「Simple Set LIVE」@新宿劇場バイタス
結局ネタレンジャーを蹴ってこっちに。いつも磁石目当てで大勢出るライブに行くときは、ほかにも観たい人たちが3組くらいいないと行かないんですが、今回は好きな人たちばっかりですごく嬉しい。6組中ギースと磁石っていう最初の発表ですでに行っちゃう気満々だったけど…。いつもライブの覚え書きは気になった人たちのことしか触れないんですが、せっかくなので今日は全組について残しておきます。新宿バイタスは小さかった。Fu-より狭い？見やすくて良かったですが、そりゃあっという間にチケット売り切れますよね。ネタは6組続けて。磁石はトップバッターでした。珍しいと思ったら理由があったのねー。
- 前説：少年color…行列のときもしてたけどK-proのライブでは前説やらせてもらってるという感じなのかな。場数を踏めるっていいよねえ。毎回スタッフ証をつけて客席をさばいているツッコミの彼がメガネでかっこいいなあと思ってます（舞台ではメガネなし）。
- オープニングMCはギースとジンカーズ。尾「いきなりしっとりした4人が出てきて…」と、本当にそんな感じ。私服もコンビ内で系統が同じだったし。楽屋のおかしが全部グミ！とグミ袋を持ってきている4人（笑）。馬「グミじゃないと思ったら、ゼリーだったり」。トークは、高佐さんがファミレスで見た、インディーズバンドの会議のこととか、今日の会場がわからなかった尾関さんが新宿をうろうろして見つけた「イカセンター」という謎のセンターのこと(笑)。尾「入り口がめっちゃ濡れてるの。おそらく冷凍のイカがぎっしり詰まってるんじゃないかと…」
- 磁石：一目ぼれした女性にラブレター…登場したふたりはなんと私服。永沢くんが衣装を忘れたそうで、永「（佐々木氏が）優しいんですよ、僕が衣装忘れたっていったらじゃあオレも私服で出るって。そのほうが僕が忘れた感が薄れるって」佐「あーそれもっと言って〜」。教えてくれるのはいいですが、内情を言っちゃあ意味ないじゃん永沢氏（笑）。しかし私服漫才は新鮮でした。対照的だなあ。「バイタス元気ですかー！」とか言ってみる佐々木氏、反応薄な客席、佐「『私バイタスじゃないし』みたいなｗ」。ネタは、6月といえばジューンブライドで結婚→運命の女性「のちの中林あけみ」→一生に出会う人の数は3000人「ちょうど？」→好かれる男とは、と流れて、一目ぼれした女性にラブレターを書いてきたからと読み上げる永沢くん。「一目ぼれした女性と仲良くなる」ネタは見たことないので、こういうアレンジ版も嬉しい。前半の小ネタも面白かった。やっぱり上手だなー。つっこまれすぎて泣きそう永沢氏にちょっと言い過ぎたと謝る佐々木氏、という流れも良い（笑）途中で噛んで、「今のは噛んだんじゃなくて訛ったの」とその後ちょっと秋田弁を交える永沢氏。
- パンクブーブー：グラビアのカメラマン、雪山で眠くなった人を起こす…最近のパンブーけっこう好きです。やっぱりボケとツッコミがたくさんかけあってる漫才が好きなよう。雪山ネタの途中で噛んで、「あとで噛んだこと謝るから！寝るなよ！」と挿入する佐藤氏（笑）。純さんの「バカバカッ！」はあんまり力入ってませんでした…。
- 風藤松原：「やだね〜」、不良息子と父親…こんなにコントスタイルのかっちりした風松さんを観たのは初めてでしたが、時間も長かったから面白かった。キレる息子の風籐さん、リアルにちょっと怖いｗ他の人ならハラハラしそうなくらいフワッとしたテンションなのに、この人たちだからいいんだよねえ（笑）。
- ジンカーズ：電車で弱者に席をゆずる…この人たちのコント、そこまでツボに入るかというとそういうわけでもないんですが（でもまだ3回くらいしか見たことないし）、企画とかの様子を見てると面白い人たちなんじゃないかと思ってます。樋口さんが馬場さんを振り回してるタイプのより、今回みたいなお互い乗っていくやつのほうが好きかなあ。しかし7分もやってた？という感じでしたが。
- THE GEESE：ずっと隠していたクイズ…これを生でー！嬉しかった。このネタの高佐氏すごい好きだし、尾関パパの怪しい人っぷりが近くで見れて良かった（笑）。
- 5番6番：実写化ブーム、橋田版ドラえもん…ふたりともシャツが派手（笑）。客席に話しかけたり、割とゆるくやってる感じが好きです。猿橋さんがネタ飛ばして、相方のふりからだと思ってたら自分のボケに気づく、というときがあり、「今完全に俺のせいにしたよねー！」と客席にぐちる樋口さん。「脚本橋田」というふりで拍手が起こってました（笑）。でも盛り上がるとこで噛んじゃって、「あー！」と悔しそうに叫ぶサルさん。樋口さんはネタでもアドリブでもつっこみまくりで、すごいなーとやっぱり思いました。しかし今回は漫才師がよく噛んでた〜特にボケの人が。
- 企画：お笑い王様ゲーム…暗がりのなかで、ぐだぐだに終わってしまった漫才をグチる樋口さんと「そんなこともあるよ」と聞いてあげているパンブーの姿が。パッと明かりがついたら、磁石の姿がなかった。仕事があるとかで帰ってしまったと。えー！「企画も全員参加」っていう売り文句だったのに…残念。企画は、みんな緊張して怖がってるのが面白かったです。「誰にも言えないここだけの話」でギースのふたりが当たっちゃって、尾関氏の中2のときのエロ本エピソードすごかった…犯罪でしょうそれは（汗）「若干客席引いてますけども」といいながら、最後に「シティボーイズの斉木さんがカニの詐欺にあって4千万すった」ことを話したら舞台上が一番ウケてた。特に王様（佐藤氏）は大爆笑してた。佐藤氏の王様、腹黒くて良かったな〜。最後のモノマネを何番がとかじゃなくて全員にやらせたり。純さんがウケなくて何度も何度もさせていて、「相方なんだから助けてあげなよ〜」と思ってしまった。純さん、企画中ずっと、本当にイヤそうで(笑)。おいしかったと思うけど。モノマネは、個人的に風藤さんの安斎肇と、ジンカーズ樋口さんの蝉丸の顔マネがヒットでしたw結局9時ぴったりには終わりませんでしたけど、ネタ時間の長さもワイワイした企画も満足で、こういうメンバーセレクトでぜひまたやってほしいです。
