磁石単独ライブ「ZONE」@明治安田生命ホール

昼夜2公演と、プラス500円で入れるアフタートークへ行き、今年の夏も一日たっぷり磁石を満喫して参りました。

まあとにかく、今年も本当に面白かった!今回の構成力の巧さはもう文句のつけようがないんじゃないでしょうか。あれは拍手しちゃうよねー。磁石の単独はいつもボリュームもすごいしそれがこなされるだけで圧倒されちゃうけど、今回のようにとても単独らしいパッケージを見せてきたのはすごく新鮮でした。アイディアの詰め込まれたひとつの単独という作品を観ると、これ、どこを最初に思いついたんだろう?!っていう気持ちになる。それを感じるときは、芸人さんのライブに限らずとても幸せ。
相変わらずすごいことをしれっとやっているなあと思ってしまうし、そんなことないんだろうけどそう見せるちからが彼らのすごいところ。それが彼らのプロ意識なんだと思う。今年はピンマイクを付けていたので声を張らなくてよかったと言ってました。余裕のある堂々とした彼らの自信作を観られて本当に嬉しかったです。この先もずっとふざけて楽しく生きていきたい、でもその夢には君が必要だとしれっと言う永沢氏も、そんなの夢じゃなくていつも通りだとしれっと返す佐々木氏も、その軽やかさがまさに今の磁石で、私がずっと彼らの漫才を見ていて感じていた姿だったから、これ以上の満足感はありませんでした。

アフタートークはわりと急遽決まったのだけども、夜の部のエンディングから「あれ気づいた人いるかな?分かんなかったかな?」とニヤニヤしていたふたり、実はエンディング映像の夏の思い出写真のなかに、GAGの宮戸氏と入れ代った写真を紛れ込ませていたという(笑)。このネタばらしのためのアフタートークといっても過言ではなかったと。宮戸氏にはお客さんだれ一人気づいていなくて、永「気づこうよ〜〜〜〜!!」wネタばらしする前のふたり、キョトンとする雰囲気の会場に「すごいね俺たちの勝ちだね♪」とめちゃくちゃうれしそうな顔しててまあほほえましいこと(笑)。磁石ってこうやってキャッキャしながらふざけたこと思いつくんだろうな〜。
衝撃の幕間映像だったのが「機械音痴佐々木VSパソコン」「VSコピー機」で、本当にもうやらせみたいな機会音痴っぷりなのでいっそもっとテレビとかに見つかってほしいレベル…。エクセルを立ち上げるまでに10分かかって、撮ってるスタッフさんもイライラして実はちょっとヒントくれてたし、3行打つのに60分、編集する人も泣いてたと(笑)。永「これを3分にですか?!って。取れ高がすごすぎて…」wしかしコピー機相手にもそうなんだけど、自分で思いつく力はすごいんだよね佐々木氏…生存能力高いっすよあれは。助けてもらう能力も含めて。そんな佐々木氏の映像が長くなり過ぎたので、使われなかった永沢氏がそうすけの子供服と対決する未公開映像も公開してくれました(笑)。

今回佐々木氏のグッズでとにかく儲けよう問題がすごかったらしく、靴下を提案→けっこう原価がかかることが判明→「じゃあいいです(即)」wそうすけの顔写真つきトート(限定20個)という案も出したそうですが、永沢氏から「俺関係ない」「俺らの単独なのになんでお前の子どもの写真を…」→佐「関係ないってことないだろ!相方の子どもなんだから!」相方の子どもなんだから…(なにか)あげろよ!」永「…お年玉とか?w」(笑)