暗黒童話

暗黒童話 (集英社文庫)
父が乙一にも手を出した。暗黒童話を読んだ。グロいものをさらりと書く感じは相変わらずなのですが、「夏と花火と〜」みたいなさわやかな透明感があんまりなかった気がする。ミステリーですけど思い切り乙ワールドです。
この人の世界感は今の世界とはまた別の現実を描いているような、それでいてその世界がすんなり受け入れられるところが好きです。この話はもう想像を超越するぐろい表現で、なかなかしんどかったですよ…電車の中で何度も閉じちゃった