一周忌

志村くんが居なくなって一年。いまだに「死んでしまった」というのが信じられなくて、ふっとどこかに隠れてしまっているだけのような感じがしてなりません。フジファブリックだって、消えていないし。
今日じゃなくても、この一年の間に何度も彼のことを考えました。ipodから曲が流れてきたとき、他のミュージシャンのつぶやき、カバー、彼の誕生日、やっと聴けたアルバムと山内くんの歌声、富士吉田を通過するとき。もはや言葉にすらできませんが。そしてきっと毎年クリスマスイブは、彼のことを想うのだろう。それはいつも同じ気持ちかもしれないし、違うかもしれない。たくさんの悲しみも虚無感も、そのうち消えてしまうのだろうけど、この先もずっと彼のことを想うに決まってる。私は彼を忘れない自信があるよ。それはとても悲しく皮肉なことだけれど、そのたびに花を手向けるような気持ちでありたい。