アーガイル1000(2/2)とワラネタFULL30(2/5)@しもきた空間リバティ

仕事の人事異動の発表があったり、ずっと入院していた人が亡くなってその告別式に出たり、いろんなことがあって、脳みそを分割してあっちこっちに思考している感じ。大人になると楽しいことも悲しいことも次から次へと起こるので、ひとつひとつに時間をかけていられないんだなあ。
月曜日はふらっと当日券で「アーガイル1000」へ。一度観ててまた観たいなーと思ってたアジラッピィとさすらいラビーが観れてうれしかった。達者な漫才っていいね。アジラッピィはなんだかジプシーダンスを思い出すので勝手に感慨深くなります…。K-PROにハマってるのだとはしゃいでいることを自他ともに公言してたけど、そんなはしゃぎっぷりすらK-PROさんのちからの裏付けなんだよなあ。後半のエルシャラ、エレジョン、なすなかにしの香盤はすばらしかった。なすなか師匠の告知マクラ大好き!若手くんたちのお客さんが多いみたいで客席の雰囲気もキャッキャしてる感じなんだけど、そういうお客さんが後半のおじさんたちの爆発した漫才を観て、「やばい!ちょーやばい!」って言ってるのをよく聞く。めちゃくちゃ面白い事象に対して「やばい」って感覚はなんだかうらやましい。
今日はワラネタFULLへ。豪華メンバーでさすがだったけどどこか全体的にまったりしてて、それがまた心地よかった。グランジの五明喜怒哀楽と、ギースの自殺コント(の高佐氏)がOPトークからの流れでめちゃくちゃ楽しかったわ。漫才はなぜかおっぱいとか生理とか性の解放とかそういうのが妙にかぶってた気がする(笑)。中MCではヤーレンズと風松の組み合わせで、もうK-PROさん分かってらっしゃる!!あの2組の距離が縮まるにはもっと時間が必要だったよ〜もっと聞きたかったよ〜(笑)。永沢氏発のしょうへいちゃんへのフリもすっかりお家芸と化す(そしてスピンオフが生まれる)様が観れて楽しいなー。磁石はずいぶんと懐かしい料理番組が本ネタだったけど、リメイクというかアレンジというか、よくこういうことできるなーと感心してしまう。膨大なボケの引き出しを入れ替えて新しい一本を作ってくる磁石の漫才を観ると、コンサートでいきなりアレンジメドレーが来て、ワー!!ってなる気持ちと似ている。懐かしくて得したような気持ちで、そういう漫才してる人あんまりいない気がするのでやっぱりすごいなあと思います。



2015年はヤーレンズを追っかけてみようか迷ったまま2月になってしまった。ここにはヤーレンズのことを全然書いてなかったのでちょっとつらつら書いておく。ザンゼンジフェスの早朝寄席で観てからぐっとつかまれているのだけども、多分そのときは初見ではない気がしてて、元パープーズ時代にどこかで観てるのかもしれない。ところでパープーズは、もう何度も何度も観た2012年の認定漫才師お披露目特番で、なぜか彼らのところだけディスクがガガガッとなって観られないというもはやホラーなことが起こっていて非常に残念でならない…。
次に観たのは「半分大阪、半分東京」で、漫才は完全にフリートークスタイルにしてたので、なんだこの人たちすごくできる人たちだ…!とさらにつかまれました。そのとき、MC明けに香盤読み上げを聴きながら楢原氏がそのコンビをジェスチャーであらわしてたのも印象深くて…にんにんみたい!しかもあんなしれっとかわいい(笑)。今日のワラネタでも、JD氏がR-1の応援要請をしてる後ろでずーっとグラッチェしてる出井氏もなんだかかわいかった〜。マイペースそうに見えて、ツイッター見てても二人そろって社交性スキル高すぎるし、東京の劇場界隈にグイグイ来てるのがほんとすごい…。MCとか平場での振る舞いも、もっともっと見てみたいコンビです。