2月最後のにっき

前のうるう日、私は品川で小学校時代からの友人とおよそ10年ぶりくらいの再会を果たしていました。そんな彼女は地元で2人目を産みました。
21日日曜日、お昼から職場に行って毎年恒例春のイベントごとの準備、というか雑務というか…。職場の近くのお店でオムライスをテイクアウトして自分の部屋で食べた。そっちの仕事もしてたけど、今週職場内でうちの部署を代表(←大仰な言い方)して発表をしなければならなかったのでその原稿を作ったりしてたらすっかり夕方になってた。帰ってお弁当の具を作る。前日の土曜日は引きこもっていたので有意義であった。
22日月曜日、作った原稿をミーティングで見せたらあーだこーだ言われてあたまがぱんぱんになる。そんなに気負うようなものじゃないんだけど、年々人前で話すのがダメダメになっているので緊張しちゃうんだよねえ。この日もちょっと居残り。帰宅して、日付が変わるころにお借りしていた「ゼロワン」を読了する。感じたことのある読後感だったけど、たぶん、役者をテーマにした舞台とか観たあとの感じに似てただけかもしんない。純粋に物語を楽しむには、私は劇場に通いすぎてるなあと思ったんだけど、じゃあ純粋ってなんだという話になってきちゃうし、今のような趣味を持たずにこの作品を読めたらなどとどうしようもないことを考えたりする。もうこの手の物語に何か思いを馳せることに、やや疲弊してるのかも。心に響く言葉はいくつかあって、それを数日のあいだ覚えていたりいつかふと思い出すことができたら、文芸作品から得られるものとしては十分じゃないかな。
火曜日、発表は木曜だと思ってた(毎月最終木曜日にそういうのがある)のに、なぜか部署内の一部にまことしやかに「金曜日だ」「今月だけは金曜日だ」という情報が流布していて、それをうっかり信じてそっかーちょっと余裕ができたと思ってたら、木曜の朝に担当の男子から「今日よろしくね!」と言われ、やっぱり今日じゃん!!ってなった私の無駄な緊張と緩和の繰り返しをいたわってほしいです。準備はしてたから大丈夫だったけども…発表は、やっぱり声がぷるぷるしてくるのが恥ずかしかったけれど、思ってたようなことは起こらず(思ってなかったようなことは起こる)、至って無事に終わりました。「上手にまとまってる」というお褒めのことばをいただく。この言葉、そういえば学生時代からたまにいただくな…私はきっと要約が得意なんだと思う。がんばったのに、女ボスが聴きに来てくれなくてちょっとガッカリ。それよりも、そのあと聞いた2年前に異動してったおねーさんの、「それはあかんやろ」としか言えない行動を聞いてみんな軽くドン引き。いやー、少なくとも一緒に仕事してたときは、頼りにしてるほうだったのに。人って分からないものだ…そんな思いを繰り返して生きていくのだろうな。私もいつどこでそう言われてるか知れたもんじゃないし。同僚さんと遅くまで残ってラーメン食べて帰った。この日からまた借り物の「残穢」を読み始める。

27日土曜日、昼から紀伊国屋サザンシアターにていつものお友だちふたりと「恋の骨折り損」を観に行く。SETの作品て初めて。つっこみどころもたくさんあったけど同じくらい笑うところもたくさんあって、何より女の子がかわいくてもうそれだけで幸せな気持ちになった。大山くんのハプニングはねえ…いろいろ思うところをとりあえず「かわいい」ということばに包んで見えてるところに出す程度にとどめてるよ。終わったあと、たまたま観劇していた知り合いのお嬢さんに会ったので、4人で高島屋のレストランフロアのつばめグリルに行ってハンバーグ食べた。4月から新入社員になる子と、もしかしたら3年目で転職するかもしれない子と、転職して数年のお姉さんと、ずっと同じとこにいるわたし。お茶に移動しようとしたけどどこも混んでたので代々木駅の近くまで行ったけどそこのカフェが19時閉店だったので、名残惜しいけど寒いから解散。
28日日曜日、リサイクルショップに行ってちょこちょこ買い物。また借りていた芸人BLの漫画を読み終わる。また物語よりも、描いてる人のほうに思いを馳せていた。29日月曜日、2月が終わる。