囲碁将棋単独ライブ「湘南September」@よしもとプリンスシアター
すっごく楽しかった。前回の単独もかなり満足度高かったのに、それをかなり上回ってくる完成度でした。長尺出ずっぱり漫才を、もはや「すること」ではなくそれの中身をレベル上げてきたところに感服しました。大好きな立ち話感が存分に発揮されてて、ふたりにしかできないおしゃべり、目いっぱい楽しませてもらいました。
「夢とファンタジーが足りないと思ったから単独の内容変える」と言いだす文田氏(頭に耳と、ミッキーミニーのぬいぐるみを抱えて)。相手をしている根建氏の語尾に全部「なんで??」とハテナが2つついてるのが、ぽいなあと思いながら観てました。そして、馬のエディとジョンとカトリーヌおばさんの寸劇。エディ「歌ネタはやめようね!」ジョン「うん、歌ネタは、世代を選ぶからね」w
お客さんを何と呼ぶか→文田クイズ→宝くじ→前世占い→美容師との会話→根建氏の趣味→文田氏の趣味→ヒトカラ→「ここにいる人間のみなさんも…」で最初のお客さんの呼び方に戻り、「もういいよ」を忘れてしまう根建氏、ふたたびカトリーヌおばさん登場、みんなで言ってあげよう!で、シメでした。拍手喝采できる終わり方。途中、実際に髪切っちゃったりする箸休めはありつつも、今までのような映像休憩タイムなぞはなく、がっつり90分立ち話。あっという間でした。
文田クイズの、文田ルール全開なところに根建氏が付き合ってあげてる感も良かったし、あと「俺ね」と自分の顔を指差す文田氏が、うっかりかわいいと思ってしまった。超うっかりだわ。「宝くじ」は、「5万ちょうだい」で客席からドン引きの悲鳴が上がってましたが、あれも文田氏にとっては「してやったり」って感じなんだろうなあ(笑)。
趣味の話の流れが本当に楽しくて大好きでした。根建氏の「下山」の破壊力はすごかった。なんで「げざん」の一言であんな笑わせられるんだ、すごいなあ。そして文田氏のターン、「バーボン?」言うてるときの顔がもう忘れられません…あそこのやりとりだけ30分くらいずっと観てたかった。思い出してもニヤニヤしてしまいます。
「歌ネタはやめようね」と言っていたのに、しっかり世代ピンポイントな歌ネタ放り込んできたヒトカラも楽しかった。そういえば、「女性にウケないからやめよう」と言っていた下ネタは今回本当になかったねw
ひとつ言うなら、今回は特に無駄のない、「ふたりの世界」を堪能できた内容だったからこそ、エンディングでお手伝いのスパイク松浦嬢以外の人が、ああいう感じでわらわらと出てこられると、正直興ざめしてしまう…(そういうボケだとしても)。単独ライブでお目当て以外の人たちを観てラッキーって別に思えないもので。
最後にカーテンから首を出して「今日はこれでおしまいっ!」と、まさにディズニー映画さながらの終わり方の根建氏エディにほっこり。カーテンが閉まりきる前に顔を上げて、笑ってしまっていた文田氏も可笑しかった。