K-PRO十周年記念興業第八弾「行列の先頭26in赤坂BLITZ」@赤坂BLITZ/キングオブコント2014雑感すこし

チケットを取ったのはファイナリストと放送日が発表になった直後でした。2階席の真ん中くらい(実質2階席は3階席とつながってる)。K-PROさんの10周年をお祝いすると同時に、新しいチャンピオンを含むファイナリストたちをねぎらえるライブなんてほんと素敵ですねえ。いやー後ろの大学生の男の子ふたり、ゲラだったなあ。片方の子が風松のガナリを聴いて「やった〜〜〜〜!」って言ってたよ。私ガナリでやったーって言った人初めて見かけたわ。
オープニング映像で、昨日のファイナリストたちの紹介に「昨日はお疲れさまでした!」と先にテロップが流れて、うっかり泣いてしまいそうになり、もうそれだけで今日は来てよかった〜と思ったのでした。大舞台でネタやってきた人たちに「お疲れさま」と言ってくれるライブ、やさしいな〜愛にあふれてるなあ〜。歴代チャンプにはキラリンと効果つき。今回もゴッホくんの腕が鳴ってましたね。K-PROさんの映像が豪華ですごいというのにも慣れてきてることがもうすごい。

  • 前説は、勝手に来ちゃうこの人たちにお願いしました!ということでウエストランドが!まあ正しくは勝手に来るのは井口氏だけなんだけども。ウエストランドのKOC記念受験の赤っ恥話、おもしろかったー(笑)。あと井口氏は、勝手に来たうえに出られるなら舞台に出ちゃおうと毎度企んでいるそうで、今日も小宮氏とこそこそしてたら即コジマさんがやってきて「何しゃべってんの?ダメだよ!」と怒られたそうなw
  • オープニングでマシンガンズが、赤坂ブリッツ2回目で、「滝沢と組んで、最初のおでかけが、ここ」と説明する西堀氏のキュートなこと!wギターウルフのライブだったそうで、始まったらウオーと前にずんずん行った滝沢氏を見て、これは俺たち売れるな…!と思ったそうな。キュート!!
  • ザンゼンジが留守電のコントで、パイプ椅子に布かけただけのソファでしか見たことなかったから、立派なソファ用意されてよかったなあと思いました。その後も2回出番がありましたしソファ。2階席の、おそらくザンゼンジ初見であろう人たちにぶわっとハマった空気が気持ちよかったです。
  • 風松はクイズ、これめちゃくちゃ楽しかった!!もっとだらだら長く見たいものだわ。「照英には会えないね」って言われて「えっ!?」っと憤る松原氏かわいい(笑)。
  • 巨匠の「万物の祖」コントがいつものことながらくだらないのに怖かった!3つめ?に出てくる「いちばん気持ち悪いやつ」が、ほんとに怖かったなあ。歌がこわい。ああいう歌で、〜ないのにって否定形が入るのはガチでやばい感じがするよ。だからある意味あのコントはすごく救いに満ちているよね。
  • 関西組とラブレのトーク、初出演でずっと出たかったんですというアイロンヘッドの辻井氏が、スタッフさんもすごいと。袖に居る子がインカムでめっちゃ回すしセッティングもするし動き回っているのに「次はアイロンヘッドーー!」とガナリもやっててびっくりした、すごい兄ちゃんがおんねん!とwキャモンくんw
  • 三四郎は「手紙」で、このネタすごく好き〜私はたぶん小宮氏が振り回されているネタのほうが好きなのだなあ。そしてブリッツだから「このネタしようって決めてたもんな」とネタ中にきっぱり言い切る相田氏、キレキレでござった。その次のニューヨークが例のミュージシャンのネタで!深読みかもしれなくてもあのネタをここでやるニューヨーク超かっけーなと思いました。
  • スペシャルチャンピオントークということでキング×03×シソンヌ。リアルタイムで観られなかった03、賞レース大好きな飯塚氏は角ちゃんちとでウチで観た♡とのことで(笑)。情報を一切入れずに録画を再生するのが大変なの!!と熱弁角ちゃん、せっかくなんだからシソンヌの話聴こうよと後輩に諌められてた。シソンヌの前にスタッフのミスでCMに入ったりしたのはほんとだったの?(浜ちゃんが袖に聞きに行ってすぐ、「間違えたんやって!」と笑いに変えてくれたそう)とか、巨匠とクズなおっさんでかぶってたけどどうだったの?(長「そこで初めてテレビ見た人は、なんかそういうテーマがある大会になったのかなって思ってくれたかも」)とか、さくさくいろいろ聞いてくれてとても楽しかったわー。CMはボタンで入るってことが分かりましたねと高橋氏が言ってたけど私も思ったよ!ボタンひとつなのかーと。あと、そういう大事な舞台で何かとハプニングに襲われる経験をしてきたシソンヌの、ブラッツでの単独での開演30分前音響全消失トラブル話、見に来てくれた同期や後輩がネタやって押した時間をつないでくれて…というエピソードを聴いて、「そのひとだれ〜!?」とお笑い好きを隠さない飯塚氏(笑)、そこで少年感覚の名前を聴いてなんだかグっときてしまった…!
  • 銀シャリの漫才で一番笑いました。みなさんもう今日はコントの口でしょーと言いつつ、サービスにあふれた漫才本当に楽しかった。今日もお笑いナタリーでチェックしながら来たという橋本氏(笑)、タクシーの中で「巨匠とリンゴスターも出る!」と知り、それを相方に言ったらタクシーの運転手さんが「巨匠とリンゴスター…?」と不思議そうな反応をしていたとwダパンプと日本むかしばなしの龍に乗ってるくだりで息止まるかと思ったな…。


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KOCを観た感想としては、私は犬の心を知らぬ間に応援していたようで、決勝で負けてしまったときは「あー」と声を出してました。ざんねん。準決勝結果のあと、去年押見氏がツイッターで、我々はもっと外のライブに出なくてはならないと思いましたと自省していたのを鮮明に思い出し、そういう気持ちで動いてきた人は、本当にちゃんと外のライブからなにか獲得してくるのだなあと思ったのです。彼らの言ういわゆる外のライブにばかり通っている私は嬉しかったし、そのときどきでしか見ない犬さんはとても面白くてがつがつしてた。2本のネタとも、大声出してる押見氏がほんとかっこよかったわ〜。ストレートな怒りを笑いに替えるネタって本当にすてきだね。オチもよかったし。
今年は陣内氏と板尾氏の裏チャンネルustも見てたんですけど、リンゴスターの1本目に対して板尾氏が「もうちょっと年齢重ねたらリアリティが出るかも」「まだ役が地についてないというか…」とコメントしていて、なるほどなあと思ったのですけど、そういう意味で彼らのフレッシュさはズバ抜けてました。近年稀に(テレビで)見るフレッシュさでした。今日行列で披露していたペンションのコントは私が彼らを初めて見たネタで、あれぞまさに役がぴったり地にくっついているコントだったのでしょう。2本目にやるつもりだったのかなあ。1本目のその違和感は、きっと強い伸びしろになるといいね。そしてトリの東京03の、まさに年齢を重ねた男の友情コントとの対比もよかったです。
採点は、どの方法がいいとかはもう分かりませんが、去年までの空気には正直辟易していたので、こういうテコ入れもいいんじゃないかしらと思いました。