ジンカーズ第7回単独公演「SERVE」/「横で樋口が聞いている」@しもきた空間リバティ
単独のほうは金曜日の初回へ。本人とコジマさんも言ってましたけど、本当にずいぶんポップになりました。きわどくてアレな要素はあるけれど、すっかり飛び道具として手中に収めた感じがします。公演名どおり、素敵なものを給仕してもらいました。楽しかったー。全体的にテンション高くて、ふたりが本当に楽しそうにキャッキャキャッキャやってるのがうれしかったよ。ジンカーズでそんな微笑ましさを味わうなんて(笑)。
幕間ラジオでも「行かねえよ!」のコント(通称「松戸のやつ」)は、一番やってて楽しいのでそれが伝わればと言ってたけど、初回のまだ遊びの少ない日でも十分それが伝わりました(笑)。いいねー、やってて楽しいコントを強調するジンカーズ、かわいいねー(←ヘンな視点)。
英会話教室はもう3パターン目くらいらしいのですけど、樋口「他に言いようがないんですけど、単語が尖ってる」ということで、まさか尖りバージョンてタイトルにつけてくるとは(笑)。でもそうやって自分たちのネタを客観視することすら、なんだか新鮮というか、カドが取れたなーと感じてしまうのでした。あと吉田戦車様のなかのフレーズで、樋口氏が「最初に見てふつーに笑った」ことに喜ぶ馬場氏ね。馬場「まず相方を笑わしたいよねw」。ふつうのかわいいコンビだ!あと「約束さん」はとてもとても良いコントだったのでぜひ何度も見たいものです…いかにも単独公演の最後のコントという感じはあったけれども…。
馬場氏とコジマさんのトークライブ「横で樋口が聞いている」(本当に袖で聞いていて、ときどき声だけ参加した樋口氏)は、期待以上に満腹になりました。別に摂らなくたって十分楽しめるからだなのに、贅沢なものを一気にいただいてしまって、栄養過多な状態というか…。やっぱりコジマさんはすごい人だね〜。言わなくていいことは言わないけど、でも出てくる言葉の説得力はやっぱり培ったものと好きゆえに見ているものにしっかり裏打ちされてるのが伝わるもんなあ。
印象に残ったところ。
- 今回の単独は樋口氏から毎日でっかいケータリングが届き、樋「これ、馬場も食べました?」→コ「忘れ物取りに帰っちゃいました」→樋「なんだー…馬場にも一緒に食べてほしかったのに」なんだそれw
- 今回(に限らず?)の単独の稽古でジンカーズはホント楽しそうに「キャッキャキャッキャしながら」やっていたそうで、「あれなんなんですか?」「ホントあんな単独の稽古する芸人さんいないですよ、30で…」(客席と馬場氏爆笑)。ネタ詰めてるファミレスとかではそうでもないような…という馬場氏に、「パフェとか食べてないんですか?キャッキャして…」ってニヤニヤ言い返すコジマさんもかわいい!
- ジンカーズの結成のころの話題になると、ちょくちょく詳細を袖の相方に確認する馬場氏。馬「あれウケたんだよね?」樋『いや〜あれは…ウケたとは…』馬「あのときウケてないと俺今ここに居ないと思うんだけど」(笑)。
- ニュースタッフに入ってからコジマさんに初対面したときの馬場氏は、コ「トンガリでした♪」。
- 「BBQ」は「ダイナマイト関西の逆」がコンセプトだったそう。
- ジンカーズが活動休止を発表したのはK-PROさんの年始一発目のライブのエンディングで、「今年もよろしくお願いしまーす!」という雰囲気の最中。コジマさんも何も知らず、本当にどきどきしていたそうで、後から楽屋で聞けたけれど、そのとき永沢氏が「なんでK-PROのライブでお前らがあんな話してんだよ!お前らがあんな空気にしてどうすんだよ!」と、すっごくプリプリ怒ってくれたんだとか(笑)。馬場「激昂じゃないです、プリプリです」。「それで私もちゃんと聞くことができて」「私があのときモヤモヤがなくなったのは私以上に永沢さんがプリプリしてくれたから」(笑)。永沢氏さすがです。
- スパローズには3回生まれ変わっても勝てないと思う馬場氏。森田氏は、馬「さんまさんみたいっすよね」コ「さんまさんの…もっとイジワルな人」(笑)。
- 事務所(入るなら)どこがいいと思います?って話で、「ジンカーズさんは扱い難しいし、わがままが過ぎるんで、仲良いマネージャーさんとこがいいと思う」とコジマさん。「だって厳しいマネージャーさんだったら、髪の毛切れって言われますよ、イヤでしょ?」(笑)→馬場「なんとかキングオブコントの決勝に残って1本目と2本目の間に切りたい…!」w
- 他芸人のライブもよく見に行く馬場氏、コ「馬場さんが居るかどうかは、笑い声でわかります」やっぱりそうなんだ(笑)。永野さんの単独すごかった…と感嘆する馬場氏。コジマさんは泥酔した永野氏に新宿のドンキの前で会って、「おいK-PROライブ出せよお〜!」ってお尻をペローンと触られ、「やめてくださいよお〜!」と言って、「それ以来会ってないですね」とのことwK-PROと永野さんは仲悪い的なことを言われるけど、それは永野氏のほうがK-PROさんとプロレスをしたいのだろうと馬場氏。
- 二十歳のころの日課はなんでしたかという質問。全然出てこないふたり、樋口氏に訊いてみる→樋『二十歳の日課そうですね…ごはんを食べること…』馬「みんなだよー!!」w
- 「次の一手は」という話題で、いろいろ言った馬場氏の後に「ジンカーズさんDVDとか出したらいいんじゃないかと」「形に残して、それこそそれを名刺代わりに」とコジマさん。「本当はアレですよ、Tシャツとか作る前にDVD…(ニヤニヤニヤ)」ごもっとも(笑)。
オフレコな話題もあったし、だらだら残すような内容ではないと思うし(私のゆがんだ目線で観てない人に伝えるようなものでもない)、とにかくコジマさんにたじたじな馬場氏がかわいかったです(笑)。「かなわないっすねえ」って序盤早々に白旗あげちゃうし、「馬場さんのそういう悪いところを全部ぬぐってくれてる」樋口氏のことを、「もっと大事にしなきゃダメですよ」って言われて「俺今日怒られにきたの…楽しくおしゃべりして終わろうと思ってたのに」って、それを「怒られた」と受け止めちゃうBBメンタルな!あー楽しかった、けど、楽しかっただけじゃ表現しちゃいけないような、あっという間の2時間ちょっとでしたよ。