トップリードのこと

1月25日に逮捕の報があって2週間後、6日には新妻氏のブログから謝罪とトップリードの解散のお知らせがあった。自分では情報を調べたりすることはほとんどなかったので、結局どういうことがあったのか、どういうふうに解釈されるべきなのか、全然分からないし、知りたいとも思ってない。どうせ分からないんだから。最初の報道があってから顛末まで、信じられないとしか出てこなかった。信じられないのは認めたくないのと同じ。そんなことを納得できるような要素を、私はトップリードに対してひとつも持ってなかったもん。
トップリードという関係がこんな形で終焉を迎えるなんて、ちょっと、コントすぎるんじゃないだろうか。トプリのコントはいつだって、人の負や闇でさえ誰かを笑わせる希望に満ちていたけれど、今はまだとても笑えない。それでも、今までに観てきた大好きな作品たちも、空間も、そこにいたふたりの姿も、どれも嘘だなんて思わない。真実に勝る大切でいとおしい思い出です。

8日にお友だちとひさびさに集まってごはんを食べて、話を聞いて聞いてもらって良かった。どこぞの炎上騒ぎもそうなんだけど、そういうことをしでかしてしまう(しでかす可能性を作る)ときに、当然悲しんだり怒ったりするだろうファンの存在が一瞬でも頭をよぎってくれなかったのだろうかという失望が、感情的なことばになってめぐるんだよね。ラフスタイルでメンバーが話してたこと、ずっと心にひっかかってたんだけど、今回も思い返した。分かってはいながらも、人間というものはすっかり理解してるつもりでいた相手のなかに、全く自分の理解の及ばない世界を見つけてぎょっとすることがあって、その衝撃が身勝手なものだということも含めて、キツくて苦しい。私は結局、そういうことがショックだったんだなって整理できた。人として彼が分からないということも、彼が手にしたいろんなものが彼を止められなかったということも、悲しかった。

翌日の金曜日、いつものAKBのMCを和賀氏がやっていて、にこにこしていて、元気そうで、本当に良かった。
いつか帰ってきてくれるかなあ。帰ってきたとき、私は喜んで見れるかなあ。