キングオブコント2010

今年のファイナリストは好きな人たちばかりだったけど、逆に特別応援しているとか、いつも追いかけている人がいるわけではなかったので、ある意味緊張することなく気楽に観れました。キングはいつも通りやればきっと面白いに決まってるし、芸人にも愛されてそうだし、結果は大本命が納得の優勝という感じでした。トリだったら気持ち上乗せの得点もありそうだしなー。それも評価のひとつだから全然いいんですけど。
しかししょっぱなから得点がインフレしまくってて、後半はなんだか冷めてしまい、正直去年のようなドラマチックな感動はなかったです…。そんななかエレキの集団いじめのような点数はなんだったんだ。みんなが急にあそこで冷静になったか、悪意があったんじゃないのかと邪推しちゃうよ…。エレキは2本目、今立氏がスタンダードなツッコミに回らないネタを持ってきたのも残念だったなあ。1本目もあまり堪能できず。賞レース苦手なのかしら、やっぱり。
全体的にハマるネタは少なく、いっぱい笑ったのはラバガの「猫カフェ」とピースでした。ピースのネタ、さほと観たことなかったけど、今日のは2本とも楽しかったなあ。ゴールデンのテレビで観れるネタじゃないわ！又吉氏が「私を抱いたのは…！」とか言い出したとき、親と観てたのでおかしな空気になっちゃったよ（笑）。強引なファンタジーで、しかもあんな愛おしいコントを2本ともやりきってくれて、くっだらなくて平和なコントが大好きな私はとても楽しめました。わりと人間関係に笑いのポイントを置いたネタをしたコンビが少なかったこともあり、すごく好きだった！ピース、本格的に売れていくのかな…私のなかではすでに売れっ子なんですけど…。（ここ追記→）終わったあと、新妻氏がピースの2本目に感銘を受けていたことをツイートしていたけれど、確かにトップリードのコントのかわいらしさに通ずるものがあって、それを新妻氏が裏打ちしてくれたのが嬉しかったなあ。

03にもすごく癒されたし、ダウンタウンのMCって今さらだけど良いですね。匿名の芸人に審査がゆだねられているせいか力も抜けていて、サクサクと流してくれるのもいいです。あと紹介写真やらがみんなスーツなのもすごく素敵。番組に品が出るね。それに比べてM-1の泥くささは何なんだろうまったく…。