最近読んだもの・文庫編

魔術はささやく (新潮文庫)

魔術はささやく (新潮文庫)

宮部さんの書く男の子(高校生くらい)は、性格はいいしかっこいいしもちろん頭いいし天然フェミニストだし、どうやったって恋に落ちてしまいそうになるよ。宮部さんのシュミが出てるんだろうか。ストーリーとか人間関係とかは相変わらず好みですごく良かったのだけど、トリックのタネはらしくない印象でした。でも古い作品だから、昔はこういう色だったのかな。
今夜は眠れない (角川文庫)

今夜は眠れない (角川文庫)

これはいいよ!読んで!と友達に言われたので。それほど絶賛するほどかはわかんないけど、最後の最後までタネあかしがあって普通に面白かったです。母親が自分のせいで離婚できなかったのかもとか思う雅雄のフクザツな心境の描写はさすが。ちょっと泣けた。それにしても親友の島崎くん、ムカつく(笑)子どものくせに!
この作品て、角川文庫と中公文庫から出てるんですね。角川の方が30円くらい安かったのでこっちにしました。