3月に観たライブ

いろいろありすぎてFKDが遠い昔のことのように感じる・・・。お祭りもいいけどコンパクトで渋いメンツのライブもやっぱり好きだ〜。

Simple Set LIVE」@新宿ハイジア・V-1(3/12:Wed)

マシンガンズ囲碁将棋/ニューヨーク/日本エレキテル連合/巨匠/ジンカーズ

なにこのすごいメンツー!こういう明らかに彩度の低い取りそろえをたまにしてくれるSSL大好き・・・。
OPがいきなりいごしょとマシンガンズで、良い組み合わせだったわ〜マシンガンズと誰かの2組トークほんと楽しいよね。西「よしもとはスカした人が多いから(囲碁将棋は)話しやすい」w舞台上でスベってるときの話になって、「てめえらの会社がくだらねえことを」とLIVE STANDにもの申すマシンガンズ(笑)。「出雲阿国ってのが居て〜、つきあってたんですけどー」とかふつうに言ってマシンガンズをびっくりさせる文田氏(笑)。あと根建氏には、「おまえは当たり前のことばっかり言うなあ!」「その声量で・・・教師に向いてるよ!」という西堀評、すてき。

マシンガンズのネタはFKDの新ネタでもやっていたオリンピックのこととか。羽生選手=ゆずくんを「ゆずくんって…声の高い二人組だよな?」の部分が盛られてて嬉しかったわ。夏色で自転車のブレーキをギュー!!(笑)。後半の巨匠とエレキテル連合の流れもすごかった!その後のジンカーズのクリアさといったら!巨匠は肉欲様で、彼らの恐ろしいところは彼らの世界ではあれがまぎれもない現実なんだと譲らないところですよ…。
企画の大喜利のMCは屋敷氏と馬場氏。馬場氏は独断で得点もつける役。挙手した樋口氏を何て呼ぼうか迷って「じゃ・・・相方!」と言ったり(笑)。屋敷氏のまわしも慣れててうまくて、本当に巧い按配を持ってる人だな〜と感心しました。甲子園選手の嬉しくないあだ名というお題で「赤土食べ男」という回答に「拾わんと〜食べんとー」とのんびり返していたのに、なぜかすごく痺れたわたし・・・。あと企画の目標に対してとても真剣で、だだっ子な相方に「書け!書いてスベってからそのコメント言え!!」とぷんすかしていた根建氏もやっぱりすてきでした(笑)。
エレキテル連合も平場はただのかわいいお嬢さんで、大喜利も光ってたし良かったな〜。

立春囲碁将棋大会!!」@新宿シアターモリエール(3/14:Fri)

囲碁将棋/マジカルラブリー/シソンヌ/ニューヨーク/THE GEESE

またいごしょ、そしてニューヨーク!ひさびさの囲碁将棋大会で、ずっと1月開催の新春だったんだけど3月で立春に。最初やったのはステラボールだったのにねえ、といういごしょに、屋「シアターDになる前に出れて良かったです」。そこからシアDいじりが始まるw
いごしょのネタ3本目がひさびさの「ツモる」で嬉しかったー広瀬香美もglobeも彼らのおかげで定期的に聴きたくなる。シソンヌのレシートコレクションのネタも良かった〜単独やっぱり行きたかったな・・・。シソンヌはもはやいごしょ関連でしか観てないけれども、初対面からずっと好きだし毎回好きだと思うよ。
企画はキャラクター大喜利で、また屋敷氏が当然のようにまわしを頼まれていて、もうそういうポジションなのねーと思ったり。ただみんな大喜利得意じゃない上にハードル高いのかあまり盛り上がらず(笑)、さっきのトークそのまま続けてれば良かったね!な空気でしたが。そのトークは最近マヂラブ野田くんの体鍛えっぷりがヤバイということで、上半身だけ見せたり下半身も見せてくれたり、まーとにかく引くレベルのムキムキ。鳥山明の漫画の体つきだったわ…。肉が付きすぎていて、どうなるの?そのまま丸になるの?と言われてました(笑)。ギースが茶番に招かれていてとても微笑ましかったです。楽しかったー。

「ナニワライブ」@新宿ハイジア・Vー1(3/28:Fri:19時〜)

関西出身で今東京にいる人たちだけを集めるというKーPROさんの新ライブ。もういかにもお笑いドスケベには見応えありそうでたまらないわー(笑)。

風藤松原オジンオズボーンエルシャラカーニ/ソラシド/チャド・マレーン/浜辺のウルフ/シャイニングスターズ/ぱわぁすぽっと・まつもと

  • ぱわぁすぽっとは相方がテレビのお仕事ということで急遽松本氏がMCのみで参加に。松本氏って元たいようだもんねー風松と大阪時代仲良しだったでご存じの(私が)。オープニングも全員でトークで、まあとにかく和やかでほんと同窓会みたいなライブだった。西人ばかりなのに誰もガツガツしてなくてゆるやか(笑)。
  • エルシャラが飛び出しなので(清「今からすげー格下のライブに出なあかん、こっちに居たいのに」w)ここでしかトークはなかったんだけど、高槻出身の清和氏、とにかく関西が大っ嫌いだと(笑)。NSC組やなにかしらの養成所に入っていた他に対して、「誰にも養成されてない」清和氏、しろうさんは「セイワ学校に入ってる」んだそうで、生徒ひとり講師ひとり、いまだによく怒られてると(笑)。
  • 風藤氏も関西が嫌いで、よく言ってるけど今日はもう毛嫌いっぷり全開で楽しそうだった。どこがイヤなの?と聞かれて「すぐ肩をたたくから」だそうw地元のこととか、当時のコンビのこととか、全然わかんなくても話してるみんなが楽しそうだったのですごく面白かった(笑)。
  • チャド・マレーンの漫才を初めてちゃんと観たのだけど、ぶっとんでるかと思いきやすごいちゃんとした構成で楽しかった!さすがです。わかってても「うまい棒」が出てきたら笑ってしまう・・・。あとソラシドも良かったー本坊氏のボケのテイストはちょっと松原氏に似ている気がするので、ふたりの絡みとか観てみたいなーと思いました。
  • 企画も全員でテーマトークで、大阪時代のこととか東京の良い所悪い所とか。オジオズは出てきたとき本当に人気すごかったでしょと言われ、当時はキングコングとロザンとランディーズのファンのうち、彼らに相手にされない子らが来ていた、という篠宮氏w「WEST SIDEな」「いっさいがっさいうえっさい!」と加藤氏が言ってくれて、わーなつかしー!と興奮してしまった。私も例にもれず観てたなあ・・・マジっすかとか録画貸してもらったりしてた・・・・。ちなみにそのマジっすかに対抗して松竹が企画したイベントタイトルが「本気ですか」だったそうw
  • 風松的に、オジオズの印象は「なにこのだっせえ・・・(コンビ名)」だったそうで、松「ロックファンからしたらね?オジーオズボーンをバカにされた感じで・・・」篠「怒ってます?」松「え?怒ってない♪」(笑)。
  • 松本氏からすれば、元ランチが東京に居て関西弁もしゃべらずにやっていることにびっくりし、「うわランチや〜〜ん!!」となってて、一方風藤氏は「うわ下品な関西人が・・・」とすごくイヤだったそうでwそして高松氏は、ランチの風藤さんにジュースを買わしに言ってるトップリードの和賀、という図に混乱していたと(笑)。NSC絡みの同期ネタは毎度なにかしらあっておもしろいなー。
  • 本坊氏の家賃て払わなあかんかな?発言(キャプちゃんみたい・・・)から、「18の時から誰かにずっと家賃払ってるけど、よく考えたらボクの祖先がアボリジニから土地奪ってる」と達観していたチャド氏が今回の名言大賞(笑)。あとは「漫才アワードを何とかしないと、発展はナイヨー!」と怒った松原氏に「急にキダタローみたいになった」という風藤氏。

全体的に座談会ちっくで、ケンケンした雰囲気が全然なくって楽しかったよ。私は観察が好きなのでああいう比較トークとかしてもらうの嬉しいなー。フタリシャベリでゲストに来たときも思ったけど、こういうときの篠宮氏の姿勢がすごく素敵で、人の話もじっと聞いてるし楽しそうだし、今回は内容が内容だけに「話したくはないけど言いたいことがいっぱいある」みたいな感じで興味深かったわ。そして松原氏があまりに素な姿勢なのに対して「喫茶店か!」と注意してた高松氏。フタシャのときも相方に言ってた・・・気を抜いてる=「喫茶店」なのね(笑)。

ニューヨーク単独ライブ「I LOVE NY」@ルミネTHEよしもと(3/28:Fri:22時〜)

ナニワライブの後に。ニューヨークの単独、やっと行けました。しかもルミネってすごいなあ!芸人さんもいっぱい来てました。いやもうとにかくすごかったーなにがすごかったのか分からないんだけど、すごいものを観たという感想。なんなのこの胸の高鳴りは!?人間、本当にすごいものを観ると言葉にならない。そういうものに年に1度くらい出会うけど今回の単独はまさにそれでした。

ニューヨークの持ち味は、あの世の中に必ずいるちょっとアレな人たちを、別に無視すればいいのにあえて槍玉にあげちゃうところ、その按配がとても上手だからこっちもイヤな思いをせず爆笑できる。だと思ってたけど、もう2本目の「クラブ」のお父さんの叫びを聞いて、笑うを通り越して感嘆のため息がでました。彼らは単に周りに悪口を言ってるわけじゃない。ちゃんと内側からも外側からもよく見ていて、こっちが良いと思うからこっちはダメだろと言えてる。だから説得力という強さがある。最後の「プロポーズ」のコントも「恥ずかしいと思えよ!!」っていう叫び、気持ちよかったなあ。
オープニングVで使う過去の写真をふたりで見ている映像が幕間に流れるのだけど、彼らが「イタい」とか「キモい」と言うような若気の至りを、ふたりとも一通りやっていて、そんな過去の自分を笑い飛ばしているのが、とても興味深かったです。屋敷氏の「チビ嶋佐」ってことば、かわいいね(笑)。
単独ライブは、いわば一番のホームライブになるけれど、今回の客席の反応は、なんというかニューヨーク・ハイ(何かのタイトルみたいです)なのが起きているように感じました。みんな彼らの「disり」を気持ちよいものだと期待していて、その期待に何倍ものちからで返してくるニューヨーク、ほんとかっこよかったです。これぞお笑いだよ。