ウラニーノ「"World end Happy end"レコ発ワンマンライブ〜発売2日後!なるたけ聴き込んで来てください〜」@下北沢CLUB Que

楽しかったです。ライブで聴くたびに思うけれども、山岸氏の声から溢れるあの世界観と音のバランスにうっとりしてしまう・・・。さわやかさも痛々しさもやるせなさも全部内包して、でもどこかさめた目線から見ているような。うまく言えないけど、唄の主人公とは決して一体化しない感じ。そういうところが「文学」と表現されたときにそこそこしっくりくる所以かな。
演出も盛りだくさんでやっぱり楽しい。大橋氏への愛あるいじめも相変わらず(笑)。山岸氏の、キザな自分を楽しんでるっぽいとこも好きだよ。

  • オープニングはパフュ意識した感じのダンスだったよ!超かわいい。今日は大橋氏のお母さんが来ており、始まったとたん、大橋「母親らしき声で、ピストン!って・・・」w
  • 新作を作っている間にいろんなことがあったウラニーノ。先日ラジオのゲストで出たときに、大橋氏の実家を「地獄ハウス」と呼んでいることを話したら、小倉氏のお母さんから「うちの息子が大橋さんの実家を「地獄ハウス」と呼んで笑っていたけれど、事務所としてはどう思ってらっしゃるのか」と電話をかけてきたそうな。小倉氏のお母さんはとても息子がそんなことでメンバーをいじっているとは思ってなかったらしくw小倉「うちの母親、すごく真面目絵にかいた人で・・・」←真面目絵に描く、の間違い。小倉「すごいいぶし銀なんです」大橋「いぶし銀の使い方も間違ってるよ!」。小倉「原田泰造さんみたいな人で」「・・・?」山岸「・・・ああ、曲がったことが大嫌い、ね」(笑)。なので、そのうちウラニーノの保護者説明会をやろうかと。大橋「すでに今日ひとり来てますけど」。
  • あと中目黒の居酒屋でケンカした山岸氏と大橋氏。小倉氏いわく大橋氏は「言わせてもらうけど」の応戦のみ。その後が続かない(笑)。小倉「あげくの果てには『お前って言ったな!』ってキレてんのw」小倉氏が蚊帳の外から報告してたのが面白い。このケンカのことを、大橋氏が「ワンマンだし、みなさんの前で仲直りをね」と握手を求めたのに、「そういうのはここでやることじゃない」と山岸氏拒否。行くあてのなくなった大橋氏の右手(笑)。かわいそう。
  • あと、今日はワールドカップですねと思いだしたように言う山岸氏、「この人たちサッカー興味ないんだろうなあってことは、見てお分かりだと思うんですけど…」「サッカーはほんと分かんないです、ぼく…」と申し訳なさそうに。山岸「前園選手で止まってる感じだけど…もういないよね」大橋「もう10年前だね」山岸「そっか…小野さんは、いるかな」大橋「あー、今回は選ばれなかったね」山岸「そうですか…僕小野さんにお会いしたことがあって」びっくりした顔する大橋氏。「センター試験を受けに行くときに、与野駅で松葉杖ついた小野選手を観た」とのこと。「お大事にしてくださいって言いましたけど。そんなことしか言えないですよね怪我してる人に…」(笑)。
  • 「前進するビート」→「青春スピーカー」の流れがさわやかですごく良かったです。
  • 「ツアーメン」では始める前に、つい最近廃車になってしまった、移動機材車セレナへ向けてのお手紙を読んでから。遠征先で廃車が決まるってつらいだろうなあ。あと私はまだ東京でしかウラニーノを観たことないけど、地方でこの曲聴いたらまた感慨あるだろうな。ちなみにこの曲でも、盛り上がりのよい雰囲気に乗じて大橋氏が握手を求めたのに、やっぱり拒否された(笑)。
  • アンコールでは物販のTシャツを着て出てくるメンバー。唐突に小倉氏、「あれ!みんな何そのTシャツ!」「あれ俺も着てる!」と言い出す。
  • 山「最近皆さんが何を聴きたいのか分かってきた気がします!」と言って「続、やぶ医者と私」だった〜。やりきった後も、「本当にやりたいのこっちかもしれない・・・」ってぼそっと山岸氏。「こっち」ってなにさ(笑)。本来ならここでTシャツをいじる予定だったのに、「先に小倉がなぜか言っちゃって。完全に段取り間違えやがって」とのことでした(笑)。で、「あれで終わるわけにも行かないので」、「終着駅」。
  • 今回もダブルアンコール。へこへこしながら出てくるメンバー、「もうしょうがないなー!」と小倉氏(笑)。大橋「どうして今日そんな自由なんだよ!」とついに怒った。ほんとどうしたんだ今日の小倉氏は〜。最後にしてくれたのは「ありがとうとごめんねと」でした。ワンマンのダブルアンコールでこの曲だよ、これぞウラニーノでは?この曲大好きですけどね。
  • 大橋氏と山岸氏のケンカは、どの曲だったか忘れてしまいましたが、再三にして山岸氏がちゃんと握手してあげてました(笑)。「とんだ茶番をね」とのことで。山岸氏は全部、小芝居を演じてるんではないかと思うときがあるなあ。曲も演奏も含めて。

山岸氏が「ウラニーノの曲は、元気出せとか何かしろとか、そういうことを言ってる曲はほとんどなくて、どっちかといえば落ち込んでる人にトドメをさすような曲ばかりで・・・」と言っていたけれど、そういうところが好きなんだよと改めて思いました。