「谷川晃一展〜南の庭のアトリエより〜」@三鷹市美術ギャラリー


谷川さんといえば「へーんしん」です。
さすがに回顧展なので、作風の変遷が凝縮されて楽しかった。ちょっと無理してる?っぽい第2期から、ポップアートへ踏み出す第3期、現在に至るまでが見応えありました。余計なものがどんどんそぎ落とされて丸くなり、色鮮やかになる世界。ときどき見え隠れする猫のしっぽのシルエット。抽象的で独自の世界観ながら、テーマは分かりやすく伝わりやすいところがあるのが、絵本作家としても活躍される力のひとつかも。絵画だけじゃなくて、いろんなことやってる人だったんだなあ。アトリエすごく楽しそう。
ニャンニャンカーニバル」の、絶妙なかわいくなさも良かった。なんなんだあれ(笑)。あそこで監視で入ってる人、あの歌が頭にこびりついて離れなくなるだろうなあ。