磁石漫才ライブ「ワールドツアー2010 日本最終公演」@新宿明治安田生命ホール

5月末の風松トークライブにゲストだった佐々木氏が、「単独をする時期に良いハコが見つからなくて、M-1も最後だし、ならDVDにならなくてもいいから、漫才だけのシンプルなのをすることになった」と話していて*1、そのときに「多分80分か90分くらいぶっとおして漫才を」とも。楽しみにしつつ、磁石のライブの前はいつも緊張してしまいます。終わってみれば、なんかもう面白いとか言うより、すごくって圧倒されてしまいました…なんて濃密な時間だったのやら。あんだけみっちりだったのに、ネタは2本くらい削ったそうです。


オープニングはM-1を超意識しまくった無駄にクオリティの高い映像(笑)。エンドロールもくだらなかった。あの全力の悪ふざけ*2が逆にカッコよかったです。正直細かいところ(それどころか大まかなネタすらも)覚えていない状態なのですが、とにかくひたすら笑わしてもらったという感じ。思っていたよりコントに入るネタが多くて意外だったのだけども、「永沢氏があれやりたい、これやりたいという」ということ自体がフリだったなんて。忘れたころにポンと前のフレーズが出てくるところも秀逸。全体として永沢氏がイライラさせるキャラだったこと(佐々木氏も何度も言ってた)と、下ネタが多めだったのはあえてかなあ。あと磁石のネタのなかではすぐ人が刺されたり死んだりするwそれがなんか、大して重くない、ただのおふざけであるところが、少年ぽいなーといつも思います。ボケの数も本当にハンパなかったのだけど、それ以上に佐々木氏のツッコミ力が存分に発揮されていてとても楽しめました。怒ったり流したり乗っかったり、ときどき素で笑ったり。永沢氏は予定よりお水タイムを2回勝手に増やしてましたが、佐々木氏は結局給水せずに90分。すごいよ!もっと自慢していいんじゃないの?

エンディングで永沢氏が「当日券に100人並んでもらって」と言っていて、てっきり冗談だと思ってたんですが佐々木氏が否定してなかったので本当だったのかもしれない…。DVD化、するかなあ。あ、フライヤーの写真は三拍子の高倉氏が撮ったそうですよ(笑)。

*1:単独の準備するのはめんどくさい、仕方なくやってる、とも言っていたw

*2:「悪ふざけ」とでも言わないと、切ない。