「大奥〜永遠〜右衛門佐・綱吉篇」


イブのピカデリーにてようこちゃんを付き合わせて。私は原作の綱吉編がたぶん一番好きなので、さていかほどまで再現されてるのかという気持ちで観に行きました。その点ではかなり満足。急ぎ足で詰め込まれてるにしては丁寧でしたし、菅野ちゃんの存在感すばらしかった…。衣装も豪華で美しいのは当然。水野編もそうだったのですが、映像にしたとき、いかによしなが漫画が淡白で低温で、より冷酷さを引き立たせるものであるかが分かります。
個人的にあの終わり方は、いきなり目の前でシャッターを閉じられたような印象でしたが、まあふたりのラブストーリーとして描くなら仕方がないのかなという気持ちも…。うーん・・・。柳沢と右衛門佐が対面するシーン、障子の絵柄と相まってお見事でした。上様に一番恋をしていた柳沢のキャラクターも、なんとか余さず描かれていたし。でもー、せっかくの「上様に恋をしているのです」が宙に浮いたままな気もして…。
あと忠臣蔵のあたりはカットでした(笑)。そうだよねー、あれ入れると製作費ガっと増えそうですし!