「世界の終わりのものがたり-もはや逃れられない73の問い-」展@日本科学未来館


NHK大科学実験」の展示も同時に催されてるので、今日行ってきました。
去年のGWに「お化け屋敷を科学する」に行ったときも思ったんだけれど、科学未来館の企画展は、広告やプレスがすごく豪華でお金かかってる印象があるぶん、実際の展示は「あれ、これで終わり?」と感じるところも多いんだよねえ。スペースの問題なのでしょうけども。決して大きくない展示ですが、何かを考えさせる工夫がたくさんでおもしろかったです。いろんな人の考えや気持ちが可視化されるのも良いですね。同僚Fちゃんと、あーだこーだ言いながら廻れたのも、個人的には救われたかも。


大きな喪失や崩壊に見舞われたとき、それは確かになにかの「終わり」だけれど、だからって人生も世界もしのごの言うヒマなく続いていくしかなくて、それは希望であり絶望の事実でもある。どちらと捉えていくか次第なんだよねえ。あと、こういう曖昧で抽象的な概念と向き合うとき、どれだけマイノリティな人たちのことを想定できるかも考慮したいものです。
「あなたではない誰かの未来を本気で考えることはありますか?」。私なんて、多分自分のことよりも誰かのことばっかり考えてる。でも自分のいなくなる何十年何百年先のことなんて、ちっとも考えてない。たぶん逆の人もいるよね。

「変化と多様に満ちた世界のなかで、あなたが残したいものはなんですか?」。特設サイト内でも回答が見られます。私が思い浮かべたのは「あらゆるエンターテイメント」。それを生業にすることや人を含め。安全な場所にいても、おそらくまっさきに弱い立場へ追いやられてしまうのはそういう生き方を選んだ人たちなのかなあと、震災のときに思ってしまって。ちなみに同僚ちゃんの答えは「本」でした。そうだよね、紙と文字の媒体はずっと残っていて欲しい。
あと、ああいう回答に、「恋人」「彼女」とか、そのまま恋人の名前を入れられる、その気持ちね!いっそうらやましいです!私は多分生まれ変わりでもしないかぎりそんなテンションは手に入れられないんだ…きっと…。

「大好物を永遠に食べ続けられますか?」という問いとコラボして、7階レストランではナポリタンのバイキングが1050円で実施中。食べたいねーって思ってたんだけど、いざ行ってみたら、いいか…ということに。大好物、うどんならいけるかも…と思ったわたし。

結局カフェで軽食をいただきました。野菜とミートソースのタルティーニ、「太陽」って名前のドーナツ。おしゃれで安くてかわいいカフェでした!