「Simple Set HARF」@新宿ハイジア・V-1

出演:磁石・三拍子・風藤松原

たのしかったー。楽しいだろうなーって思って行って期待以上に楽しいから本当にうれしいね。仲良しFKD漫才組、なかでも割とまったりめの3組でしょうか。オープニングで「仲良しだもんね」「もう特に話すことないよね」って言いながら15分くらいおしゃべりして、そのあとトップバッターでネタだった三拍子が「楽しかったねー!オープニングねー!」って言ってたのがすべて象徴してた気がするよ。気心が知れている少数組ということで、それぞれのコンビ像もよく見えて楽しかったです…。
最近永沢氏は仕切りの「ボードを持ちたがる」そうで、でもとてもたどたどしい(笑)。ちゃんとしたツッコミの人に任せたほうがいいよ、と高倉氏→久保氏が持つ。高「久保は上手いから」→おぼつかない読みあげ、風藤にパス→風「え〜〜っとお…」→佐々木氏へパス。ボードのクリップ部分に指を挟んで「イタタタタ!」→久「角度の違うボケ!!」wもー、楽しそうだなあ(笑)。結局読みあげる永沢氏の横で、両手をぴらぴら振って注目を表現する佐々木氏もかわいかった。なにやってるのw

三拍子はオリンピックが東京に決まったこと(時事ネタ速報すぎ!)、高倉氏による半沢直樹のそば屋バージョン。「香典返しだ!」は昨日ドドんも言ってたな、そういえば(笑)。風松はことわざ大喜利長め。「藍より青し」に「なにそれ」と普通に言い返していた松原氏w磁石は単独から、不良映画に出たい→メガネライダーを続けて。さっさんのターン後、ふっとお互い無言になって見つめ合い、佐「…ん?」永「…」佐「……おれ?」永「……今、今俺が悪いみたいになったー!!」w
企画は3組それぞれが売れるには何が足りないのか他2組がガチダメ出ししようというもの。風松は仲が良すぎて、ダメだと思ったことを言わないとか、練習しないとか…風藤氏がきびしくなってみたらどうかと高倉氏。高「死ねコラー!!って言ってみるとか」久「いや、死ねコラでホントに死ぬ可能性があるから」(笑)。関西弁でやってみたら?ということで、先ほどのことわざネタをちょっぴり関西弁で。わあ久々に観たかもそろって関西弁漫才。松原氏の切り返す口数がすごく増えて、「まっつんの人相が悪くなる;」とギャラリー→怖いから、京都っぽくはんなりやってみたら?→なにやらオネエ度が増してたけど、かわいかったよ(笑)。結局、もっとまったりしていい、ふたりでソファで漫才やってということに(笑)。永沢氏がちっちゃいホワイトボードにガチダメ出しをちっちゃい字で大量に書いてたんですけど、それを読みあげて、的確すぎて「何も言えねえ〜なぁ〜」とがっくり背もたれに身体を預ける松原氏、「かっこわるい北島康介だ」と言われてたw
三拍子は、ふたりともでかいし、声もでかいし、つっこむときの顔が怖いなど。「おれらっぽくやってみれば?」と風藤氏に言われる。ニコニコまったり感を足しながらやってみて、「かわいい」と大好評。佐々木氏が「目があったらちょっと照れたりとか」とアドバイスしていて、なんてあざといことを…!(笑)永「笑顔が、すごく良かったよ」久「…水着審査、あるんですか?」(←胸を手で隠しながら)そういえば松原氏のギャグの流れから久保氏に無茶ぶりが続いてたんだけど、苦笑しながらも全部応える久保氏が素敵でしたね…。
磁石にはなかなか出てこないほか二組。松原氏の出したのが「佐々々々木のやる気Up」と(笑)。これ、コント中のボケでも使ってたよね、わーいなんか嬉しかったわ。でも佐々木氏はFKDの打ち合わせ必ず来るし、ふんどシックスの打ち合わせでも一番意見を言ってくれるんだとか。永「なぜそれをコンビで出さないんだ!」(笑)。秋田弁と広島弁の方言漫才も楽しかった…佐々木氏が聴き取れなさすぎてツッコむところまで来ないw佐「へば?へば?」「俺、へばで止まってるから」。

この企画、お試し漫才をしているときの他2組がとっても楽しそうに観ているのも含めてすごく楽しくてねー。ああいうのって下手するとただ切ないだけのダメ出しになっちゃうこともあるのに、あの3組の距離感と安定感のおかげでただただ楽しく観れました。みんな、こうしたらいいんじゃない?やってみてって言われてパっとお試し漫才できるのがやっぱりさすがだなあってほれぼれしました。
この3組って、と思いだしたんですけど去年の春にSSPトークしてるんですよね。こちらもゆるやかで楽しかったなと思いだしました*1