「草間彌生展 Kusama's Baby Festival in 60's」@ワタリウム美術館


ワタリウム美術館の窓が赤い水玉でまんべんなくデコレートされていたので、もしかして彌生さんかな?と思ってたらやっぱりでした。帰りに寄ってきた。最後のあの赤い空間はやっぱり一瞬ビクってなっちゃうよなあ。
水玉を使ってすべて同化して自分自身すら消滅させたかった彌生さん。怖いものと一緒になることでそれを克服しようとしていた(というよりその恐怖を抱える自分から脱出する感じ?)彌生さん。水玉を髪の毛にくっつけて、何かに怯えたような、それでも凛とした目でレセプションパーティに出ている黒髪の若い日本人女性アーティストは、ものすごくキュートでした。怖いものをおそれることで生命力が溢れてた。それを乗り越えてしまったあとの彌生さんは、怖かったものを逆に飲み込んでしまったんだねえ…。それであんな世界に行きついちゃったのか。
松本に縁があると、比較的彌生さんに触れる機会が多くて、ずっとあの赤いおかっぱのイメージだったけど、瑞々しい彌生さん、かわいかったなあ。