「三四郎・浜口浜村・ドリーマーズ3組のライブ(仮)」@しもきた空間リバティ

通称「3組のライブ」かしら。挑戦的というかいろんな気合いにあふれたライブがもう嬉しゅうて嬉しゅうて…うーん、やっぱり、「組み合わせ」ってすごくだいじ。あまりに貴重で見逃したくない。

  • 前説ではなくて注意事項。客入れはずっとヴィレバンで売ってそうな80年代邦楽を女の子が英語詞でカバーしたやつがかかってましたw
  • オープニングVからもうかっこいい、かっこいいというか、あのかっこつけた感じに愛が溢れててたまらない!ゴッホくん作だそうですが本当に毎度良い仕事されますね。漫才のフレーズが文字になって映像に浮かんでは消えていく美しさよ…
  • 3組登場して、MCは浜浜(ボードを持つのは浜村氏)。思いのほかゆるやかな空気。タイトルが「(仮)」なんでタイトル決めます?どうします?と言いつつさほど進まない→浜口「共通点とか探します?」→小宮「ムラなく男性ですよね」wその前に坂本氏が言ってたけど全員もれなく1983年生まれ。そんななか、喋らない戸矢氏に「じゃあMr戸矢さんに決めてもらいましょう」と相田氏、Mr戸矢さんの案は「大相撲」、ただの今ハマってるものw
  • 浜村氏が自由にやっているように見えるのに、振られた浜口氏が「行っちゃいますよハマさん!」って言ったらすかさず「お前もハマさんだろ!」ってつっこんだり、行っちゃった浜口氏がいつも通り会場の空気を独特にして、胸の前で腕を組んで「脇汗がバーって(出た)」ってニヤニヤして、小宮氏に「良かった、ちゃんと血の通った人間だったんだ、何しても平気な人だと思ってたから」とか言われたり、なんだこれ、わちゃついてるぞ、かわいいぞ!(笑)。
  • ネタ続けて3組。浜浜:犬になれ、ドリーマーズ:羊を数える、三四郎:モノマネ。各組それぞれの出囃子がついていてガナリ(紹介)がないため、「ハイ絶対がんばります!」が言えなかった小宮氏、「ガナリがね、ないんでね…、」ともにゃもにゃ、相「心なしかちょっと…」→結局、袖にひとりだけ戻って叫んで出てくるw
  • 企画1「コンビ相性チェック」、コンビ間でお題の答えを合わせるもの。MCは坂本氏で、もうすでにいろいろな不安というかわくわくが(笑)。坂本氏ホント一生懸命でねえ、あの「ちゃんとやらないと!」感がもはやいとしい。でも全くポンコツではないのよ。勢いが良すぎるだけで。
  • 「一番ウケた舞台は?」で、「高校の文化祭」と答える相田氏。三四郎に外国人のクラスメートが混じって3人でやった文化祭のステージが一番ウケたと。相「やっぱあの時が一番ウケたね(ドヤ顔)」坂「越えてください早く!!」←ごもっとも(笑)坂本氏こういう瞬発力がすばらしいのよねえ。
  • 「一番の大喧嘩は?」で、浜口「ギャロップレーサーの件」で、浜村氏宅で浜口氏ともう一人の友達とギャロップレーサーをやり、(浜村氏のゲームなのに)浜村氏だけ一緒に遊ばないというおふざけをずっとやってたら浜村氏がブチ切れて、ゲームのディスクをばっきり壊し、その後1ヶ月くらい口きかないということがあったそうで(笑)。浜村「おれねそういうとこあるの、怒ると自分を破壊するみたいな…」w一方浜村氏が答えたのは「首絞め事件」で、浜村「人間性についてずっと語ってたら(浜口氏が)いきなり首を絞めてきて(多分ヘッドロック?)」「苦しいって言え!って言うんだけど浜口さん多分首絞めたことないし俺も首絞められたことなかったから、首絞められると声出せない」いつの話なのかしらん。浜口「まあそのあとすぐラブホ行きましたけどねー」→相田「仲良いなあ〜」w
  • 小宮氏が答えたのが「上からの奴か下からの奴か」で、養成所にいたころの「ますらおさん」の名前が出てこなくて「あの上からのやつだよ」「え?ますらおさんは下からだろ?」的な喧嘩だったそうw再現してくれてたけどまあくだらない!
  • ドリマのお答えは戸矢氏が「養成所に入るときに出家が長引いたこと」、坂本氏が「飛行機はJALよりANAがいいと行ったこと」で、全然違う話だけどちゃっかり「旅行ポイントってことで」と自分たちにポイントつけようとしていた坂本氏かわいい(笑)。あと戸矢氏も下ネタとか言うんだなーとか。相方の話も全部食い気味でフォローしようとする坂本氏…。
  • 最後は「相方の嫌いなところは?」という質問。どう答えんだよ?というみんなに、「ツッコミの人は、ボケの人の嫌いなとこを、ボケの人は自分が嫌われていると思うところを書く!」と説明する坂本氏、しかしみんなピンと来てない→繰り返す坂本氏、「ツッコミの方!(挙手を求める)」→「・・・・」→坂「…いない!!」(笑)。ドリマはともかく他二組は特殊だからねえ。でも浜口氏は自分がツッコミだという自覚が一応高いようですが。
  • 浜浜は、浜村氏「器が小さい」浜口氏「自分の話ばかり」で、一致ということに。浜口氏の表現、優しい言い方よねえ。
  • 三四郎はふたりとも文章がぐちゃっとしてた上、結局小宮氏がルールを分かっていなくてお互いの不満を書いていたw結局相田氏→小宮氏のは「チョコとか食べるとき口の周りにめっちゃ付く、それで俺のペットボトルの水とか飲むとその周りにもチョコが…」で、小宮氏→相田氏のは「ラーメンを食べるときにハットをかぶってくる、レンゲにミニラーメンを作る」とかだったwコンビだなあ、ほほえましいなあ。
  • ドリマは戸矢氏が自分の点として「トイレにばっかり行くところ」だったのですが、坂「行かねえよ!」戸矢「いや行くじゃん、気分転換に、行くじゃん」坂「知らねえよーそんなの!!」と勝手にブチ切れていた坂本氏w
  • ネタ2本目。三四郎ドラゴンボールを知らない相田氏、今回は小宮氏の動きよりはフレーズが強かった。浜浜、こぶしねこ。ひさびさー!超かわいいよねなんなんだろうねこのネタ。ドリーマーズ、怖い話。「怖い話を一席」という戸矢氏がハマりすぎてる。
  • 企画2「質問なるべく全部答えます」、MCは相田氏。開演前に個人への質問を集めていたのですが、それにポンポンと答えようというもの。そういう主旨ならばもっとポンポン答えられそうなものをひねり出したのですが、おそらく質問できる機会なぞなかなかないもんだから、わりとがっつりした質問が多くて(笑)。でも面白かった。浜村氏に対する浜口氏を相方としてどう思いますか(的な)質問に、浜口さんの笑いのセンスがすごく好きで、こういうライブとかで僕は頭の回転悪いんでそういうときどんどん行ってくれるところとか、と飄々と答える浜村氏素敵だったし、もう終わったかと思ったところで「もうちょっとやることちゃんとやって欲しいですけど、MCとかちゃんとできるだろ、俺がやらなくても」と付け足していたのも、なんだか良いものを見たわあと思いました。
  • 戸矢氏に他のメンバーの印象を…という長くなりそうな質問が。テンポよく行きたい企画にも関わらずマイペースな戸矢氏。浜口氏には「もうとにかくセンスが…出家してないのに、そんだけ出てくる…」→坂「出家すると出てくるの?じゃあもっと出せよ!」w浜口氏のことは家に置いておきたい戸矢氏、相田「どこに置きたいですか?」→戸矢「風呂場です」(笑)。相方のことは玄関に置きたいそう。坂「人を配置すんな!家に」w
  • もうこの時点でお腹いっぱいだったのに、このあともう1本ずつネタやりますーとのことで、正直「うえー」と思っていたのですが、1組目として出てきたドリマ、坂「出囃子はね、ツイッターでドリーマーズで検索するとよく引っ掛かるので使ってもらったんですけど…」→また暗転、え?となる客席→ばたばたする気配があって、明転するとドリーマーズに扮した浜浜がー!!浜口氏→戸矢氏、浜村氏→坂本氏で、無人島に持っていくものネタカバー…わー、わー、してやられたわ…。
  • そして三四郎扮する浜口浜村、お衣装もそのままレンタルしてたっぽい。相田氏の浜村氏のよそおいは大変新鮮でそれらしく、小宮氏の浜口氏はまあかわいらしかった…。序盤、相方に向かって「浜村さんさあー…、浜口さんでしたね」と間違えてしまった相田氏wネタは空手で、なんか見事に融合してて三四郎のネタみたいでしたよ(笑)。
  • 最後ドリマ扮する三四郎だったのですが、お衣装レンタルしてて、まあこの出オチ感たるやたまらなかったです(笑)。坂本氏は若手のうさんくさいマジシャンみたいだったし、戸矢氏は相田氏の衣装ぱっつんぱっつんwリア充に劇薬ぶっかけるネタももはやさっぱり分からなかったよ。相方のパツパツ具合にびっくりしたらしい坂本氏、ネタ中も「このパツパツが!」って言っちゃうし、終わってからも「直前まで台本読んで覚えてたのに、出たらパツパツの人が出てきたから…!」とプリプリしてました。やー面白かったよう。戸矢氏は相田氏コス中も、お辞儀をするときいつものお腹に手を置いた立ち方で、あの佇まいがハマってる人なのねえと思ったり。


最後のネタカバーは、意外だったというより、ライブシーンでこの3組を観て好きで居た人には、いつか起こるかもしれないと思っていたことが本当に叶ったという喜びをもたらした感じだったんじゃないかしら。そういうのをよく分かってる制作さんの愛に今日も胸打たれました…。大満足な内容で見終わった後の多幸感もひさびさ。体調が万全でなかったのが本当に残念で、笑ったりするだけで人って体力使うんだな…としみじみしました。

<出囃子それぞれ>
浜口浜村はっぴいえんど「風をあつめて」
三四郎:銀杏ボーイズ「SEXTEEN」
ドリーマーズ:RADWIMPSドリーマーズ・ハイ

ドリマの出囃子がRADっぽいのは気付いたけど、意識して選んだのではなく「検索するとよく引っ掛かる」という理由だったことに対して、イメージとズレがなかったことがとても素敵だなあと思いました。