円とかもらってたそう。自分は「全員集合世代」という会長、永「バカ兄弟だ!」梅「そう、本当の馬鹿兄妹だよ!」*1
  • 横ちんは、移動中はずっと梅さんの隣で、ステレオから大好きなYUKIちゃんが聞えてきたのでノッていたら、隣から別の曲が。見たらイヤホンから音漏れしたまま寝ている梅さん。それにご立腹とのことで、永「ほら言ってやれ!」横「おい梅田!寝るのはいいけどなあ、周りに迷惑かけずに寝ろぉ!」この言い方が横ちん独特の滑舌ですごく面白い(笑)。菊「よく漏れてるよねー何聞いてるか分かるもん」梅「おれ耳の穴ちっせえから音漏れるんだわ。…ギターボーカル永友聖也!」永「このタイミングで!?」
  • 会長の「踊る」話といえば、会長の通っていた幼稚園は「お寺系」(ゼンショウ寺)だったのだけど、年に1度「ディスコ祭り」があったと(笑)。すごいなー会長ってば引き出しまだまだあるな…。記憶では、お堂にミラーボール。珍しいのでNHK宮崎が取材に来ることに、幼い会長は、「キター!」状態で、ここぞとばかりに踊りまくったのだけど、放送を見てみると、トラボルタのはずが「全身の間接をふにゃふにゃにした、タコ踊り状態」で画面を横切って行ったそうな(笑)。家族にも幼稚園でも、「あれはなにねタコ踊りね!(宮崎弁)」とからかわれ、永「わたしもうおどれない…」(←誰?)と、落ち込んだそうです。
  • ミラーボールの流れからぴったり、電気グルーヴの「Shangri-la」をカバー!これがもうとても素敵でした。私がカバー大好きというのもありますが、会長の声が色っぽくて、似合ってましたねえ。素晴らしい。で、そこから怒涛のようにラストのガラクタまで。飛ばすなあ…疲れさすなあ…
  • アンコールではグッズ紹介の小芝居を会長以外の3人が。会長が「なんだこの茶番劇はー!」と入ってくるも、「こういうのはねえ、嫌いなんだよ!」といいながら、グッズタオルでしらじらしく汗をふく会長(笑)。タオルのモノグラムの柄は「チェリーボーイのチェリーとか」あってとてもかわいいのですが、「札束とかね。まあこれが一番の目的ですけどね」と本音。しかもタンブラーは会長の考案だそうで、菊「俺らが割り箸とか使ってるなかマイ箸とか持ってるしね」梅「エコだよね」永「…まあモテるかなと思って」とのこと。会長赤裸々(笑)。
  • 「泣きそうに〜」で少し優しい感じになったあと、ラストは新曲でした。踊れツアーということで最後は踊らせたい曲で、とのことで昨今のキャプストらしい感じでした。

*1:ドリフのいかりや&中本