【メモ】トップリード単独ライブ「二日坊主」@笹塚ファクトリー
やっぱり3回見たからには書きたいなーと思って。ネタバレもあるけど完全に自分の覚え書きなので観てない人にはよく分からないと思います(いつもそうだけど)。上のエントリーは当日の勢いなのでそのまま別として。
白丸は映像です。
- プロローグ:二日坊主単独ライブリハーサル
- オープニング:タイトル
- 「役立たず」
- 二日坊主和賀の10月スケジュール
- 「タバコ」
- ファッション雑誌の取材
- 「ラブ・ジャンクション」
- お台場ダイエットロケ(マネージャー新妻の移動)
- 「ため息」
- アニメ雑誌の取材
- 「おっぱい」
- 広島営業(電話)
- 「嘘」
- 「ワン!ワン!ワン!」収録
- 「犬が嫌い」
- エンドロール
- エピローグ:二日坊主単独ライブリハーサル終了
- 和賀氏の発声練習からスタートするプロローグ、二日坊主というコンビの単独ライブの日で、新妻氏はマネージャー、相方矢島が来るまでの通しリハを、新妻氏が矢島の代わりに行うというもの。観客が見せられるのは二日坊主の単独リハということ。最初の幕間映像で和賀さんのスケジュールを手帳のカレンダーで見せ、それが後の映像コントとして使われていて、その中のフレーズが次のコントタイトルになっていました。お休みの日に「すいませんお休みです」と書かれているのが、もう愛だなあとうれしくなってしまって・・・。
- オープニング映像もかわいくて程良くオシャレで本当に彼ららしく、3回あの映像を観るたびに幸せな気持ちになってしまった。何度も観たくなるオープニング映像って素晴らしい。
- 「役立たず」は、うっとおしい新妻氏とそこに巻き込まれる和賀氏の図。最近猛烈に「張り込み」が観たかったので、このタイプのコントやっぱり好きなんだなーと思いました。最後の「え?」のやりとりの巧さに惚れ惚れ。味わい深い・・・。あと分かってても、「はじめまして」のところで笑ってしまった。
- 「タバコ」、新妻氏今回は韓国語勉強したのね(笑)(去年はベトナム語)。思い返すと、なんだろうこの平和なコントー!やっぱりこんな設定のコントでがっつり笑わせてくれるのトップリならではだよなあ。
- ファッション雑誌「ラブ・ジャンクション」の取材、ライターはやさ雨吉本氏で、カメラマンは能崎嬢(笑)。和賀氏のファッションと写真については…もうあれです、この辺から、「今回も新妻氏の和賀フェチが炸裂・・・」と感じ始める私。
- 「ラブ・ジャンクション」は、マイク2本でてきてまさか歌うの?!と思ったらそうではなかった。初日の帰りにお友だちが「前野方で観たことある」と言うので、まじか!と思いました、アリネタそこ持ってきたのか!No.53でした。行かなかった3年前の行列ですね。昔のネタやってくれるの本当にうれしいねえ。和賀氏の「言うたげて」にやっぱり毎度笑ってしまいました。
- 「ため息」、やっぱり良いコントだったなあ。良いコントを素直に「良いコント」だと思わせてしまうのがトップリードのすごさなんですよね。ため息の言い分を聞いて、「総合的におまえなんなんだ」って言い返す和賀氏の存在はでかいです。すてきです。最高の人生の死に方、確かあべさくトークでも新妻氏ああ言ってたっけ。運命の女性が、初回では「地味顔の人」としか言わなかったのに、2日目からは「地味でかっこいい人」にちょっとグレードアップしていたw
- アニメ雑誌のライターが松崎氏でカメラマンが岡本嬢という(笑)。もうこの映像のつなぎで、幸せな気持ちになった!しかしアレですよ、怒っている和賀氏を観続けて、「どうせこれもにんにんの思惑どおりでしょ」とか思う私・・・新妻氏ドMだし。
- 「おっぱい」は、もう「おっぱいの舞」を和賀氏に踊らせたいだけでしょ!3回目では「おっぱいの海で泳ぎたい」に変わり、見事やりきった新妻氏に「はいよくできました」とニヤニヤする和賀氏・・・。なんなんだあんたたち。
- 「嘘」で、きました女の子にんにん。あの赤いワンピースはSM2じゃないかと踏んでいますがどうなんだろう。暑いのに半袖のワンピ(「こんにちは赤ちゃん」の衣装)と重ね着して気合いがハンパない・・・。独占欲強めの彼氏和賀氏も当然かっこよくって。「もったいない!」と「あれ、なんか楽しくなってきたな」の台詞がたまらなかった・・・3回堪能した。オチへの流れも強引ながら笑いに満たされて大変楽しかったですし。風藤氏の関西弁は、古風よね!wああいう言い訳、よくしてたんでしょうかね!(←今関係ない)
- 「ワン!ワン!ワン!」は、和賀氏の表情がたまらなかったな・・・キョトン顔不審顔大好きなので。
- 「犬が嫌い」、暗転中に着ぐるみが出てきた段階で(絶対新妻氏だろうと思ったし)、ついにそこまでやっちゃうんかい!って思ったよにんにん・・・。ホント言葉選ばず言うけど、新妻氏の書くコント、(性癖的な意味の)プレイだよね・・・。このコント、着ぐるみ時点で私のなかではかなりの力技になりますが、ほぼ和賀氏の心の動きで展開していくのがさすがだなあと思いました。静止の部分もいいし、無駄がない。あと犬に敬語使う和賀氏がツボでツボで・・・。着ぐるみも、白いやつに茶色のマジックで柄を描いているのがトップリらしかった(笑)。
- エピローグ、リハを終えて、二日坊主としての終わりと和賀さんの始まり。やってきたコントのちょっとした回収も無理がなくて丁寧で、感服。ラストもねえ、あれはおおーって言わざるを得ないもの。がんばった作品は誉めてあげないと。
- 和賀氏が、初回と3回目で「(相方は)ネタかけるのが一番だ」とボソっと本音をもらしていたのだけど、そんなの新妻氏うれしいに決まってるよねえ。
- 初回2回目と、矢島の解散を告げる言葉が、「あいつが足を引っ張るからって」だったのが、3回目では「あいつとやってても先が見えないって」に変わっていて、新妻氏的に、どちらがつらい言葉だったのだろうかと邪推してしまった・・・。言いたくないから変えたのか、言われたくないから言ったのか。
- カーテンコールのこと。初日の「嘘」で、実は足がつっていた和賀氏(笑)。新「ちょっとおじいちゃん!!」w和賀氏、3回目では「タバコ」の直前、パジャマ姿で「ごめん我慢できない」とトイレへ行くなど。2回あるから栄養ドリンク飲み過ぎたそう。「今回は和賀さんの負担大きかったですからね」と新妻氏もはっきり言ってて、やっぱり・・・!と思いました。和「人ひとりが覚えられるセリフ量じゃない!」と嘆く相方に、新妻氏は「はい、ありがとうございましたー」と、ものすごく心ない感じで返していて(笑)、ものすごーく楽しかったんだろうなーと。そして、締めるときに和「こういうの、全員(後輩とか)呼ぶもんなの?」→新「もう袖でのんちゃん(能崎嬢)が号泣しちゃって」(笑)。あの舞台に最初から最後まで携われたら、そりゃ泣くよねえ。
前回が絵本作家で、今回は10年続けた芸人。表現者やパフォーマーの人たちが、自分の道で成功したくて続けていくことには、私には一生かかっても理解できないしんどさがあるのだろう。「続けるのをやめる」という選択をすることが、こちらのつらさとは比べものにならないことも。一介のファンの応援なぞ、なんの力になれないのを痛感することも多々あります。
新妻氏は、今回も「夢はかなう」と言ったけど、彼らの夢はどこにあるんだろう。ふきだまる理由が「コントを続けていればなんとかなると思っている」トップリード。彼らがなんとかなるところをちゃんと見たい。見なきゃいけない。今回もそう強く思わされました。