D.W.ニコルズ「鈴木健太生誕祝い WAY33〜33歳の春なのだ〜」@下北沢440

出演:D.W.ニコルズ ゲスト:与座よしあき

ギター健ちゃんの誕生祝いライブとのことで。実際お誕生日は本日ではなく4月5日なんだけれども。まさかの東京に低気圧嵐到来で、開催されるのか不安ではありましたが、無事行われて良かったです。でも私の友人含め、行きたくても行けなかった人もたくさんいたでしょうに、残念としかいいようがないものね。
そしてゲストが、与座氏!まあ!ホムチが解散したときに、どうやらニコルズとつながりがあるようだとは知りましたが、まさか一緒に何かするところを観られるとは!もう、なんだか両想いな関係がとても嬉しくてさ!とてもとても幸せな空間でしたよ。440ともよく合ってた。
主役の健ちゃんは開演前からステージ前でDJをして盤を回したり、最初の挨拶したり、始まってからもとにかく大忙しで、「結婚式みたいだね、主役が一番忙しいパターン」と言われておりました(笑)。

  • 1曲目、早速わたなべくんと健ちゃんの位置交代で、ジョージ・ハリスンの「Here Comes The Sun」。まあ素晴らしい。歌い終わって、健「終わったー!!」わ「今健ちゃん今日のピーク迎えてるね」「あとは緩やかに下降するのみ」w
  • 今日のセットリストは健ちゃんがあれやりたい、これやりたいとメインで決めて、1曲目もジョージ・ハリスンが好きだから、いつかライブでなり切れたら…という想いで。次も、ジョージがウクレレ弾きっていうことで選んだ「太陽のこども」。ワンマンのとき同様各々ソロ部分がありましたが、一周したらボーカルから「へたくそ!」と(笑)。ひどい!w
  • そんで今度は健ちゃんとまなん嬢の位置交代で「フォーリーフクローバー」を。そしてまさかのドラムまで。「え?マジで?」という空気になる客席。わ「まさかの座ってるだけかもよ〜?」(笑)。健ちゃんドラムは「星の砂」で、ギター部分はわたなべくんの口笛、ちょっとゆっくりめのかわいらしいアレンジに。
  • 全部のパートをやってみて、あらためて本職の人すげーなと思った健ちゃん(笑)。「ボーカルとかさあ…なん、なんだべ!?って思うよ」w自分のパートになってほっと一息。わ「水を得た魚とはこのこと」(笑)。そして「雨過天晴」を。ギターソロ部分では「水を得た魚ー!」を振られていた。この曲も、実は一緒に大声で歌いたい曲。がまんするのがたいへん。
  • わたなべくんの「与座ちゃーん!」で与座氏登場。「ここからは与座さんひとりの時間」と言われ、「だいすけくんも、はけちゃうの…?」と不安そうw「言ったじゃんリハで!」と言われるものの、「だってねえ、皆さんも、こんな、知らない、おじさん出てきて…」と、そわそわ、でもいつもの与座スマイルでした。あと正面から見てて思ったけど、りっちゃんと与座氏、似てない…!?かわいい笑顔が。
  • そして与座氏、かなりの本ネタコントをがっつり2本披露。嬉しいなー。2本目は、健ちゃんだけが与座氏の単独の来られなかった(インフルエンザで)ので、その単独でのネタを。与「バースデーコントということでね」。あったかくウケておりました。ウケて嬉しそうだった与座さん、「(お客さん)みんなおうちに呼びたいですよ」→わ「広いですねえー」w
  • わ「本来なら、舞台は明転と暗転があるんだよね。それがなかったから『終わりです!』って言ってくれて…」「(暗転があれば)もうちょっと面白かったかも…」と、さりげなく失礼なことをw三線披露も、コントのすぐあと(しかも作業着)だったから、わ「ちょっと笑いそうになっちゃった」「なんかコントの続きみたいな」と、容赦ないなわたなべくん(笑)。
  • そして、入場で配られたくじ引きっで当たったお客様には、健ちゃんが淹れてくれたコーヒーをプレゼント。そして与座氏のご実家はコーヒー屋さんなので、「コーヒーにはうるさいですよ」ということで与座さんにも。一口飲んで一言目が「あ、あつーい;;」だった(笑)。そして、与座氏のプロっぽい褒め言葉に対し、「何一つおもしろくないコメントで…」とわたなべくん。もっと優しくしてあげてよ!
  • 沖縄の話。沖縄で開催されるライブはチケットが全然売れない、沖縄の人は直前まで開催を疑うから、始まってから行くとのこと。だからこそ、赤字覚悟で、売れてる人しかできないでしょうというわたなべ節。与「ニコたち大丈夫だって〜!」→わ「ニコたちって…完全にNico touch the Wallsのほうに…」(笑)。最近与座氏は急に猫が好きになったから、ネコたち→ニコたち、と言ってしまったそう。なにそれ!
  • 与座氏の三線も一緒に「Haleiwa」を。やさしくて楽しくて、そしてもう与座氏が嬉しそうでね!幸せでした。
  • 後半はニコルズのライブらしく。今日は本当に来てくれてありがとうと。わ「(健ちゃんと)言ってたんだけど、俺らだったら行かねえなって」(笑)。「春うらら」が、まさにこの時期に聞けて何より。名古屋で聴いた新曲「WONDER」もやっぱり良いです。
  • アンコールでは、ケーキが登場!持ってきたのは与座さん。ステージに上ったとたん、空調のせいもあってろうそくの火が消えかけるw健ちゃんは絶対にケーキ用意するな、と言っていたそうで、「まじかよ〜!」と崩れておりました。そしてあのかわいらしいケーキを作ったのはりっちゃん!まあ〜素敵!ワーっとなる会場に、「付き合っちゃえよー!!」とわたなべくん。そして「俺はこの前まなんとキスする夢見た〜」とカミングアウト。(笑)。ま「ちょ〜〜キモイんですけどーー!!」。わたなべくんは直後のリハのときに、ほんのちょっっとだけ意識したらしいw開き直って、「こういうカミングアウトも、するから!ツイッターに書くなり、ブログに書くなり、フェイスブックで共有するなり!」わたなべリーダー、ご乱心(笑)。
  • 最後の曲では与座氏もマイクを持って登場。やっぱり作業着(笑)。お客さんからも「作業着w」という指摘が。与「脇汗のほうが〜…」とのことで。みんなで「春風」、すっごく気持ち良かったねえ。与座さんも、ま〜楽しそう!!楽しそうに好きな歌を好きな人本人と歌ってる人の姿を観るなんて、こんな嬉しいことはないよ。健ちゃんのギターソロ中、与座さんのキャッチーな動きを、真似するわたなべくん!ノリノリ!かわいかったー。

☆セットリスト

  • Here Comes The Sun
  • 太陽のこども
  • フォーリーフクローバー
  • 星の砂
  • 雨過天晴
  • 愛に
  • バイシクルブルース
  • 春うらら
  • あの街この街
  • WONDER
  • カフェオレさん


あらためて、ニコルズのライブはいつもどれでも自分にとって「特別」だなあと感じました。毎回、なんて素敵なかわいらしいバンドなんだろうと、幸せな気持ちになると同時に、やたら泣きそうになってしまう。わたなべくんがあんなにあたたかで楽しい音楽を演奏しながらも、何かに立ち向かうような表情で歌っている姿から目が離せない。きっと、自分の口から出るたくさんの言葉や、抱えている野心に、負けないようにがんばっているんじゃないかと思う。外というより、内に対して必死なんじゃないかと。彼の表情が見えない位置で、にこにこと心から楽しそうに演奏しているメンバーと一緒に、いつかその願いが叶うことをひたすらに祈る。祈ることしかできなくて、泣きそうになってしまうよ。