まひるの月を追いかけて/恩田陸

まひるの月を追いかけて

まひるの月を追いかけて

家族や血縁が軸になっている話って珍しいかも。結末は後味が悪くて少し悲しくなる。悲しい話ではないのだけれど、救いがないような気がした…。静はひとりになりたくなかったのに。
自分は、恩田陸の物語というより、作中の何気ない言葉やフレーズが琴線に触れて引き込まれるのだなと思いました。日記についてのくだりにえらく共感…。何か書かないと、その日が終われないような気がして、こうしてダイアリも埋めているのである。